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情報社会のユニバーサルデザイン('14)

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主任講師
広瀬 洋子 (放送大学教授)
関根 千佳 (同志社大学客員教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(火曜)11時15分~12時00分
第2学期:(土曜)20時45分~21時30分

講義概要

人間が生きていく上で、社会との接点を確保することは非常に重要である。しかし、現代社会においては、多様なニーズを持つ人々が、情報、教育、放送メディア、社会活動などに「アクセス」することは、困難な場合もまだある。この講義では、情報や教育のアクセシビリティを中心に、国内外の状況、支援技術やユニバーサルデザインの状況を理解し、高齢化、情報化の進む21世紀における人間と情報の在り方について考える。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成26年度
科目区分
コース科目(情報コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(情報コース)
〔2008年度以前〕専門科目(情報コース)
科目コード
1570072
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月25日(火曜)6時限(15時35分~16時25分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月24日(水曜)8時限(17時55分~18時45分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)78.2点
(平成28年度 第2学期)81.2点
備考
 
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授業の目標

・ユニバーサルデザインやアクセシビリティの概念と世界的な流れを把握し、企業や社会活動において、多様なユーザーのニーズを考慮した情報発信やユーザー支援が行えるようになる。
・グローバルな観点から、人間の多様性と、今後の情報社会の在り方について自分の意見を持つようになる。

履修上の留意点

インターネット接続が可能であること。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 アクセシビリティおよびユニバーサルデザインとは 全体の説明
アクセシビリティ、およびユニバーサルデザインの定義、概要、歴史的背景、分類について説明する。「アクセシビリティ」という概念の誕生や、モノ・人間をとりまく環境・メディア環境の変化、および社会・文化・歴史的背景について解説する。 ユニバーサルにデザインという考え方・社会の在り方を強調

【キーワード】
アクセシビリティおよびユニバーサルデザインの定義
広瀬 洋子
(放送大学教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
2 ユニバーサルデザインを支える概念 ユニバーサルデザインに関連するノーマライゼーション、インクルージョン、デザインフォーオールなどの概念の整理と、国内外におけるその流れについて解説する。ユニバーサルデザインの主要な要素であるアクセシビリティとユーザビリティとの概念整理を行う。

【キーワード】
ユニバーサルデザイン関連概念の整理
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
3 ユニバーサルデザインのまち・もの・サービス アクセシビリティは、情報のみならず、建築・公共交通といったハード部分でも重要な概念であり、かつ公共サービス・公民権行使・教育体制・放送メディアなどのソフトやサービス部分においても重要である。ここではその広がりとカバーする範囲について解説する。

【キーワード】
ハードウェアのアクセシビリティ、ソフトやサービスのアクセシビリティ
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
ゲスト:川内 美彦(東洋大学教授)
4 アクセシビリティやユニバーサルデザインに関する条約・法律・国際標準 国連の障害者権利条約、各国の法律、国際標準などにおいて、アクセシビリティがどのように扱われ、確保されているかを解説する。

【キーワード】
障害者権利条約、リハビリテーション法、ISO、JIS
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
ゲスト:長瀬 修(立命館大学教授)
5 ユーザー理解(障害者) アクセシビリティやユニバーサルデザインを理解するためには、ユーザーが具体的に どのような問題を抱えているかを知る必要がある。 ここでは、障害の特性と問題点を中心に解説する。

【キーワード】
ユーザー理解、障害学、ダイバーシティ
近藤 武夫
(東京大学准教授)
近藤 武夫
(東京大学准教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
6 ユーザー理解(高齢者) アクセシビリティやユニバーサルデザインを理解するためには、ユーザーが具体的に どのような問題を抱えているかを知る必要がある。 ここでは、高齢者の問題点を中心に解説する。

【キーワード】
ユーザー経験、ジェロントロジー、加齢変化
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
7 ICTのアクセシビリティ コンピュータ、モバイル機器、オフィス機器、家電、公共端末などの様々なICTデバイスは、多様な人の利用を考慮し、アクセシブルに作られるべきものである。ここでは機器やサービスのアクセシビリティを中心に解説する。

