授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

Walking with Writers('16)-A Literary Journey around England-

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
井口 篤 (慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン (ナレーター・役者・作家)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(日曜)18時15分~19時00分
第2学期:(火曜)23時15分~24時00分

講義概要

本講義は、イギリス文学に関連の深い場所を訪ね、これらの場所で活躍した作家たちの作品や彼らの生涯について英語で学ぶ「文学散歩」である。具体的には、ドーヴァー、カンタベリ、ケンブリッジ、キングズ・リン、ハワース、湖水地方、シュルーズベリ、オックスフォードなどを舞台として執筆活動をした作家たちが、どのような歴史的文脈において、そしてどのような風景の中で作品を書いたのかについて理解を深めるために、これらの作家たちと関連の深い風景や建物を映像で紹介する。作品の引用、映像のナレーション、そしてインタビューなどにはもちろん英語が使用されるが、使われた英語表現や文法のうち重要なもの、そして注釈が必要な歴史的・文化的内容などに関しては、スタジオでの講義において講師たちが (主として英語で) 説明する。もちろん、発音のポイントなどについても随時解説し、発音練習をする機会を設ける。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
基盤科目(外国語科目)
〔2009年度~2015年度〕 共通科目(外国語科目)
〔2008年度以前〕 共通科目(外国語科目)
科目コード
1420011
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月29日(土曜)2時限(10時25分~11時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月28日(日曜)4時限(13時15分~14時05分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)61.1点
(平成28年度 第2学期)57.4点
備考
CD付
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

この講義は、上級の英語学習者を対象としている。英語学習の中でも、とくにリスニングとリーディングが練習できるように毎回の講義を構成してある。しかしもちろん、単なる語学の教材として、我々に直接関連する現代社会の諸相を素材とするわけではないし、「オーラル・コミュニケーション」の上達そのものを指向するわけでもない。そのような局面がないわけではないが、本教材がむしろ目指すのは、英語学習者にイギリスの歴史や文学の様々な側面に触れてもらうことであり、またそうすることで日常的な語彙・表現のみならず、文学的な知識・内容・表現に対して免疫をつけてもらうことをも目的としている。例えば、湖水地方をテーマとする回においては、ウィリアム・ワーズワスの詩からの短い引用を出発点としながら、ワーズワスの生家を訪れたり、湖水地方の豊かな風景を映像で鑑賞しつつ、その美しさを英語で味わう、といった内容になる。講義の使用言語としては、字幕をのぞいて、極力日本語の使用は少なくし、英語に触れる時間を最大限にする。本講義の受講者は、イングランドでかつて活躍した作家たちの人生や同時代の歴史について英語で学ぶことで、英語という言語の使われ方に関してさらに理解を深めることができるであろう。

履修上の留意点

とくに履修上の制限は設けないが、「英語で読む科学('15))」などは、本科目を受講するにあたって大いに参考になるであろう。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 The Formidable Britons, Remotest of Men:Shakespeare and Catullus Edge towards Dover 講義全体の導入を行うとともに、イングランドをめぐる旅をドーヴァーから始める。シェイクスピアの『リチャードⅡ世』『リア王』、そしてローマ時代の詩人カトゥッルスの詩などを手掛かりとしながら、ドーヴァーという港町がイングランドについてどのようなイメージを喚起してきたかについて考える。

【キーワード】
Dover, the White Cliffs, William Shakespeare, Richard Ⅱ, King Lear, Catullus, Carmina, 'Albion'
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
2 A Holy Blissful Martyr for to Seek:Geoffrey Chaucer Heads for Canterbury ジェフリー・チョーサーが14世紀後半に書いた物語詩『カンタベリ物語』やT.S.エリオットの『大聖堂の殺人』などに導かれ、カンタベリ大聖堂で暗殺されたトマス・ベケットや中世における巡礼について考察する。

【キーワード】
Geoffrey Chaucer, The Canterbury Tales, 'The General Prologue', 'The Reeve's Tale', T. S. Eliot, The Waste Land, Murder in the Cathedral, Monty Python, pilgrimage
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
3 Is There Honey Still for Tea?:Rupert Brooke Reminisces about Cambridge ケンブリッジ郊外の村グランチェスターを心の故郷とする戦争詩人ルパート・ブルックの詩を読む。同時代にケンブリッジの学生であったジークフリード・サスーンの戦争詩にも触れる。

【キーワード】
Cambridge, Grantchester, Rupert Brooke, 'The Soldier', 'The Old Vicarage, Grantchester', Siegfried Sassoon, 'How to Die', 'The General',afternoon tea
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
4 Wounded with Pity and Compassion:Margery Kempe Rocks King's Lynn イギリス東部イースト・アングリアの港町キングズ・リンに立ち寄り、15世紀の神秘主義者マージェリ・ケンプが残した自伝『マージェリ・ケンプの書』を読む。キングズ・リン・ミンスターや波止場で中世のキングズ・リンを想像し、この街でかつて苦悩しながら神を求めた女性の半生に想いを馳せる。

【キーワード】
King's Lynn, Margery Kempe, The Book of Margery Kempe, mysticism, pilgrimage
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
5 The Eternal Rocks Beneath:Emily Brontë Storms Haworth エミリ・ブロンテの幼少時代からの生家であるハワースの牧師館や、彼女が若いころ教えていた寄宿学校を訪ねたり、『嵐が丘』の着想を得たとされるハワースの荒野を散策したりしながら、『嵐が丘』の世界に入っていく。

