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生活環境と情報認知('15)

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主任講師
川原 靖弘 (放送大学准教授)
片桐 祥雅 (情報通信研究機構研究マネージャー)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(金曜)19時00分~19時45分
第2学期:(日曜)11時15分~12時00分

講義概要

私たちは、生活の中で様々な情報を扱い、生活に役立てている。生活環境の中で、私たちがどのような情報を認知し、私たちの発する情報は生活の中でどのように役立っているのか、情報収集の手法や情報の流れ、処理の方法を中心に説明する。近年急速に普及したモバイル機器やユビキタス機器の運用について、消費者の視点から論ずる。また、高齢化社会において、生活の大きな部分を占めてくると思われる医療・福祉分野における、最新の情報技術について解説し、日常生活における利用や応用可能性について論ずる。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成27年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(生活と福祉コース)
〔2008年度以前〕 専門科目(生活と福祉専攻)
科目コード
1518941
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)5時限(14時25分~15時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月21日(日曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)91.8点
(平成28年度 第2学期)86.6点
備考
 
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授業の目標

生活環境において、収集され運用されている情報にどのような種類のものがあるのか理解し、その情報の収集手法、処理方法について、具体例を通して学ぶことを目標とする。高齢化した日本の社会の生活において、医療・福祉分野も含め、消費者が恩恵を受ける情報のあり方、扱い方についても学ぶ。

履修上の留意点

日常生活における情報の扱われ方について日頃から関心をもつことを勧めたい。また、計算式が出てきたら、可能な範囲で、自分でも解いて確認していただきたい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 生活の中の情報 生活で利用される情報について、その取得から利用までの手段について、身近な情報を用いて概観する。また、情報利用の自動化を目的とした情報システムの構成と情報の流れについても、身近なシステムを例にとり言及する。

【キーワード】
情報、サンプリング、情報の加工、情報通信端末、データベース、情報システム、NFC
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
2 生体の感覚情報処理 生物の感覚受容とその情報伝達について理解し、人間の五感の受容器のしくみについて学習する。また、人間は単純な刺激から複雑な情報を脳が創造していることを理解するとともに、高次脳機能による情報の認知についても学習する。

【キーワード】
五感、感覚受容、受容体、活動電位、ニューロン、感覚情報処理、脳機能
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
3 感性と心理
―感性情報の計測―
人は五感に基づく感性を手がかりとして環境を認知する。本章では、このような感性や認知の機能を、心理学実験や生理学実験を用いて計測する方法を取り扱う。まず人間が環境を認知するために必要な、感覚・知覚の計測方法を理解し、そのうえで感性の計測方法を説明する。また近年急速に進展してきている脳・神経の機能の計測方法を説明する。

【キーワード】
感覚・知覚、感性、心理学実験、脳波、脳機能画像
喜多 伸一
(神戸大学教授)
喜多 伸一
(神戸大学教授)
4 ヒューマン・インタフェース 家や街、公共施設など、生活環境のさまざまな場面で私たち人間と各種の人工システムとの間に、情報確認や円滑な意志伝達、または合目的に両者を関わらせるための情報技術であるヒューマン・インタフェースについて概説する。また、関連する高い臨場感のある没入型情報可視化技術や、ウェアラブル技術とユビキタス技術、BMIという脳活動情報を計測・認識することで、直接に機械を動かすブレンマシンインタフェースなどの最新な技術開発と応用例を紹介する。

【キーワード】
ヒューマン・インタフェース、ヒューマンエラー、没入型仮想現実技術、ウェアラブル技術、BMI
羅 志偉
(神戸大学教授)
羅 志偉
(神戸大学教授)
5 生活環境のデザイン
―感性情報の提示と選択―
情報通信技術が進むにつれ、伝達される情報内容が人間にとって親密なものとなってきている。この章では、注意・判断・感性・身体性など、情報認知に必要なヒューマンファクターについて説明する。そのうえで、生活環境に密着した情報内容のデザインについて議論する。

【キーワード】
注意、判断、選択、リアリティ、アフォーダンス、デザイン
喜多 伸一
(神戸大学教授)
喜多 伸一
(神戸大学教授)
6 快適環境デザイン 私たちは日常生活空間から受けるさまざまな刺激に対して快不快を認知し適切な行動をとっている。しかし快不快は個々人の主観に依存する。本章では快不快を客観的に評価する手法とその神経科学的基盤を学ぶとともに、それらが快適環境デザインにいかに活用されるか実例を通して理解を深める。