【キーワード】
ICTアクセシビリティ、デジタルデバイド
近藤 武夫
(東京大学准教授)
近藤 武夫
(東京大学准教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
8 情報のアクセシビリティとその確保 IT機器やWebサイト、広報物や駅のサイン計画にいたるまで、社会にあふれる「情報」に対し、どのようにアクセシビリティを確保し、確実に伝えるべきなのか、概観する。また、アクセシビリティの向上のために、企業や自治体がどのように取り組んでいるか、実例を挙げて解説する。

【キーワード】
情報のアクセシビリティ、ユーザー経験、Webアクセシビリティ
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
9 Webアクセシビリティ概要 Webサイトのアクセシビリティを確保するために必要な、ユーザーの多様性に関する知識と、スクリーンリーダーなどの支援技術についての基礎知識を解説する。また国内外の法律や標準化動向、および、その基盤となる技術や自治体等における改善プロセスについて説明を行う。

【キーワード】
Webアクセシビリティ、スクリーンリーダー、X8341
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
榊原 直樹
(清泉女学院大学専任講師)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
10 高等教育におけるユニバーサルデザイン 世界的に、社会があらゆる人々に教育の機会を提供する努力が広がりつつある。あらゆる事が刻々と変化する現代において、多様な人々が人生のあらゆるステージにおいて高等教育で学ぶことを求めている。前半では、障害者の高等教育について、米国・英国・EU・日本の状況について焦点をあてる。後半は高齢者の学びに関する新しい動きを紹介する。

【キーワード】
高等教育、ユニバーサルデザイン、障害者支援、米国、EU、高齢者
広瀬 洋子
(放送大学教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
11 教育のアクセシビリティにおける合理的配慮 ICTや人的支援を活用することは、多様な学生が学びの場に参加するためには不可欠なものとなるケースがある。こうした配慮は、莫大にコストがかかったり、配慮の提供により他の学生に極端に不利に働くなど、度を超えたものとならない範囲(合理的な範囲)で、提供する義務があることが国際的に定められつつある。教育での合理的配慮とは何か、試験や教室での配慮の実例を題材として紹介する。

【キーワード】
教育のアクセシビリティ、合理的配慮
近藤 武夫
(東京大学准教授)
近藤 武夫
(東京大学准教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
12 遠隔教育のアクセシビリティ eラーニングを使った教育は、地域や通学範囲といった物理的な制約のみならず、病院や家庭から療養中などの理由で離れることができない学生にもメリットをもたらす。ここでは、英国のオープンユニバーシティを中心に、遠隔教育におけるアクセシビリティの事例とそこで用いられている解決策について解説する。放送大学のアクセシビリティについても紹介する。

【キーワード】
遠隔教育、e-ラーニング、英国オープンユニバーシティ、放送大学
広瀬 洋子
(放送大学教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
13 放送メディアのアクセシビリティ 欧米ではテレビやビデオ、ラジオやインターネット放送において、字幕や音声解説が義務付けられ、多様な人がリアルタイムに情報にアクセスできるようになっている。日本でもその動きは加速している。字幕はテキストがあれば、映像資料の検索や外国語への変換なども簡単にでき、今後その重要性は増していくだろう。本章では、その仕組みや技術、カバーする法律や制度について、社会歴史的背景も交えて解説する。

【キーワード】
字幕、音声解説、デコーダ法、CVAA、音声認識技術
広瀬 洋子
(放送大学教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
14 図書のアクセシビリティ 図書(書籍や教科書なども含む印刷物)を読む上で求められるアクセシビリティについて解説する。読むことをサポートする対面朗読や拡大図書、録音図書などを取り上げるほか、著作権法についても解説する。電子書籍のアクセシビリティ向上となった事例などを紹介する。

【キーワード】
読むことの権利、Daisy、著作権法、電子書籍アクセシビリティ
近藤 武夫
(東京大学准教授)
近藤 武夫
(東京大学准教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
15 ユニバーサルデザインの未来 世界各国で研究が行われている、触覚や視線入力などの新たなユーザーインターフェースによるアクセシビリティの動向や、高齢者が増える中で、アクセシビリティが今後の企業経営や、社会のあり方に対して果たす大きな役割について解説する。

【キーワード】
次世代ユーザーインターフェース、ジェロントロジー、ソーシャルイノベーション、企業経営とアクセシビリティ
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
関根 千佳
(同志社大学客員教授)
広瀬 洋子
(放送大学教授)
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