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日本語アカデミックライティング('17)

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主任講師
滝浦 真人 (放送大学教授)
草光 俊雄 (東京大学名誉教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(火曜)16時00分~16時45分
第2学期:(水曜)10時30分~11時15分

講義概要

日本語で学術的な文章を書くために何が必要か、それはどのようなプロセスであるかを具体的に説く。アカデミックな文章とは単なる主張ではなく説得のプロセスであることを明確にし、プロセスの1つ1つを追いながら、論文などがどのように構成されてゆくかを具体的に解説する。また、個々の学問領域によって特に重要視される点などにも目を向ける。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成29年度
科目区分
基盤科目(基盤科目)
〔2009年度~2015年度〕基礎科目
〔2008年度以前〕 共通科目(一般科目)
科目コード
1150022
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月26日(水曜)5時限(14時25分~15時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月25日(木曜)6時限(15時35分~16時25分)
単位認定試験
平均点
備考
 
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授業の目標

レポートや論文、卒業研究などの学術的な文章を書くためのスキルを身につける。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 何のために書くか? なぜ論文を書くのか、また論文を書くときにどのような点について気をつけたらよいのか、さらに論文を書くときの小道具などについて簡単に紹介する。

【キーワード】
接続表現、論理的に書く、文房具、assertion、argument
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
2 わかる文章とは? 読み手に共感を求める文章と論理的な理解に訴える文章の違いを押さえ、学術的な文章に必要なものを確認しながら、わかる文章とは何かを考える。

【キーワード】
共感 対 理解、4つの原則
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
3 客観的な文章 文章には主観的な文章と客観的な文章があり、学術的な文章は客観的な文章であることを理解する。文章の構成要素は事実か意見かに分かれ、事実で書いたものが客観的文章であることを理解する。

【キーワード】
説明文と意見文、事実と意見
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
4 タイトルまで レポートや論文の作成プロセスを4段階で考え、その第1段階、タイトルを考えるところまでをたどる。内容がわかるような具体的なタイトルを意識することで、その後の進め方が楽になることを理解する。

【キーワード】
4つのパート、“何について・何を・どのように”
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
5 問題意識と観点の整理 ある意味でレポートや論文は書き始める前が勝負だと言える。自分が答えを出したいことが何なのかを問いの形にしたり、考察の際に参照したい観点を整理しておきたい。そのための方法を理解したい。

【キーワード】
問いと答え、“独りブレインストーミング”、概念マップ
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
6 情報を調べる なぜ「情報を調べる」ことが必要とされるのだろうか。ライティングのためには、この過程に合った情報探索方法を行う必要がある。ライティングの始まりから、途中を経て、終わりまで到達するための情報探索の方法を見ていきたい。

【キーワード】
情報探索、ブラウジング、リトリーバル、芋づる方式、先行研究
坂井 素思
(放送大学教授)
坂井 素思
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
7 「他者の言葉」で書く 「引用とは何か」、「いかにして引用が成り立つのか」についてみていく。その上で、他者の書いた言葉や論文などから引用を行う際のルールを理解し、効果的な引用方法について考察することにする。

【キーワード】
直接引用、間接引用、プライオリティ、閉合的方法、類同的方法、連続的方法
坂井 素思
(放送大学教授)
坂井 素思
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
8 パラグラフで書く 文章を書く単位として「パラグラフ」を理解し、実践できるようにしたい。パラグラフの内部構造で文がどのようにつながっているか、またパラグラフ同士がどのようにつながって文章を構成するか、具体的に考え、実践例を示す。

【キーワード】
パラグラフ・ライティング、主張、一貫性、結束性
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
9 文のつくり方 文章を構成する単位として文を捉え、文における“まとまり”と“つながり”を考える。とりわけ、文章全体の中での役割に応じて“1つの文に1つの内容”をどうしたら実践できるか、具体的に考える。

【キーワード】
1つの文に1つの内容、「は」に注意
滝浦 真人
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
10 根拠を挙げる 文章によって自分の意見や見解を述べるに際しては、何よりも読者の理解と納得を念頭に置かなければならない。読者が理解し、納得するためには、自分の議論を展開するにあたってそう考える客観的な根拠を明確に示す必要がある。議論に価値観が入り込みがちな社会系そして文化系の学問分野にあっては、その点がとりわけ重要である。客観的な根拠を得るための手段として有効なものの一つが調査である。

【キーワード】
客観性、価値自由、調査、変数世界、量的調査、質的調査
岩永 雅也
(放送大学教授)
岩永 雅也
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
11 調査結果を利用する 定式化された手順に従って行われ分析された調査の結果は、学術的な文章における重要な素材の一つである。調査結果としてのデータを効果的に利用することで、文章の合理性を増し、説得力をいっそう高めることができる。ここでは、適切な調査結果の分析方法とデータの有効な利用法について学ぶ。

【キーワード】
調査結果、データ、集計、分析、クロス表、相関係数、結果の記述
岩永 雅也
(放送大学教授)
岩永 雅也
(放送大学教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
12 理科系の文章 いわゆる理系と文系では、書くべき文章が違うのだろうか? 違わないのだろうか? 理科系の学問領域で文章を書く際に注意すべき点を解説し、それが文章一般の中でどのような特徴であるかを考える。

【キーワード】
文章の心構え、専門用語、図表、数式・化学式、英語の構文
吉岡 一男
(放送大学名誉教授)
吉岡 一男
(放送大学名誉教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
13 社会科学の文体 社会科学系の論文を書くときに注意すべき点を取り上げる。社会科学はとくにその科学性、客観性が重んじられる分野である。それらを担保するにはどのようなことに気をつけるべきか、また議論を展開する際に心がけておくべき点などについて述べる。

【キーワード】
客観性、論理、統計資料、文献批判、テクニカルターム、仮説、実証
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
14 考察と結論 ある程度まで調査が終わった後の考察と結論の書き方について気をつけるべき点を述べる。集まった資料をどうやってひとつのまとまった論旨にまとめ上げていくか、その際仮説や推量をどのようにしていったらよいのか、そして最後にどのように結論の部分を書いていったらよいのか、を学んでいく。

【キーワード】
考察、灰色の脳細胞、仮説、関係性(関連性)、見取り図、結論、再読
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
15 アカデミックライティングとは何か? 全体を振り返って、ライティングのプロセスをたどりながら、各パートで理解したい点、注意したい点が何だったかを復習する。また、文章の書き方として押さえておきたい点、書く際に実践してほしい点についてもまとめる。

【キーワード】
旅立ちの準備
滝浦 真人
(放送大学教授)
草光 俊雄
(東京大学名誉教授)
滝浦 真人
(放送大学教授)
坂井 素思
(放送大学教授)
岩永 雅也
(放送大学教授)
吉岡 一男
(放送大学名誉教授)
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