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国際理解のために('13)

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主任講師
高橋 和夫 (放送大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(水曜)16時00分~16時45分
第2学期:(日曜)10時30分~11時15分

講義概要

高校までに世界史を勉強しなかった層を対象とする。国際理解のための基本知識を内容としている。二部構成で第一部は世界の宗教を語る。具体的にはユダヤ教、キリスト教、イスラム教、そしてゾロアスター教を紹介する。こうした宗教のつながりを強調する。さらに、それぞれが、どのような世界観を教え、どのような生活規範を求めているかを論じる。その宗教の信徒に敬意と理解をもって接触できるようにするためである。第二部では、東アジアの国際情勢を紹介する。そして領土問題とは、何なのか、なぜ発生するのか。そうした、領土問題理解の前提となる知識を提供した後に、日本の抱える領土問題について論じる。ここでも、対立する議論の優劣ではなく、どのような主張が展開されているのかを、淡々と述べる。第二部が、全体として世界の中で日本の置かれた地位を理解する背景知識となれば幸いである。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成25年度
科目区分
基盤科目(基盤科目)
〔2009年度~2015年度〕基礎科目
〔2008年度以前〕 共通科目(一般科目)
科目コード
1128299
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)6時限(15時35分~16時25分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月21日(日曜)8時限(17時55分~18時45分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)74.2点
(平成28年度 第2学期)73.2点
備考
 
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授業の目標

国際理解のための基礎知識の習得が目標である。異なる視点を、それぞれの立場から理解する姿勢を学び取る。

履修上の留意点

批判的な目で日ごろから宗教や国際問題の報道に触れていただきたい。この科目の履修後に、隣接の歴史、国際政治などの分野の学習へと進んでいただきたい。特に外国語の習得に力を入れていただきたい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の位置関係 イスラム教は、キリスト教とユダヤ教の延長線上に位置している。キリスト教はユダヤ教を踏まえて誕生した。つまりユダヤ教、キリスト教、イスラム教は兄弟宗教と見ることができる。

【キーワード】
預言者、一神教、旧約聖書、新約聖書、コーラン
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
2 ユダヤ教 ユダヤ教はキリスト教に先行する一神教である。ユダヤ教は、キリスト教やイスラム教と違い宣教の宗教ではない。つまり、他の宗教の信徒をユダヤ教へ改宗させようとはしない。ユダヤ教には、さまざまな戒律がある。どのくらい厳格に戒律を守るかには、個人差がある。

【キーワード】
キリスト教に先行する宗教、シャバト、安息日、コシェル、ユダヤ人迫害、コーファックス
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
3 イスラム教 イスラム世界は、イスラム教一色ではなく多様な宗教の共存するシステムである。イスラム教はアラブ世界を越え世界に広がっている。イスラム教徒の習慣を紹介する。

【キーワード】
経典(聖典)の民、オスマン帝国、ハラール、ハラーム
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
4 光と闇の戦い、ゾロアスター教 ゾロアスター教は、二元論、終末論、救済論を説く。出自や富ではなく、善行の積み重ねによって救済を得られるとの教えは、その後の宗教に大きな影響を与えた。

【キーワード】
アフラ・マズダ、アーリマン、二元論、終末論、救済論、部族神、普遍神、善思・善言・善行
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
5 ペルシア帝国とユダヤ教徒 アケメネス朝ペルシア帝国を建国したキュロス大王は、バビロンに囚われていたユダヤ人を解放した。ユダヤ人はゾロアスター教を信奉する王の支配したペルシア帝国の臣民であった。支配者の宗教から大きな影響を受けた。

【キーワード】
キュロス大王、キュロス革命、バビロン捕囚、ユダヤ教徒の解放、バビロンのユダヤ教徒
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
6 「三博士」の贈り物 ゾロアスター教の研究者は、同教がユダヤ教、キリスト教、イスラム教に影響を与えたと考えている。その具体例として、二元論、終末論、救済論、そして天国や地獄の概念が上げられる。さらにゾロアスター教の影響を仏教にも見る研究者は少なくない。

【キーワード】
サオシュヤント、メシア、メサイア、マフディー救世主、火焔仏、シンクレティズム
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
7 ゾロアスター教的世界の広がり ゾロアスター教徒は、中国に、そして朝鮮半島にも来ていたと推測される。日本にゾロアスター教が伝わっていたかに関しては議論がある。ゾロアスター教は生きた宗教である。インドの同教徒はパールシーと呼ばれ、経済界で大きな役割を担っている。

【キーワード】
祆教、新羅の傭兵、パールシー、タタ
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
8 東アジアの国際情勢/日中関係の構造 東アジア情勢を規定する大きな要因は日中関係である。東アジア情勢の難しさは、日本という経済大国が既に存在する地域で、中国という新たな大国が登場してきたという事実である。二つの大国の関係は通常管理が難しいものである。日中関係に関しては、2 0世紀に両国が戦争を戦ったという負の遺産もあり、さらに難しい。

【キーワード】
近所づきあい、歴史、二つの大国、シルクロード
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
9 領土問題とは何か? テクノロジーの進歩が領土問題を起こりやすくしており、民族主義が領土問題の解決を困難にしている。

【キーワード】
民族主義、テクノロジー、地球温暖化と北極での領有権争い
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
10 なぜ領土問題が起こるのか? 領土問題の発生の背景には、国境線と民族分布の不一致、複数の民族による同じ土地の奪い合いなどがある。戦争は、領土問題を解決しない。

【キーワード】
オスマン帝国、イラク、クルド人、旧ユーゴスラビア、パレスチナ問題
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
11 日本の領土問題 海上で他国と国境を接する日本の領土問題は、領海問題の側面を強く持っている。海洋国際法と海底資源の問題に注意を払いつつ、広大な排他的経済水域を持つ海洋国家としての日本という視点を提示する。

【キーワード】
北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島、領海、接続水域、排他的経済水域
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
12 北方領土問題 移り変わる日露間の力のバランスの中で展開されてきた北方領土をめぐる交渉と議論を振り返る。

【キーワード】
国後(クナシリ)、択捉(エトロフ)、歯舞(ハボマイ)、色丹(シコタン)、二島返還論
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
13 竹島問題 日本列島と朝鮮半島の不幸な関係という歴史を背景におきながら、対立する双方の立場を論じる。

【キーワード】
日清戦争、日韓併合、竹島、独島
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
14 尖閣列島 日本と中国の双方の主張を歴史的な文脈を振り返りながら 紹介する。

【キーワード】
天然ガス、石油、沖縄返還
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
15 沖ノ鳥島 島に関する海洋法を理解する。また沖ノ鳥島の持つ軍事的な意味と経済的な価値を考える。

【キーワード】
国連海洋法条約、島か岩か、大陸棚、コバルト・リッチ・クラスト
高橋 和夫
(放送大学教授)
高橋 和夫
(放送大学教授)
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