【キーワード】
Howarth, Southowram, Yorkshire Moors, Emily Brontë, Wuthering Heights, pudding
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
6 I Am Come back to You:Charlotte Brontë Fictionalizes Her Passion ブロンテ姉妹の生家のすぐ向かいにあった教会にまつわる逸話などを紹介しつつ、シャーロット・ブロンテが『ジェーン・エア』に込めた情熱に迫る。

【キーワード】
Howarth, Hartshead, Charlotte Brontë, Jane Eyre, opium
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
7 Beautiful Thou Art, Dear Valley:Wiliam and Dorothy Wordsworth Walk around Grasmere ウィリアム・ワーズワスが一時期住んでいたダヴ・コティッジを訪れたり、湖水地方グラスミアの美しさに触れたりしながら、ウィリアムの詩をいくつか読む。彼の創作活動を支えた妹ドロシーの日記も紹介し、兄妹が湖水地方の自然の中で詩的感性を高めていった様子にも注目する。

【キーワード】
The Lake District, Grasmere, William Wordsworth, 'The Daffodils', 'Home at Grasmere', Dorothy Wordsworth, The Grasmere Journal, Lake District toponymy
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
8 From Bratha Head to Wyndermere:Samuel Taylor Coleridge Creates in Keswick 場所をケズィックに移し、第7回で扱ったワーズワス兄妹とも親交の深かった詩人サミュエル・テイラー・コゥルリッジの作品のうち、とくに湖水地方と関連の深いものを読む。

【キーワード】
The Lake District, Keswick, Derwentwater, Windermere, Samuel Taylor Coleridge, 'Answer to a Child's Question', 'Metrical Feet', 'Christabel, Part Ⅱ', meter
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
9 Oh! That Deep Romantic Chasm:Samuel Taylor Coleridge on Nature and the Supernatural 第8回に引き続き、コゥルリッジの作品をいくつか読む。具体的には評論『文学的自叙伝』『クブラ・カーン』『老水夫の歌』などを取り上げる。

【キーワード】
Samuel Taylor Coleridge, Biographia Literaria, 'Kubla Khan', 'The Rime of the Ancient Mariner', fellwalking
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
10 My Stories Will Be Immortal:Beatrix Potter, Sheep-Farmer and Environmentalist ニア・ソーリーやダーウェント・ウォーターなどを訪ね、ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビット』や『リスのナットキン』を生みだした景観の中を散策する。

【キーワード】
Near Sawrey, Derwentwater, Beatrix Potter, The Tale of Squirrel Nutkin, The Fairy Caravan, Mother Goose riddles
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
11 Ashes under Uricon:A. E. Housman Imagines Roman Shropshire イングランド西部のシュロップシャーにあるローマ遺跡であるロクシターを訪問し、この遺跡について謳った詩人A.E.ハウスマンおよびウィルフレッド・オゥウェンの視線によりそう。

【キーワード】
Shropshire, Uricon (Uriconum, Wroxeter), A Shropshire Lad, Wilfred Owen, 'Uriconium: An Ode', Worcester, Edward Elgar
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
12 The Silences of Stars:T. E. Lawrence's Exploits in Oxford and the Desert 鬼才T. E.ロレンスを育んだオックスフォードを訪ね歩く。ロレンスの生家や彼が大学生活を過ごしたジーザス・コレッジ近辺を逍遥し、後の中東政治に多大な影響を及ぼすことになる「アラビアのロレンス」の若き日の姿をオックスフォードの町並みの中に求める。

【キーワード】
Oxford, Jesus College, T. E. Lawrence('Lawrence of Arabia'), Seven Pillars of Wisdom, Letters, the Oxbridge college system
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
13 All on a Summer Day:Charles Dodgson Goes Boating in Oxford オックスフォード大学クライスト・チャーチの数学講師であったチャールズ・ドッジソン (筆名ルイス・キャロル) が、同僚の娘である少女をモデルに『不思議の国のアリス』を書いた背景に触れながら、キャロルの優れた言語感覚や風刺・ユーモアについて概観する。

【キーワード】
Oxford, Christ Church, Charles Dodgson(Lewis Carroll), Alice's Adventures in Wonderland, Through the Looking-Glass and What Alice Found There, acrostic poems
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
14 They Sailed Away:Voyages with the Masters of Nonsense 第13回に引き続き、ルイス・キャロルの足跡を辿るが、今回はとくに「ナンセンス詩」に焦点を当てる。キャロルの『スナーク狩り』のほか、エドワード・リアの『ふくろうくんとこねこちゃん』も読む。

【キーワード】
Oxford, Lewis Carroll, Nonsense poetry, 'The Hunting of the Snark', Edward Lear, 'The Owl and the Pussy-Cat', calligrams
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
15 The Eternal Note of Sadness:Revisiting Dover with Matthew Arnold ドーヴァー海岸に佇み、詩人マシュー・アーノルドが「ドーヴァー海岸」で描き出した、信仰が失われつつある世界についての理解を深める。ローレンス・スターンの『感傷旅行』を旅の伴侶にして、イングランドとフランスの地理的・心理的近接性について瞑想する。

【キーワード】
Dover, Matthew Arnold, 'Dover Beach', Laurence Sterne, Sentimental Journey, the decline of religion
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
ステュウット・ヴァーナム-アットキン
(ナレーター・役者・作家)
井口篤
(慶應義塾大学准教授)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学