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韓国朝鮮の歴史('15)

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主任講師
吉田 光男 (放送大学客員教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(水曜)6時00分~6時45分

講義概要

古代から近現代に至る韓国朝鮮の歴史について、政治と社会に焦点を当て、最新の研究成果をもとにして、通史的な観点から論じていく。韓国朝鮮という地域がどのような経緯で形成され、現在に至っているのか、今日の国民や民族などの存在を無批判に所与のものとすることなく、社会の内実や同時代における人々の意識にまで入り込んで考察を加える。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成27年度
科目区分
コース科目(人間と文化コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(人間と文化コース)
〔2008年度以前〕専門科目(人間の探究専攻)
科目コード
1554794
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成28年度 第2学期:平成29年1月22日(日曜)6時限(15時35分~16時25分)
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)8時限(17時55分~18時45分)
単位認定試験
平均点
(平成27年度 第2学期)64.7点
(平成28年度 第1学期)70.7点
備考
「北東アジアの歴史と朝鮮半島('09)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

韓国朝鮮社会の歴史的な動きを、具体的な史実をもとにして、古代から現在までの時間的経過の中で理解する。日本や中国との共通性と相違性を把握し、東アジアの中で韓国朝鮮がもっていた社会的・歴史的特質を考える基礎を造成する。

履修上の留意点

特別な予備知識は必要としない。「歴史からみる中国('13)」も併せて履修するのが望ましい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 韓国朝鮮の歴史を考えるために 韓国朝鮮の歴史が展開してきた舞台となる地域の諸条件について考察する。韓国朝鮮という概念が人類の歴史始まって以来、存在しているものではなく、時代とともに形成されてきたことを理解し、本講義全体の学び方について論じていく。

【キーワード】
言語、国境、民俗、文化、地理、自然、環境
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
2 アジアの変動と韓国朝鮮の古代 古朝鮮の建国や漢の郡県設置、高句麗の成長など、朝鮮半島における古代の政治状況と、その中における住民の様相について論ずる。あわせて、神話と史実の関係についても考察する。

【キーワード】
古朝鮮、檀君神話、箕子朝鮮、衛氏朝鮮、漢四郡、高句麗、公孫氏、魏、三韓
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
3 古代三国の社会と政治 古代国家である高句麗、百済、新羅の社会と政治について、それぞれの独自性と、相互の関係を中心に論ずる。また、それら諸国の文化についても考察する。

【キーワード】
高句麗、新羅、百済、加耶、王都、山城、古墳、仏教
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
4 新羅の三国一統と渤海 高句麗・百済・新羅の抗争は隋・唐・倭をも巻き込んで熾烈化し、やがて新羅が朝鮮半島を支配する。だが、その支配は朝鮮半島北部には及ばず、朝鮮半島北部から中国東北地方には渤海が君臨する。この時期の新羅と渤海の史的展開過程ならびにその文化について考察する。

【キーワード】
高句麗、百済、新羅、隋、唐、渤海、後三国
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
井上 直樹
(京都府立大学准教授)
5 高麗時代前期の社会と政治 後三国といわれる戦乱の時代を勝ち抜いて、高句麗の覇権を掌握した。高麗時代前期の社会的・政治的特色を中央(首都)と地方の関係の中からうかがっていく。

【キーワード】
邑、宋、契丹、仏教、武臣、豪族、儒教、官僚、反乱
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
6 高麗時代後期の社会と政治 高麗時代後期になると、社会の変化と東アジアの変動を受けて、武臣といわれる新しい権力者たちが台頭する。この時代はモンゴル勢力がアジアを席巻し、高麗もその支配下に入った。国際情勢と国内政治の関係について着目しながら、高麗の歴史的位置について考察する。

【キーワード】
モンゴル、仏教、武臣、江華島、大蔵経、三別抄、元寇
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
7 朝鮮時代前期の社会と政治
-文の支配と武の支配-
中国における元から明への王朝交代は朝鮮半島の政治に大きな影を落とした。元と親和的な勢力は衰退し、明との関係に外交の基軸をおく勢力が成長してきた。この中で朝鮮王朝は「武」の力によって権力を掌握したが、王朝成立の早い時期から「文」の力を重視し、明との関係を基礎として安定した支配を成立させようとした。学問の重視は、世宗によるハングルの創制などにつながり、法体系が整備されて王朝支配が確固としたものとなっていくことをみていく。

