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学校臨床心理学・地域援助特論('15)

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主任講師
倉光 修 (放送大学教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(金曜)16時45分~17時30分
第2学期:(木曜)0時00分~0時45分

講義概要

今日、学校の中に臨床心理学の知識と技能を持ったカウンセラーがいて、心理的問題に苦しむ子どもたちやその保護者、あるいは子どもに関わる教職員、さらには地域の人々に対して、さまざまな地域援助活動を行っていることは、多くの市民によく知られるようになった。この事業は、1995年に、文部省(当時)によって公立中学校に臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーが派遣されて以来、飛躍的に発展し、現在では幼稚園から大学まで一貫したシステムへと広がっている。
臨床心理士は、スクールカウンセリング以外にもさまざまな地域援助を行っているが、ここではそれらについても触れ、こうした心理臨床活動の現状と課題について、広く実際に即した形で学ぶ。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成27年度
科目区分
人間発達科学プログラム
臨床心理学プログラム
科目コード
8950601
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月22日(土曜)2時限(10時25分~11時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月19日(金曜)3時限(11時35分~12時25分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)79.3点
(平成28年度 第2学期)77.7点
備考
 
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授業の目標

スクールカウンセリングなど学校や地域における心理臨床活動の実際について学ぶ。

履修上の留意点

この科目では、プレイセラピーやカウンセリングの実際を紹介するために模擬事例を提示する。しかし、これらの事例は数多くの臨床経験に基づいて創作されたものであり、テキストや映像からクライエント(子どもや保護者)を特定しようと憶測しないでいただきたい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 学校臨床心理学・地域援助の照射領域 学校臨床心理学・地域援助論でカバーする領域全体を俯瞰して論じる。

【キーワード】
臨床心理士、臨床心理的地域援助、心理的問題
倉光 修
(放送大学教授)
倉光 修
(放送大学教授)
ゲスト:白間 竜一郎(文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ・青少年企画課長)
2 小学校でのスクールカウンセリング 小学校でのスクールカウンセラーの活動を、紙芝居によるストレスマネジメント教育、動作法などを含めて紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
児童理解、予防啓発、ストレスマネジメント教育、保護者支援、教職員との協働
坂上 頼子
(小学校スクールカウンセラー、保育カウンセラー)
倉光 修
(放送大学教授)
坂上 頼子
(小学校スクールカウンセラー、保育カウンセラー)
3 中学校でのスクールカウンセリングⅠ
不登校
中学校でのスクールカウンセラーの活動を、不登校を呈している子どもとのやりとり(模擬事例)を通して紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
不登校、連携、ケース会議
倉光 修
(放送大学教授)
倉光 修
(放送大学教授)
ゲスト:良原 惠子(中学校スクールカウンセラー)
4 中学校でのスクールカウンセリングⅡ
いじめ・非行
中学校でのスクールカウンセラーの活動を、いじめや非行を呈している子どもや周辺の子どもとのやりとり(模擬事例)を通して紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
いじめ、非行、連携、ケース会議
倉光 修
(放送大学教授)
倉光 修
(放送大学教授)
ゲスト:良原 惠子(中学校スクールカウンセラー)
5 高等学校でのスクールカウンセリング 高校でのスクールカウンセラーの活動を、自傷行為を呈している子どもとのやりとり(模擬事例)を通して紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
自傷行為、リストカット、依存症
倉光 修
(放送大学教授)
倉光 修
(放送大学教授)
ゲスト:近森 聡(高校スクールカウンセラー、関西大学学生相談・支援センターコーディネーター)
6 大学での学生相談Ⅰ
不登校・ひきこもり
大学で学生相談を行っているカウンセラーの活動を、不登校・ひきこもりを呈している学生とのやりとり(模擬事例)を通して紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
不登校、ひきこもり、危機介入、箱庭療法
中島 正雄
(東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授)
中島 正雄
(東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授)
倉光 修
(放送大学教授)
7 大学での学生相談Ⅱ
自閉症スペクトラム障害とアカデミックハラスメント
大学で学生相談を行っているカウンセラーの活動を、自閉症スペクトラム障害をかかえる学生やハラスメントを受けそうになった学生とのやりとり(模擬事例)を通して紹介し、その特徴を論じる。

