授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

生活における地理空間情報の活用('16)

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
川原 靖弘 (放送大学准教授)
関本 義秀 (東京大学准教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(日曜)19時00分~19時45分
第2学期:(水曜)6時00分~6時45分

講義概要

誰もが自由に地理空間情報を利用できる時代になり、生活者にとって有益な地理空間情報サービスシステムが至る所に存在するようになった。生活者の、安心・安全、利便性を目的としたサービスや先端の技術を使った地理空間情報システムの紹介を通して、生活における地理空間情報のニーズ、システム構築に必要な技術、地理空間情報の表現・分析方法について解説し、現代における地理空間情報システムの存在意義について考える。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(導入科目))
〔2009年度~2015年度〕共通科目(一般科目)
〔2008年度以前〕 共通科目(一般科目)
科目コード
1710087
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月27日(木曜)3時限(11時35分~12時25分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月27日(土曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)84.2点
(平成28年度 第2学期)90.8点
備考
 
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

この講義では、生活における地理空間情報の活用事例を通し、現代生活におけるその必要性、GISを用いた地理空間情報の表現方法やサービスシステム構築のための技術について解説する。

履修上の留意点

関連する科目として「生活環境と情報認知(’15)」がある。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 生活における地理空間情報の活用 本章では、さまざまな地理空間情報の基本的な表現と処理のタイプについて学ぶとともに、時代のニーズとともに静的なものだけではなく、時間情報を含む動的なものも範囲に入り、より処理が高度化していく様子を学ぶ。

【キーワード】
地理空間情報、GIS、図形、属性、重ね合わせ、時空間情報
川原 靖弘
(放送大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
2 地図の歴史、GIS 地理空間情報は、地球上の緯度、経度、高度により決定される。本章では、測量の歴史と地図の種類について解説し、日本における測量基準点と現代の測量方法について述べる。また、インターネット時代の電子地図として広く使われているWebメルカトルやGIS(地理空間情報システム)について解説する。

【キーワード】
地図、測地系、座標系、緯度、経度、測量、Webメルカトル、GIS
川原 靖弘
(放送大学准教授)
瀬戸 寿一
(東京大学特任助教)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
瀬戸 寿一
(東京大学特任助教)
3 地理空間情報のさまざまな表現と処理技術 本章ではさまざまな地理空間情報の基本的な表現と処理のタイプについて学ぶとともに、近年のニーズにより、静的なデータだけではなく、時間情報を含む動的なデータを扱うことが増え、より処理が高度化していく様子を学ぶ。

【キーワード】
図形、属性、重ね合わせ、ジオコーディング、検索、メタデータ、時空間情報、標準化
関本 義秀
(東京大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
4 地上から、宇宙からの測位 無線を用いた測位方法について、数種の形態とその応用例を解説する。生活空間における測位の代名詞となっているGPS についても、仕組みを解説する。さらに、測位や測量に応用されるリモートセンシング技術について、その種類や原理、応用分野について述べる。

【キーワード】
無線測位、RSS、TDOA、GPS、準天頂衛星、リモートセンシング
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
5 モバイル通信技術と位置情報 人びとの毎日の生活に欠くことのできない携帯電話(モバイル)やスマートホンは地理空間情報と結びついてさまざまな位置情報サービスを提供している。ここではその具体的な仕組みを、電波を使った測位技術や、モバイル通信の発展の歴史、その発展を支えてきた基本的な法則をとおして学習する。また位置情報を利用したビッグデータについても学習する。

【キーワード】
セルラーネットワーク、スマートホン、短距離無線、ビッグデータ、電波伝搬、モバイル空間統計、SNS
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
6 都市施設管理・都市計画における利用 都市を構成するものは道路、地下埋設物、建物、土地を始めとしてさまざまなものがあり、データの整備・管理もさまざまであるが、それらを都市施設管理や都市計画という観点で総合的に地理空間情報を扱い、都市を俯瞰する。

【キーワード】
都市施設情報、建物情報、土地利用情報、都市計画、コンパクトシティ
関本 義秀
(東京大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
7 災害時における活用 日本は地震、津波、洪水、斜面崩壊、大雪、噴火等さまざまな災害が起こる国であるが、それらに包括的に対応する情報技術の側面から地理空間情報を、阪神淡路大震災から東日本大震災の歴史とともに今後のあるべき姿を俯瞰する。