【キーワード】
快不快、感情評価尺度、覚醒、作業効率、注意、深部脳活動
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)  
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)  
7 測位技術とその応用 無線を利用した測位の種類と仕組みについて解説する。屋外及び屋内における,具体的な利用シーンを想定し,生活空間での応用方法について学ぶ。

【キーワード】
無線測位、GPS、携帯電話網、ICタグ、無線LAN、RSSI、TOA、TDOA、紛失物探索
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
8 インターネットの利便性と危険性
―生活情報の表現と共有―
インターネットの普及により、さまざまな情報の流通や発信が手軽にできるようになりつつあるが、利便性の向上と同時に、危険性も増している。この章では、インターネットが可能にした新しいコミュニケーション手段や、情報入手手段、オープンデータと呼ばれるデータ流通とその可能性、クラウドソーシングと呼ばれる作業分担手法、およびセキュリティについて述べる。

【キーワード】
インターネット、ソーシャルメディア、オープンデータ、クラウドソーシング
河口 信夫
(名古屋大学教授)
河口 信夫
(名古屋大学教授)
9 環境情報モニタリングとその利用 大気や音環境などの日常生活環境の管理について、その測定手法や管理方法を学ぶ。また、これらの生活環境の現状や、情報の共有方法について学習する。

【キーワード】
環境モニタリング、環境基準、大気汚染、騒音、浮遊粒子状物質、等価騒音レベル、大気汚染地図
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
10 生活安全情報 私たちは自らの生命の安全を図るため、温湿度環境といった物理情報因子からウイルス・細菌あるいは化学物質(毒物)といった物質因子に至る広範囲なスペクトルを呈するさまざまな環境(外部)ストレスに対して検知し、抑制・除去している。しかし、ハザードを発する条件は環境因子単独では決まらず、環境との相互作用の中で個々の生体毎に決定される。本章では、こうした人間安全科学技術に関する実例を紹介するとともに、それらを公衆衛生や大規模災害時の医療活動にいかに適用するかを学ぶ。

【キーワード】
安全、生命維持、災害医療、ストレス、心電、ドクターカー
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
11 医療・健康と福祉情報 近年、医療、健康と福祉の分野では、情報技術の応用が著しく展開してきている。本章では、これらの分野における各種情報技術のシステム構成、基本的な機能と最新な技術開発例を紹介し、超少子高齢化に備えるための今後の技術発展の可能性と課題について考察する。

【キーワード】
電子カルテ、運動計測と解析、健康、福祉用具、地域医療連携、医療と保険・福祉との連携
羅 志偉
(神戸大学教授)
羅 志偉
(神戸大学教授)
12 情報のデータ化 アナログ情報のサンプリングとディジタル化について、その原理と手法を解説する。また、具体的なディジタルデータとして音情報を紹介し、ディジタルデータに対する理解を深める。

【キーワード】
アナログ信号、ディジタル信号、標本化、サンプリング周波数、量子化、雑音除去
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
13 さまざまな情報処理 本章では、人が行う情報処理を計算機が行う「人間情報処理」について概観する。また、その中で重要な役割を果たす機械学習について解説する。さらに、近年、大規模データの収集が容易になりつつあり、いわゆるビッグデータ処理といわれる計算機による情報処理が注目されている。ここでは、ビッグデータの可視化や分析について述べる。

【キーワード】
画像処理、顔認識、音声認識、機械学習、ビッグデータ処理
河口 信夫
(名古屋大学教授)
河口 信夫
(名古屋大学教授)
14 ネットワークの基礎と社会応用 IPネットワークの基礎的な仕組みを学ぶと共に、インターネットの構成や、その社会応用について学ぶ。また、ネットワークセキュリティの基礎についても学ぶ。

【キーワード】
CDN、クラウド、モバイル、P2P、IPアドレス、ルーティング、モバイルネットワーク
河口 信夫
(名古屋大学教授)
河口 信夫
(名古屋大学教授)
15 未来の生活と情報
―バーチャルからリアルワールドへの回帰―
生活において仮想空間に存在する情報を利用する方法を見てきたが、この章では、バーチャル空間の情報とリアル空間の情報の人間への生理学的影響の例を紹介し、生活における双方の情報の融合のあり方について解説する。

【キーワード】
仮想現実(VR)、現実空間、錯覚、高解像度情報、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、ソーシャルシティ
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
片桐 祥雅
(情報通信研究機構研究マネージャー)
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