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疾病・臨床病態概論('17)

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主任講師
小川 薫 (順天堂大学教授)
放送メディア
オンライン
配信期間(平成29年度)
第2学期:平成29(2017)年10月5日~平成30(2018)年2月28日

講義概要

看護師の特定行為研修制度の対応科目のひとつであり、指定の以下の内容を含むものとする。

主要疾患(5疾病)の臨床診断・治療を学ぶ。
1.5疾病の病態と臨床診断・治療の概論
悪性腫瘍/脳血管障害/急性心筋梗塞/糖尿病/精神疾患
2.その他の主要疾患の病態と臨床診断・治療の概論
循環器系/呼吸器系/消化器系/腎泌尿器系/内分泌・代謝系/免疫・膠原病系/血液・リンパ系/神経系/小児科/産婦人科/精神系/運動器系/感覚器系/感染症/その他

年齢や状況に応じた臨床診断・治療(小児、高齢者、救急医学等)を学ぶ。
1.小児の臨床診断・治療の特性と演習
2.高齢者の臨床診断・治療の特性と演習
3.救急医療の臨床診断・治療の特性と演習
4.在宅医療の臨床診断・治療の特性と演習
※詳しくはシラバス

開設年度
平成29年度 ※第2学期開設
科目区分
生活健康科学プログラム
科目コード
6910050
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
 
 
単位認定試験
平均点
 
 
備考
 
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授業の到達目標

・代表的な疾患に関わる臓器の機能異常を説明できる。
・代表的な疾患の病態や全身に及ぼす影響を説明できる。
・代表的な疾患の病態の発症と治療について説明できる。
・多様な臨床場面において重要な病態の変化や疾患を包括的にいち早くアセスメントできる。
・多様な臨床場面において必要な治療を理解し、ケアを導くことができる。

成績評価の方法

成績評価と単位認定は、ディスカッション、レポート、小テストを含む演習(16%)、小テスト(44%)、および最終テスト(40%)の評価により行う。なお、最終テストを受験するには演習課題をすべて提出する必要がある。インターネットによる受講環境があれば、自宅などでもテスト受験、単位取得が可能である。
※オンライン上の学習で評価します。放送授業と異なり、通信指導や学習センターにおける単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。

履修上の留意点

特定行為研修制度の受講対象者であることを前提とする。この科目を履修するにあたっては「臨床病態生理学特論」および「フィジカルアセスメント特論」を既に習得しているか同時に履修する必要がある。さらに「臨床推論」の同時履修を必要とする。
※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ホームページをご参照ください。

シラバス

テーマ 内容 担当講師名
(所属・職名)
1 悪性腫瘍 がんの疫学と社会的側面について理解する。
がんの画像診断と病理診断の概略を学ぶ。
殺細胞抗がん薬、分子標的薬を用いた化学療法について理解する。
抗がん薬の支持療法と副作用対策を学ぶ。
がん外科治療と放射線治療の概略を学ぶ。
臓器別(血液系、消化器系、呼吸器系、乳腺、泌尿器系、など)のがん治療の特徴について理解する。

【キーワード】
がん、化学療法、放射線療法、抗がん薬
前川 博
(順天堂大学先任准教授)
2 脳血管疾患 脳血管障害は脳血管の閉塞または破綻により発症する脳障害で、3大死因のひとつであり、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があることを理解する。
脳血管、脳循環の特徴について学ぶ。
原因となる疾患、血栓、塞栓、脳動脈瘤、動静脈奇形、などの特徴について理解する。
手術やコイル・ステントを用いた血管内治療について学ぶ。

【キーワード】
意識障害、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
小川 薫
(順天堂大学教授)
3 心筋梗塞 心筋梗塞は冠動脈の血流障害(虚血)によって発症する心筋壊死であり、3大死因のひとつで最近増加傾向にあることを理解する。
心臓の構造と機能を理解したうえで、心筋梗塞の症状、診断、合併症、薬物治療、などについて学ぶ。
原因となる疾患、動脈硬化、血栓、などの特徴について理解する。
手術やステントを用いた血管内治療について学ぶ。

【キーワード】
狭心症、心筋梗塞、冠動脈、心不全
戸叶 隆司
(順天堂大学先任准教授)
4 糖尿病 糖尿病の成因と診断について学ぶ。
インスリン分泌機序と作用機序を理解する。
インスリン抵抗性と生活習慣病について学ぶ。
糖尿病の食事療法と運動療法を理解する。
糖尿病の薬物療法の特徴を学ぶ。
糖尿病の合併症について整理し、おのおのの病変の特徴を学ぶ。

【キーワード】
栄養、糖代謝、インスリン、インスリン抵抗性、合併症
小川 薫
(順天堂大学教授)
5 精神疾患
精神系疾患
神経系疾患
精神障害の診断と疾病分類を理解する。
精神疾患の臨床病態を理解する。
精神系疾患の臨床病態を理解する。
気分障害(感情障害)の診断と治療を学ぶ。
認知症の症状と病態について学ぶ。
中枢神経、末梢神経、など神経系の構造と働きを理解する。
運動系、感覚系、大脳皮質の3つに分けて、脳・神経系の症状を考える。
多岐にわたる神経障害を整理し、おのおのの病変の特徴を学ぶ。