【キーワード】
李成桂、儒教、科挙、両班、官僚、冊封、士大夫、士族
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
8 東アジアの変動と韓国朝鮮 16世紀末の日本軍(豊臣秀吉軍)と17世紀前半の後金(清)軍の侵入によって朝鮮の社会と政治は大きな痛手を負った。その被害の実態とそこからの回復とあわせて、江戸幕府・清朝との外交関係の安定を見ていく。

【キーワード】
豊臣秀吉、宣祖、光海君、通信使、壬辰倭乱、丙子胡乱、明、清、燕行使、交易、外交
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
9 朝鮮時代後期の社会と政治
-中央と地方-
18世紀から19世紀にかけて、韓国朝鮮の政界が両班・士大夫間の権力争いによって揺り動かされたことをうかがいつつ、地方社会における氏族に焦点をあてて社会の変化を検討する。

【キーワード】
士族、氏族、身分、党派、儒教、両班、士大夫、血縁、族譜
吉田 光男
(放送大学客員教授)
吉田 光男
(放送大学客員教授)
10 開化への道 19世紀中ごろから朝鮮が受けたウェスタン・インパクトと日本の外交体制の変化にどのように対応したかをみる。「鎖国」の強化から開国への歴史的経緯を理解するとともに、とくに日本・中国との関係がどのように展開し、朝鮮社会にどのように影響を及ぼしたのかについて理解する。

【キーワード】
天主教、大院君、日朝修好条規、開化、壬午軍乱、甲申政変、閔氏政権
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
11 近代改革と国際関係 甲午農民戦争以後、日清戦争、日露戦争を経て、韓国併合に至るまで朝鮮と清・ロシア・日本との関係は大きく推移した。その過程で、朝鮮政府、大韓帝国政府はどのようにして近代国家を形成しようとし、その背景にあるナショナリズムはどのように変容していったのかについて理解する。

【キーワード】
東学、甲午農民戦争、日清戦争、甲午改革、下関条約、三国干渉、閔妃殺害、大韓帝国、日英同盟、日韓協約、日露戦争、統監府、伊藤博文、ハーグ密使事件、韓国併合
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
12 植民地支配下の朝鮮①
-「武断政治」から「文化政治」へ-
1910年、韓国は「合邦」という名目で日本の植民地となり、朝鮮半島の地は、「朝鮮」と呼ばれる日本の一地域となった。日本の政策によって韓国朝鮮社会にもたらされた変容を、政治・経済・文化とともに検討する。

【キーワード】
朝鮮総督府、武断政治、土地調査事業、同化政策、国語、民族自決主義、三・一独立運動、文化政治、内地延長主義、社会主義、移住
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
13 植民地支配下の朝鮮②
-日本の中国大陸進出と朝鮮半島-
1930年代以降、日本は中国大陸への進出を本格化させ、ついに戦争へと至る。その過程で植民地朝鮮は日本にとってどのように位置づけられ、朝鮮社会はどのように変容していったのかについて検証する。

【キーワード】
産米増殖計画、満洲移住、関東大震災、昭和恐慌、満洲事変、農村振興運動、金日成、抗日運動、日中戦争、皇民化政策、戦時労働動員、徴兵制、参政権
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
14 朝鮮半島における南北分断体制の成立 1945年8月、第2次大戦が日本の無条件降伏に終わるとともに、韓国朝鮮は植民地から解放された。しかし、南部には米軍、北部にはソ連軍が進駐し、東西冷戦を背景にした厳しい対立が始まった。1948年、南に大韓民国、北に朝鮮民主主義人民共和国が成立して、いわゆる分裂時代に突入し、朝鮮戦争によって南北の分断は決定的になった。南北で大きく異なる南北社会を比較しながら見ていく。

【キーワード】
ソ連、アメリカ、軍政、冷戦、李承晩、金日成、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、朝鮮労働党、朝鮮戦争、千里馬運動、日韓会談、日韓基本条約、ベトナム戦争、中ソ対立、主体思想
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
15 国際秩序の変動と朝鮮半島 1970年代における南北の独裁体制の強化以降、世紀転換期に至るまでの南北朝鮮の政治・経済・社会について理解する。また、南北を取り巻く国際関係の推移にも注意しつつ、日本との間で抱える課題の歴史的文脈についても考察する。

【キーワード】
維新体制、全斗煥、ソウルの春、光州事件、盧泰愚、民主化、金正日、冷戦崩壊、核開発、金泳三、金融危機、金大中、南北首脳会談、六カ国協議、盧武鉉、李明博、朴槿恵、金正恩、竹島、慰安婦問題、日本人拉致問題、日朝国交正常化
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
三ツ井 崇
(東京大学准教授)
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