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看護学概説('16)

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主任講師
井出 訓 (放送大学教授)
井上 洋士 (放送大学客員教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(水曜)20時45分~21時30分

講義概要

学習者が、看護学の主たる概念や諸理論に関わる先進的知織を幅広く獲得し、実践の科学である看護学に対する理解を深めることを意図している。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(生活と福祉コース)
〔2008年度以前〕 専門科目(生活と福祉専攻)
科目コード
1519034
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成28年度 第2学期:平成29年1月22日(日曜)5時限(14時25分~15時15分)
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)71.8点
備考
 
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授業の目標

1. 看護学の基本となる概念について理解する
2. 看護学における対象論を理解する
3. 看護学領域における倫理上の諸問題を理解する
4. 看護実践の基礎理論と展開方法概論を習得する

履修上の留意点

看護概説の範囲は広いので、学習に当たっては関連の参考書や副読本などを参考にしながら学習することが必要である。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 看護学原論 看護とは何か。看護の対象である人間を、生活過程において健康上の様々な欲求を持つ生命体として、また生物体を基盤に多面からなる統一体としてとらえていく。そして看護について、生命を守り育て健康を支援する、人間社会に不可欠な仕組み・働きとして展開する。重要な理論や概念をおさえながら、原理的理解を深めていく。

【キーワード】
看護、人間、健康、環境、生命、生活、欲求(ニーズ)の充足、ケアリング、看護の方法
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
2 看護の歴史と看護理論 看護ケアの本質や援助の特質は時代とともに変わることはない。しかし、社会の変革や医療の発展とともに看護の果たす役割や機能は変化し、看護の高度化と専門分化が図られてきた。そうした看護の歴史や教育制度の変遷を概観するとともに、高度化と専門分化がはかられる上で示されてきた看護の理論を踏まえつつ、看護の実践・教育・研究の今後の方向を考える。

【キーワード】
看護の歴史的変遷、看護理論家達と様々な看護理論
井出 訓
(放送大学教授)
井出 訓
(放送大学教授)
3 健康と看護 健康とは何か、また疾病とは何か。そして疾患に罹患せず健康を保つために看護はどのような役割を果たしうるのかについて、健康生成、疾病生成という立場から、また健康と疾病に関するモデルを示しつつ解説する。また、様々な健康のレベルにある対象者に対する看護の役割、機能について考察を深めていく。

【キーワード】
疾病、健康、生活の質、well-being、予防、ヘルス・プロモーション、慢性疾患、医学モデル、生活モデル、急性期、侵襲
井上 洋士
(放送大学客員教授)
井上 洋士
(放送大学客員教授)
4 看護学対象論(1)
ライフサイクルと看護
看護の対象、ライフサイクルの視点から取り上げる。胎児期を経て誕生し、子供から大人へと成長発達し社会を担い、老年期を生き、死を迎え遺族らのこころに生きる人間の、生涯にわたる成長発達を段階的に捉える。また、次世代の育成にも焦点をあてる。ライフサイクルを通じて健康を支援する看護の役割を考える。

【キーワード】
ライフサイクル、ライフステージ、リプロダクション、生涯発達
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
5 看護学対象論(2)
心と看護
看護にとって、心とは何か。心に焦点をあててみると、どのような看護行為も看護者自身の心を用い、対象者の心のケアを意図していることがわかり、心の理解は不可欠である。個人として人格を持った人間の心の働きや発達を概観し、心へのアプローチを軸に看護実践を検討する。

【キーワード】
自我、ストレス対処(コーピング)、人間対人間、看護の心、ヒューマン・ケアリング
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
山崎 裕美子
(姫路獨協大学教授)
6 看護学対象論(3)
行動と看護
保健行動とはなにか、その定義を明確にするとともに、保健行動、健康行動、また病気行動、病感行動といった分類内容の整理を行いつつ、保健行動モデルについて解説を行う。また、保健行動のモデルを踏まえた看護の機能について考察を深める。

【キーワード】
病気行動理論、保健行動理論
熊谷 たまき
(大阪市立大学教授)
熊谷 たまき
(大阪市立大学教授)
7 看護学対象論(4)
社会・文化と看護
看護は、様々な文化や社会の中で生活するあらゆる年代の個人や家族、集団を対象とするため、人間がつくり出す文化のあり方、また、そのなかで生きる文化的存在としての人間についての理解を深める。さらに、社会の仕組みの明確化と、そのなかに生きる社会的存在としての人間についての理解を深めていくことで、生涯を通して最期までその人らしく生を全うできるように援助する看護の役割を考察する。