【キーワード】
自閉症スペクトラム障害、アカデミックハラスメント、セクシュアルハラスメント
中島 正雄
(東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授)
中島 正雄
(東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授)
倉光 修
(放送大学教授)
8 保護者に対する面接 スクールカウンセラーが保護者と面接する際には、児童生徒のこころの問題に関する親としての対応を話し合う「コンサルテーション」としての性質を持つ場合が多い。一方で、保護者が子育てや家族関係の中で抱く悩みに焦点をあてた「カウンセリング」としての色彩を帯びることも少なくない。こうした二面性を持つ保護者との面接について取り上げる。

【キーワード】
保護者支援、親役割、育児不安、原家族
香川 克
(京都文教大学教授)
香川 克
(京都文教大学教授)
9 教職員に対するコンサルテーション スクールカウンセラーは、クラス担任・養護教諭・スクールソーシャルワーカー・特別支援教育担当教諭・管理職など、さまざまな教職員とのコンサルテーションをおこなっている。ここでは、そのようなコンサルテーションの際に留意する点について論じる。

【キーワード】
校務分掌、校内会議、協働関係、コンサルテーション
香川 克
(京都文教大学教授)
香川 克
(京都文教大学教授)
10 海外のスクールカウンセリング スクールカウンセリングや大学の学生相談は、諸外国でもさまざまな形でなされている。ここでは、それらを紹介しながら、我が国のスクールカウンセリングのあり方について考える。

【キーワード】
国際比較、学校コミュニティ、リーダーシップ
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
11 コミュニティ心理学Ⅰ
方法
近年、伝統的な個人心理療法からコミュニティで活動する臨床心理士の活動が活発化してきた。コミュニティ心理学では、危機介入、コンサルテーション、コラボレーションといった方法を重視する。本章ではそれらについて理解を深める。

【キーワード】
危機介入、コンサルテーション、コラボレーション
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
12 コミュニティ心理学Ⅱ
基本概念と歴史
近年、伝統的な個人心理療法からコミュニティで活動する臨床心理士の活動が活発化してきた。コミュニティ心理学では、環境の持つ影響力を重視し、組織的な視点を持つことや、コミュニティ在住の非専門家との協働、予防成長促進を重視する。本章では、それらを理解するための基本概念やそれらの背景にあるコミュニティ心理学の歴史について扱う。

【キーワード】
生態学的理解、非専門家、プログラム評価
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
13 緊急支援 災害や事件などが起こったとき、臨床心理士の行う緊急支援は、近年その有用性が高く評価されるようになってきた。ここでは、東日本大震災や阪神大震災などでの心理臨床活動を踏まえて臨床心理士の地域援助について論じる。

【キーワード】
サイコロジカル・ファーストエイド、トラウマ・ストレスマネジメント、心理アセスメント、喪の過程
佐々木 誠
(岩手大学特任准教授)
佐々木 誠
(岩手大学特任准教授)
倉光 修
(放送大学教授)
ゲスト:三浦 光子(いわてこどもケアセンター主任臨床心理士)
14 子育て支援・保育支援のコミュニティアプローチ 子育て支援・保育カウンセリングにおける地域援助

【キーワード】
子育て支援、保育カウンセリング、地域援助、コラボレーション
坂上 頼子
(小学校スクールカウンセラー、保育カウンセラー)
坂上 頼子
(小学校スクールカウンセラー、保育カウンセラー)
倉光 修
(放送大学教授)
15 心理教育 地域援助に重要な予防という視点から学校における心理教育・予防教育について論じる。

【キーワード】
心理教育、予防教育、一次予防
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
伊藤 亜矢子
(お茶の水女子大学准教授)
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