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睡眠と健康('17)

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主任講師
宮崎 総一郎 (中部大学教授)
林 光緒 (広島大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(土曜)20時45分~21時30分
第2学期:(土曜)9時00分~9時45分

講義概要

睡眠と覚醒によるリズムは生命現象の基盤にあり、睡眠は栄養や運動と並んで、健康を支える重要な要素である。したがって、睡眠は健康の維持増進に関わるライフスタイルの改善に必須であるばかりでなく、労働環境の改善、疾病予防や事故防止にとっても重要であると考えられる。新しい学問体系として、2002年に睡眠学は日本学術会議から提唱され、認知されつつある。本科目では、健康に関わる睡眠について、眠りのメカニズム等に関わる科学的アプローチ、睡眠に関連した疾病等の医学的アプローチ、睡眠障害の社会に及ぼす課題等の社会学的アプローチにより構成されている。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成29年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(導入科目))
〔2009年度~2015年度〕共通科目(一般科目)
〔2008年度以前〕 共通科目(一般科目)
科目コード
1710060
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月29日(土曜)8時限(17時55分~18時45分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月24日(水曜)2時限(10時25分~11時15分)
単位認定試験
平均点
備考
この科目は「睡眠と健康('13)」を一部改訂しています。
「睡眠と健康('13)」の単位習得者に対する履修制限はありません。
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授業の目標

睡眠不足や睡眠の不規則性に伴う日中の眠気や作業能力の低下、あるいはストレスなどで眠れなくなる不眠は、誰しも日常的に遭遇する問題である。適切な睡眠を得ることは、身体にとって栄養補給と同じく不可欠である。本科目では、睡眠について科学的根拠にもとづいた知識を提供するとともに、ライフステージにおける睡眠の課題を明らかにすることによって、健康の維持増進に関わる自己管理能力を高めることをねらいとしている。

履修上の留意点

健康の維持増進を支える要素には、栄養、運動、休養(睡眠)がある。健康領域の科目として、基盤科目の「運動と健康(’13)」を学んでいることが望ましい。また、専門科目にある「食と健康(’12)」を履修することも望まれる。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 睡眠学への誘い 睡眠研究の歴史を概観し、日本学術会議で提唱された睡眠学を睡眠科学、睡眠医歯薬学、睡眠社会学の観点から概説する。

【キーワード】
24時間社会、睡眠学、睡眠科学、睡眠医歯薬学、睡眠社会学
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
2 生体リズム 私たちが夜眠り、朝起きるのは、私たちの体内に生体リズムが備わっているからである。約24時間周期の概日リズムをはじめ、種々の生体リズムが睡眠にどのような影響を及ぼしているか解説する。

【キーワード】
概日リズム(サーカディアンリズム)、体温リズム、超日リズム(ウルトラディアンリズム)、同調、脱同調
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
3 睡眠の役割 睡眠の役割は、単なる休息といった消極的なものではなく、脳を創り、守り、修復することで、より良い活動ができるようにするための重要な生理機能を果たしている。睡眠の意義、必要性について解説する。

【キーワード】
レム睡眠、ノンレム睡眠、交感神経、副交感神経、成長ホルモン、メラトニン、コルチゾール
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
4 睡眠の構造 一夜の睡眠経過を通して、睡眠脳波や睡眠の深さ、ノンレム睡眠とレム睡眠の違いなど、睡眠の構造について解説する。

【キーワード】
睡眠脳波、睡眠ポリグラフ記録、睡眠段階、レム睡眠、ノンレム睡眠、睡眠経過
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
5 睡眠のメカニズム 睡眠覚醒の調節機構について、睡眠のタイミングと深さという二面的な視点から、体内時計がどのように機能しているのか、睡眠物質としてどのようなものがあるのか、睡眠物質が体内でどのように産生されて機能しているのかについて解説する。

【キーワード】
体内時計、メラトニン、睡眠物質、プロスタグランジン、アデノシン、オレキシン
勢井 宏義
(徳島大学教授)
勢井 宏義
(徳島大学教授)
6 睡眠と発達・性差 睡眠は加齢によって異なり、性差もみられる。乳幼児から高齢者にいたるまでの年齢による睡眠の特徴、男女による睡眠の違いについて解説する。

【キーワード】
加齢、子どもの睡眠、中高年の睡眠、女性の睡眠、月経リズム、更年期
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
7 睡眠と夢・記憶 なぜ夢をみるのか、夢の形成について解説するとともに、学習による知識や技能が睡眠中にどのように記憶されていくのかについて解説する。

【キーワード】
夢、入眠時心像、金縛り、宣言的記憶、手続き記憶
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
8 睡眠と環境 睡眠の質や量は環境条件による影響を受けている。生活環境における温度、光、騒音などが睡眠に及ぼす影響について解説する。

【キーワード】
体温、高温環境、低温環境、湿度、光、騒音
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
9 睡眠と社会 国内外の睡眠に関わる疫学的調査を通して、睡眠の実態について概観し、現代社会における睡眠の課題について概説する。

【キーワード】
疫学調査、睡眠習慣、睡眠休養充足度、心身症状、生活習慣病
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
10 睡眠と労働 眠気と体温の生理的リズムから、交通事故や産業事故の発生状況との関わりを明らかにするとともに、交代勤務者や夜勤就業者の睡眠問題をふまえ、身体にやさしいシフト勤務について解説する。

【キーワード】
生体リズム、眠気と事故、労働時間、交代勤務、勤務スケジュール
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
11 睡眠障害(1) 不眠などの睡眠障害は、不安、抑うつ等とならんで出現頻度が高く、生活習慣病の要因ともなることが明らかにされている。睡眠障害には多くの病態が含まれ、その原因や好発年齢、症状は多彩であるが、ここでは代表的な睡眠障害の病態と治療法について概説する。

【キーワード】
睡眠障害国際分類、不眠症、むずむず症候群、睡眠覚醒リズム障害、レム睡眠行動障害
伊藤 洋
(東京慈恵会医科大学教授)
伊藤 洋
(東京慈恵会医科大学教授)
12 睡眠障害(2) 睡眠障害のなかで頻度が多い睡眠呼吸障害を概観し、子どものいびき、成人の無呼吸について解説する。

【キーワード】
いびき、睡眠時無呼吸症候群、肥満、生活習慣病、アデノイド、扁桃肥大
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
13 快眠への対処(1) 快適な睡眠を得るためには、日中や就床前の活動に留意する必要がある。運動や入浴、昼寝が睡眠に及ぼす効果とともに、就眠儀式や就床前のリラクゼーション、音楽や香りなどの効果について解説する。

【キーワード】
運動、入浴、昼寝、就眠儀式、リラクゼーション、香り、音楽
林 光緒
(広島大学教授)
林 光緒
(広島大学教授)
14 快眠への対処(2) 嗜好品の睡眠に及ぼす影響について説明するとともに、日常生活における睡眠の評価法および昼間の眠気の評価法について解説する。

【キーワード】
カフェイン、ニコチン、アルコール、睡眠評価、睡眠日誌
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
15 睡眠障害の予防に向けて 「健康づくりのための睡眠指針2014」を取り上げ、睡眠障害の予防についてまとめる。また、睡眠に関わる今日的動向を紹介し、睡眠教育の充実に向けて考える。

【キーワード】
睡眠障害対処12の指針、早寝早起き朝ごはん運動、睡眠の日、睡眠健康週間、睡眠教育
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
宮崎 総一郎
(中部大学教授)
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