【キーワード】
家族、組織、地域、社会規範と看護、文化と看護、システム理論
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
8 セルフケア論 健康問題の解決と健康増進に向け、人はさまざまな社会資源を活用し、セルフケア能力を育み、実践している。慢性疾患患者のセルフケアを例に、セルフケアを遂行するために必要な要件と、それを支える看護活動について説明する。

【キーワード】
セルフケア、セルフケア不足理論、慢性疾患、自己効力感、支援的援助、指示的援助、学習的援助、相談的援助
井上 洋士
(放送大学客員教授)
井上 洋士
(放送大学客員教授)
9 看護倫理学の基礎 倫理とは何かという基本的な意味、および専門職としての看護実践を導く判断の基盤であり道徳的な意思決定を行う時の行動の指針ともなる、倫理的な原則について説明する。また日々の看護実践における倫理的問題を理解するための講義展開を行う。

【キーワード】
基本的人権と個人の尊厳、医の倫理、専門職と倫理、ケアと倫理、看護者の倫理綱領
熊谷 たまき
(大阪市立大学教授)
熊谷 たまき
(大阪市立大学教授)
10 患者の権利と意思決定支援論 その時々に応じて揺れ動く患者の感情を受け止めながら、患者の意思決定を支えることが看護の役割の一つである。そのために看護者が理解しておくべき患者の権利、意思決定支援とは何か、また、そのために如何なる情報の提供と同意、納得を得ることが必要なのかを考察する。

【キーワード】
患者の権利、医療における意思決定支援と看護、インフォームドコンセント・アセント・チョイス
井出 訓
(放送大学教授)
井出 訓
(放送大学教授)
11 医療・看護における個人情報の保護 看護職であるかぎり、ある特定の個人を識別するにたる個人に関する情報に触れる機会を避けることはできない。看護の守秘義務とはなにか、また医療における個人情報の取り扱いと情報の開示、研究における個人情報の保護、など、看護実践における個人情報の保護について考える。

【キーワード】
個人情報とは、医療における個人情報と利用、診療情報とその開示、研究と個人情報
戸ヶ里 泰典
(放送大学教授)
戸ヶ里 泰典
(放送大学教授)
12 人間関係援助論 看護は人と人との関わりの中で実現され、看護する人もされる人も関係性の中で変容する。看護する者とされるものとの間に生じる人間関係と力動の理解を深め、患者と共にあることの意味、看護における援助関係の構築や展開に関する看護技術も含め、関わりの看護について考察する。

【キーワード】
人間関係とは何か、関係性構築の方法、共感と傾聴、医療者と患者の協働
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
13 看護過程と看護診断 看護過程は、看護情報に基づく問題解決のための分析的アプローチ法である。その中で、看護する人がどのような判断をし、何を問題として捉え、どのような活動を行っているのかについて解説する。

【キーワード】
看護過程・看護診断の概念、看護過程の構成要素、看護理論と看護過程
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
伊藤 祐紀子
(長野県看護大学教授)
14 ヘルスケアシステムと看護 保健医療福祉制度は、社会情勢の変化、少子高齢化、医療の高度化等によって、国、地域レベルでの急速な変革をとげている中で、総合的な視点から健康問題を捉え、生活に基盤をおいたケアシステムやサービスを提供する仕組みづくりと方法とを解説する。さらに、そうした状況を背景に看護職に期待される役割や機能を考えるとともに、今後の展望と課題について考察する。

【キーワード】
わが国のヘルスケアシステムの特徴、医療施設・福祉施設・地域・在宅における看護師の果たす役割と位置付け
一戸 真子
(埼玉学園大学教授)
一戸 真子
(埼玉学園大学教授)
15 看護と研究 看護学が学問である以上、研究活動は必須といえる。ここでは研究とは何かについて歴史的な変遷から掘り下げたうえで、看護学領域における研究のありかたと、研究目的、研究の方法について整理し、看護研究方法論の基礎を解説する。

【キーワード】
研究とは何か、研究上の問い、実験と観察、分析、研究デザイン、論文の書き方
戸ヶ里 泰典
(放送大学教授)
戸ヶ里 泰典
(放送大学教授)
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