【キーワード】
阪神淡路大震災、東日本大震災、政府動向、リモートセンシング、携帯通信情報、災害シミュレーション、災害アーカイブ
関本 義秀
(東京大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
8 安全・安心、ゲーム、産業への活用 モバイル技術を活用した測位技術が、ビジネスや生活・産業分野にどのように活用されているか具体的な事例を紹介する。

【キーワード】
スマートホン、地図アプリ、M2M、IoT、RFID、国際ローミング、準天頂衛星、IT農業、物流の見える化
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
9 保健、医療における活用 保健・医療は、その分析や意思決定に地理的な情報を活用することで、より効果的な対策や取り組みが期待できる分野の一つである。疾病の空間分布の数理解析から保健・医療施設の検索サービスまで、幅広いユーザ層を対象にその活用可能性は多岐にわたる。本章では特に、疾病の空間分布、保健・医療サービスの空間配置、人を取り巻く環境に焦点をあて、地理空間情報を活用したアプローチについて学ぶ。

【キーワード】
疾病地図、空間サーベイランス、保健・医療サービスの需要予測、保健・医療サービスのアクセシビリティ、人の健康と環境
山田 育穂
(中央大学教授)
山田 育穂
(中央大学教授)
10 交通システムや移動体への活用 自動車やバス、鉄道といった交通システムは地理空間情報と深く結びついている。カーナビはデジタル地図コンテンツの代表的な活用事例である。本章では交通システムやITSに利用されている実際の電子地図情報の作成過程から、最新の技術動向まで紹介する。最後にクルマの自動運転、配車アプリ、カーシェアリング、ドローン等の今後普及が見込まれる最先端サービスに必要な位置情報技術について学習する。

【キーワード】
3Dデジタル地図コンテンツ、ITS、カーナビ、カーシェアリング、自動運転車、ドローン、SNS
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
中村 康久
(ユーピーアール株式会社常務取締役)
11 農業、林業、水産業における活用 農業、林業、水産業において、広範囲の地理空間情報を把握するためにリモートセンシング技術が用いられる。リモートセンシングにより、地面や海面の温度や色の計測を行い、土地の利用状況や農産物の生育状況、水産資源の分布を推定することが可能であり、その管理に利用されている。また、農作業や漁業の履歴を、GIS を利用し管理することにより、作業の効率化や作業機器の省エネ化がはかられている。この章では、それらの事例を交えながら、使用されている技術について解説をする。

【キーワード】
農業、林業、漁業、リモートセンシング、魚群探査、トレーサビリティ
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
12 行動、生態、文化財調査のための地理空間情報 情報通信機器やセンサの小型化、省電力化により、人が常時携帯する機器や動物に装着したセンサを利用し、行動や生理情報を地理情報とともに記録することが可能になっている。これらの情報は、行動認識や生態調査に利用されている。さらに過去の時代の生活習慣や生態の推定を行うために考古学分野では、遺跡の地理空間情報化が行われている。本章では、これらを実現するための技術や情報の形態について事例を交えながら解説する。

【キーワード】
モバイルセンシング、情報通信端末、バイオロギング、ヒューマンセンシング、遺構図、地下レーダ探査
川原 靖弘
(放送大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
13 海外における利用 ここでは海外に目を向け、日本ではあまりみられない利用例を挙げ、グローバルな視点からの地理空間情報の利用を俯瞰する。

【キーワード】
海外、農業、林業、鉱業、交通、スマートシティ、都市施設情報、建物情報、土地利用情報、都市計画、オープンデータ、コンパクトシティ、保健、防災、携帯電話データ
関本 義秀
(東京大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
14 参加型データ社会の到来と地理空間情報 情報通信技術(ICT)の発展は、膨大な情報を入手しやすくなること以外にも、自らがWebを通じて発信者になり得る仕組みを生み出している。本章では多様な地理空間情報が、参加型による共有手法を通じて私たちの社会生活で活用されることについて考える。

【キーワード】
クラウドソーシング、参加型GIS、ボランタリー地理空間情報、市民科学、オープンデータ
​瀬戸 寿一
(東京大学特任助教)
​瀬戸 寿一
(東京大学特任助教)
15 先端技術と人間生活の調和した未来の地理空間情報 本講義の最後として、生活における地理空間情報の未来像、日常の人間生活のなかでどう調和して用いられていくかを概観したい。特に先端的な情報技術の側面がある一方で、一市民の立場からすると、どう生活に役立つのか、また個人情報への不安感などに対して保護していくものなのかを俯瞰したい。

【キーワード】
先端技術、個人情報、地理空間情報の将来像
関本 義秀
(東京大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
関本 義秀
(東京大学准教授)
川原 靖弘
(放送大学准教授)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学