乳幼児・児童の心理臨床('07) シラバス
主任講師
滝口 俊子 (放送大学教授)
講義概要
人生の基盤となる乳幼児期・児童期に関する心理臨床の理論と実際を紹介する。親・親代理者、保育・教育に関わる人、地域社会の関係者、心理臨床を目差す学生など、子どもに関心のある多くの方々と、人間の成長発達の基盤である乳幼児期・児童期について考え合いたい。全ての回の講師は、子どもに関わる心理臨床の第一人者である。
授業の目標
乳幼児・児童の心理臨床の理論と実際を学び、子どもたちの健やかな成長に寄与する。
| 回 |
テーマ |
内容 |
執筆担当講師名
(所属・職名) |
放送担当講師名
(所属・職名) |
| 1 |
子どもの心理臨床の基盤 |
京都大学名誉教授河合隼雄先生をゲストにお迎えし、子どもの心理臨床の基盤であるクライエントと臨床家との関係性の理解を深めることを目差す。 |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
| 2 |
成長と発達の臨床理論 |
子どもと臨床場面で接するために必要な、発達的な視点をもった代表的な臨床理論を紹介する。 |
妙木 浩之 (東京国際大学教授) |
妙木 浩之 (東京国際大学教授) |
| 3 |
子どものアセスメントの理論と実際 |
アセスメントの方法である、行動観察、面接、心理検査等を概観する。また実施上の留意点、目的に添った検査の選択、組み合わせ、医学的診断情報の活用、投影法的質問の仕方についても紹介する。 |
藤掛 明 (聖学院大学講師) |
藤掛 明 (聖学院大学講師) |
| 4 |
遊戯療法の理論と実際 |
遊戯療法(プレイセラピー)についての理論と、実際上の留意点について概説する。 |
妙木 浩之 (東京国際大学教授) |
妙木 浩之 (東京国際大学教授) |
| 5 |
箱庭療法の理論と実際 |
岡田康伸教授をお訪ねして、我が国の心理臨床において効果を上げている箱庭療法について、紹介する。 |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
| 6 |
コラージュ療法の理論と実際 |
放送大学准教授佐藤仁美氏をゲストに、コラージュ療法の我が国における発展・工夫、現場での活用法を紹介する。 |
同上 |
同上 |
| 7 |
動作法の理論と実際 |
鶴光代教授をゲストに、動作法の理論と実際、子どもへの適用について、紹介する。 |
同上 |
同上 |
| 8 |
不登校の心理臨床 |
不登校の子どもたちへの新たなアプローチとして、従来の相談室モデルに基づく心理臨床に加えて、地域援助モデルに基づく訪問カウンセリングの可能性を探る。ゲストに京都文教大学准教授香川克氏を迎える。 |
高石 浩一 (京都文教大学教授) |
高石 浩一 (京都文教大学教授) |
| 9 |
保護者・関係者との関わり |
専修大学教授吉田弘道氏をゲストに、乳幼児・児童の心理臨床において重要な保護者・関係者との関わりについて紹介する。 |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
| 10 |
赤ちゃんと家族の出会いの心理臨床 |
赤ちゃんのこころを育み、家族の発達を支える心理臨床について紹介する。 |
橋本 洋子 (山王教育研究所スタッフ) |
橋本 洋子 (山王教育研究所スタッフ) |
| 11 |
地域における子育て支援 |
福岡市の大学の生涯学習施設「みんな塾」における、心理臨床と保育をマッチした支援活動の展開を紹介する。 |
一ノ瀬 節子 (筑紫女学園大学教授) |
一ノ瀬 節子 (筑紫女学園大学教授) |
| 12 |
児童養護施設における心理臨床 |
昨今増加している被虐待児を多数受け入れるようになって、児童養護施設は従来の生活支援に加えて、虐待治療の心理臨床機能を併せ持つ必要性が高まってきている。組織の中で、また生活の場で心理臨床をいかに行うか、原理的な面からその実際までを学習する。 |
高石 浩一 (京都文教大学教授 |
高石 浩一 (京都文教大学教授 |
| 13 |
スクールカウンセリング |
東京都のスクールカウンセラー坂倉重雄氏をゲストに、教育現場における心理臨床であるスクールカウンセリング活動と課題について紹介する。 |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
滝口 俊子 (放送大学教授) |
| 14 |
保育カウンセリング |
福岡市の保育カウンセラー村山尚子氏をゲストに、子どもが育つ基礎である乳幼児期に関わる保育カウンセリングの実際について紹介する。 |
同上 |
同上 |
| 15 |
たましいの働き |
河合隼雄先生をお訪ねし、児童文学・音楽・絵画・映画など心理臨床の周辺に視野を拡げ、たましいの働きに目を向ける。 |
同上 |
同上 |
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