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精神医学特論('16)

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主任講師
石丸 昌彦 (放送大学教授)
広瀬 宏之 (横須賀市療育相談センター所長)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(金曜)14時30分~15時15分

講義概要

精神医学は、頭や心の働きの変調や障害に関する知識の集大成であり、精神疾患の診断や治療のあり方を検討する深くて広い学問である。本科目は臨床心理士養成コース大学院の科目であるので、専門的な医学的な知識がなくとも理解できるよう工夫がなされている。今日見られる代表的な疾患を広くとりあげて事例をあげながら解説し、診断ばかりでなく治療の基本的な流れを理解することを目ざす。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
生活健康科学プログラム
臨床心理学プログラム
科目コード
8910707
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成28年度 第2学期:平成29年1月20日(金曜)6時限(15時35分~16時25分)
平成29年度 第1学期:平成29年7月22日(土曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)83.3点
備考
「精神医学特論('10)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

主な精神疾患について、症状・経過・診断・治療など基本的なことがらを正しく理解習得する。そのことを通じて、精神障害をもつ人々がどんな困難を抱えているかを知るとともに、適切な援助を行うにはどうすればよいか具体的に工夫できる力を養う。また、医学・医療や心理臨床において精神医学が担っている役割を理解し、今日の社会におけるメンタルヘルスの課題や将来展望を自ら考える姿勢を身につける。

履修上の留意点

あらかじめ学んでおく科目として特に指定するものはないが、日頃から健康や医学の問題に関心を持ち、家庭医学書や新聞・書籍などを通じて心身の健康についての基礎知識を養っておくことが望ましい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 精神医学とは何か 医学において精神医学の占める位置を確認し、精神医学の簡単な歴史と現状について展望する。精神症状を把握するための面接法、臨床検査法、診断法の概略、および治療の基本的な考え方を学ぶ。

【キーワード】
精神医学、身体主義と心理主義、診断基準、DSM-5、ICD-10
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
2 統合失調症(1) かつて精神分裂病と呼ばれていた統合失調症は、現在でも精神医療の大きな課題である。その概念、疫学、症状、診断基準、成因仮説、最近の動向などについて学ぶ。

【キーワード】
統合失調症、陽性症状、陰性症状、ドーパミン仮説
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
3 統合失調症(2) 統合失調症の治療法すなわち、薬物療法、精神療法、作業療法、SSTなどについて述べる。抗精神病薬の作用・副作用と使用の意義を理解するとともに、疾患の特徴を踏まえた援助のあり方について考える。

【キーワード】
抗精神病薬、アドヒアランス、作業療法、SST(生活技能訓練)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
4 気分の障害(1) 従来の診断名ではうつ病・躁うつ病と呼ばれた気分の障害をとりあげ、その疫学、症状、推定されている成因などについて学ぶ。特にうつ病は有病率が高く、今日の精神医療において最も重要なテーマのひとつである。

【キーワード】
気分の障害、うつ病、双極性障害
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
5 気分の障害(2) 気分の障害(うつ病と双極性障害)の治療における薬物療法と精神療法の役割を学ぶ。抗うつ薬・気分安定薬など主な治療薬の特徴と注意点、精神療法の基本原則のほか、電気ショック療法や認知療法などについても知る。

【キーワード】
抗うつ薬、気分安定薬、認知行動療法、電気けいれん療法
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
6 不安障害と強迫性障害 従来の診断名では神経症と呼ばれた疾患群のうち、不安障害と強迫性障害をとりあげ、分類、症状、経過、治療法などを述べる。恐怖症、パニック障害、強迫性障害などが含まれる。

【キーワード】
神経症、不安障害、恐怖症、パニック障害、強迫性障害
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
7 ストレス関連障害と解離性障害 第6章に続き、かつて神経症と呼ばれた疾患群と関連事項について学ぶ。本章ではヒステリー、適応障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、ストレスと関連の深い障害について詳しく学ぶ。

【キーワード】
適応障害、ストレス障害、PTSD、解離性障害、転換性障害
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
8 身体疾患による精神障害 身体疾患にともなって生じる精神障害は、精神医学の扱うきわめて重要なテーマである。代表例を通じてその特徴を学び、精神医学における意義を考える。てんかん・睡眠障害についても簡単に言及する。

【キーワード】
器質性精神病、症状性精神病、せん妄、てんかん
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
9 発達障害、小児期の心身症と精神疾患 小児期に明らかとなる発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如多動症)、および小児期の精神疾患や心身症について述べる。これらの障害や疾病は今日注目を集めており、正しく理解することが必要である。

【キーワード】
発達障害、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症(ADHD)
広瀬 宏之
(横須賀市療育相談センター所長)
広瀬 宏之
(横須賀市療育相談センター所長)
10 思春期・青年期の精神障害 思春期・青年期にはさまざまな精神障害が発症・顕在化する。その中で特にこの時期に特徴的な疾患としてパーソナリティ障害と摂食障害をとりあげ、概念、症状、診断、治療などについて学ぶ。

【キーワード】
パーソナリティ障害、摂食障害、神経性無食欲症、神経性過食症、過食性障害
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
11 壮年期の精神障害 壮年期の精神障害は、職場や家庭での社会的役割やストレスと関連するものが多い。本章では心身症とアルコール依存症をとりあげ、その概念や症状について学びつつ今日の現状を展望する。

【キーワード】
ストレス、心身症、アルコール依存症、覚醒剤精神病
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
12 老年期の精神障害 わが国に到来しつつある超高齢社会では、高齢者の心の健康はきわめて重要な課題である。本章では老年期認知症を中心に、老年期の精神疾患の特徴や注意点を学ぶ。

【キーワード】
老年期認知症、BPSD、軽度認知障害(MCI)、老年期のうつ病
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
13 精神科治療(1) 精神科治療薬の種類とその推定される作用機序について述べる。個々の治療薬の特徴を知るとともに、精神科の薬物療法において注意すべき点を学ぶ。薬物療法があわせもつ心理的な効果についても十分に理解する。

【キーワード】
向精神薬、アドヒアランス、プラセボ効果、臨床試験、神経伝達物質
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
14 精神科治療(2) 精神科面接の基本的な進め方について学び、面接構造がもつ治療効果について理解する。また、代表的な心理・精神療法のあらましを知り、その有効性や適用範囲について考える。

【キーワード】
精神科面接、病歴、心理教育、理解と支持
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
15 日本の精神医療の現状 日本の精神医療の現状を行政・法律や社会意識の面から検討する。特に、本人の同意なしに治療を行う場合の人権保護の問題や、精神障害者の社会復帰を支える援助のあり方に焦点を当てる。

【キーワード】
精神病者監護法、精神衛生法、精神保健福祉法、強制入院、社会復帰
石丸 昌彦
(放送大学教授)
石丸 昌彦
(放送大学教授)
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