【キーワード】
うつ病、統合失調病、パーキンソン病、認知症
桐野 衛二
(順天堂大学教授)
6 循環器疾患 循環の原則、血管の各部位の機能について解説したうえで、心臓の構造を理解し、循環器疾患の主要な症状を学ぶ。
循環器疾患の検査として重要な心電図、心エコーを理解する。
先天性、後天性心疾患の主要な病態について学ぶ。
血圧のメカニズムを学び、血圧の異常による疾患について学ぶ。
動脈、静脈などの血管の疾患について理解する。

【キーワード】
不整脈、血圧のメカニズム、高血圧、右心不全、左心不全、弁膜症
戸叶 隆司
(順天堂大学先任准教授)
7 消化器疾患
呼吸器疾患
感染症
消化器の構造と機能の概要を理解する。
消化器疾患の病状と病態生理を把握する。
肺の構造を理解し、呼吸機能の仕組みを学ぶ。
呼吸機能の障害による頻度の高い症状について理解する。
感染症の発生機序の概略を理解する。
主な疾病ごとに特徴的な症状があり、その診断基準、必要な検査、患者指導のポイントを学ぶ。

【キーワード】
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肝炎、胆石症、膵炎、炎症性腸疾患、胃癌、肝癌、胆嚢癌、大腸癌、閉塞性換気障害、拘束性換気障害、呼吸不全、気管支喘息、肺炎
小川 薫
(順天堂大学教授)
8 産婦人科疾患 子宮、卵巣の構造と機能の概要を理解する。
産婦人科疾患の病状と病態生理を把握する。
妊娠、出産の概要を理解する。
主な疾病ごとに特徴的な症状があり、その診断基準、必要な検査、患者指導のポイントを学ぶ。

【キーワード】
子宮、卵巣、妊娠、不妊症、月経、ホルモン
中井 章人
(日本医科大学教授)
9 小児科疾患
運動器疾患
感覚器疾患
小児科疾患の臨床病態を理解する。
運動器・感覚器の構造と機能の概要を理解する。
運動器・感覚器疾患の病状と病態生理を把握する。
主な疾病ごとに特徴的な症状があり、その診断基準、必要な検査、患者指導のポイントを学ぶ。

【キーワード】
成長、発達、遺伝、骨、筋肉、骨折、骨粗鬆症、眼、白内障、皮膚、皮膚炎、耳、中耳炎
奈倉 道明
(埼玉医科大学総合医療センター講師)
小川 薫
(順天堂大学教授)
10 免疫・膠原病
血液疾患
腎・泌尿器疾患
免疫システムを理解し、獲得免疫で中心的役割を担っているリンパ球の働きを理解する。
アレルギー疾患の発生機序の概略を理解する。
代表的な自己免疫疾患である膠原病に含まれる病気のそれぞれの病態生理を理解する。
免疫不全症の種類と概要を説明できる。
貧血、感染、など血液疾患の主要な症状について学ぶ。
白血球疾患、赤血球疾患の臨床的特長を理解する。
腎臓の構造と機能の概要を理解する。
腎疾患の病状と病態生理を把握する。
主な疾病ごとに特徴的な症状があり、その診断基準、必要な検査、患者指導のポイントを学ぶ。

【キーワード】
免疫異常、アレルギー、膠原病、貧血、白血病、悪性リンパ腫、腎、腎不全、腎炎
小川 薫
(順天堂大学教授)
11 内分泌疾患 内分泌の役割や、関連臓器の構造と機能の概要を理解する。
内分泌疾患の病状と病態生理を正確に把握する。
主な内分泌疾病について、その概要が述べられる。
主な疾病ごとに、特徴的な症状、診断基準、検査、患者指導のポイントが説明できる。

【キーワード】
ホルモン、甲状腺、下垂体、副腎、フィードバック機構
清水 一雄
(日本医科大学名誉教授)
12 小児の臨床診断・治療の特性 小児期の特徴的な症状(発熱・咳嗽、腹痛・嘔吐、けいれん)における診断、治療について学び、事例に基づいて演習する。

【キーワード】
小児、症状、臨床診断、治療、演習
奈倉 道明
(埼玉医科大学総合医療センター講師)
13 高齢者の臨床診断・治療の特性 高齢者の身体的特徴について理解し、老年期における発達課題を学ぶ。
高齢者の特異的な疾患の症状、診断、治療について学び、演習する。

【キーワード】
高齢者、臨床診断、治療、演習
梁 広石
(順天堂大学准教授)
14 救急医療の臨床診断・治療の特性 救急医療の定義、仕組み、救急医療システム、搬送システムについて理解する。
初期治療のフィジカルアセスメント、トリアージ、緊急度判定、重症度判定について学び、演習する。

【キーワード】
救急救命、臨床診断、治療、演習
山田 京志
(順天堂大学助教)
ゲスト:川原 千香子(愛知医科大学講師)
15 在宅医療の臨床診断・治療の特性 在宅医療は療養者と家族が暮らす生活の場でおこなわれる。この在宅医療の特徴を踏まえ、在宅の視点となる本人・家族・環境のアセスメントを学び、訪問看護の特徴について学び、演習する。

【キーワード】
在宅医療、訪問医療、臨床診断、治療、演習
平原 佐斗司
(東京ふれあい医療生活協同組合梶原診療所在宅ケアセンター長)
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