授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

学習指導と学校図書館('16)

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
堀川 照代 (青山学院女子短期大学教授)
塩谷 京子 (関西大学非常勤講師)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
7月22日(土)~8月5日(土)19時00分~19時45分
〔再放送〕7月23日(日)~8月6日(日)9時00分~9時45分

講義概要

本科目は、学校図書館の「読書センター」と「学習・情報センター」という2つの機能のうちの後者の機能を対象として解説するものである。学校図書館は、学習・情報センターとして、必要な情報や資料を利用者に提供し、児童生徒の学びを幅広く豊かにし、そして、児童生徒が主体的に情報や資料を活用できる力、つまり情報リテラシーを身につけ、情報活用のプロセスを会得することができるように、指導・支援する。こうした学校図書館の機能について、その歴史・理論・実践の面から解説する。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
夏季集中科目(司書教諭資格取得に資する科目)
科目コード
1527266
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限

単位認定試験
平均点

備考
 
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

現代のデジタル化社会において、生涯にわたって必要な情報活用能力を、小・中・高等学校において、実際にどのように育成していったらよいのかを理解し、将来、司書教諭として勤務する場合、この情報活用能力の育成の重要性を学校全体の教員に認識させ、学校全体の情報リテラシーのカリキュラムの計画・実行・評価のリーダーシップを身につけることを目標とする。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 教育課程と学校図書館 現在の教育課程改革の潮流において、児童生徒に求められている力を確認し、教育課程における学校図書館の意義・機能を明確にする。また、学習指導要領やその解説で記述されている学校図書館の役割を押さえ、実際に学校図書館を利用するとはどういうことかを理解する。

【キーワード】
PISA調査、読解力、21世紀型スキル、教育課程改革、学習指導要領、生きる力、言語活動の充実、探究的な学習、総合的な学習の時間
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
2 学校図書館利用指導から情報リテラシー教育へ 学校図書館は、図書館という枠の中で図書館利用指導を行っていた時代から、司書教諭がどの教科にも基礎となる情報リテラシーの教育へ関わり、それを推進する立場をとるようにと変化してきた。その変化と意味について、米国の歴史を踏まえながら理解を深める。

【キーワード】
図書館教育、図書館利用指導、『学校図書館の手引き』、学校図書館基準、情報リテラシー
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
3 情報リテラシーの理論 情報リテラシーの育成の必要性や情報リテラシー研究の動向、代表的な情報リテラシーモデル等に関して説明し、情報活用プロセスの指導におけることばかけの重要性について考える。

【キーワード】
利用教育、情報リテラシー教育、情報リテラシーモデル、情報活用プロセス、Big6スキルモデル、探究モデル
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
4 情報リテラシー教育の推進 情報リテラシーを育成するには、学級担任や教科担当教員が個々に実施するよりも、全校で組織的体系的に取り組む方が効果的である。まず、校内の教職員に情報リテラシーに関する理解を図った上で、その教育の推進組織を明確にし、全体計画や年間指導計画等を作成する必要がある。本章では、これらの作成の仕方について理解を深める。

【キーワード】
コーディネーター、体系表、全体計画、年間指導計画、指導案、評価
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
5 情報リテラシーの育成(1)
課題の設定
情報活用プロセス(探究の過程)を4段階でとらえると、第1段階は課題の設定である。本章では、テーマ(課題)の設定の仕方、情報探索の計画を立てる時の留意点について理解を深める。

【キーワード】
情報リテラシー、情報活用プロセス、探究の過程、情報活用スキル、課題の設定、テーマの設定、ウェビング、情報探索の計画
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
6 情報リテラシーの育成(2)
情報の収集
テーマの設定ができたら次は、情報を収集する段階に入る。情報を収集するためには、まず学校図書館の使い方やルールを知る必要がある。また、自分が必要としていた情報にたどり着くための方法や集めた情報を手元に置く方法も知っておきたい。本章では、学校図書館のオリエンテーションから始まり、情報の集め方と記録の仕方について理解を深める。

【キーワード】
オリエンテーション、分類、目録、情報探索、参考図書、ファイル資料、情報カード、要約、引用、目次、索引、インタビュー
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
7 情報リテラシーの育成(3)
整理・分析
情報収集後は、手元に情報カードなどが数多く集まる。これらを整理したり分析したりして主張を導くのが「整理・分析」の段階である。本章では、整理・分析の仕方について理解を深める。

【キーワード】
整理する、比較する、分類する、関連づける、多面的にみる、順序立てる、シンキングツール
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
8 情報リテラシーの育成(4)
まとめと表現、学習の評価
整理・分析後は、事実や意見をもとに自分の主張を見出し、それを表現する段階に入る。主張を伝えるには、いくつかの根拠から主張を導き出す筋道が必要になる。本章では、まとめる方法や、相手に伝える方法について理解を深める。また、学び方を振り返ったり、自己のテーマに関する進捗状況を振り返ったりするなど、振り返る(評価する)時間は欠かせない。情報リテラシー育成の終章である本章において、評価の視点についても考える。

【キーワード】
組み立てる、ピラミッドチャート、レポート、発表会、振り返り、評価
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
塩谷 京子
(関西大学非常勤講師)
9 教科における学校図書館活用(1) さまざまな教科学習において、学校図書館および資料・情報をどのように活用すべきかを考える。学校図書館(機能)活用の前提としてどのようなことが必要なのか、また単元の展開、一時間の授業の展開過程では、どのような活用が可能なのか、実例を元に検討する。授業展開のなかで、児童生徒・教員・司書教諭・学校司書がどのようにかかわっているかについても検討する。

【キーワード】
知識基盤社会、情報リテラシー、教科学習に対応した学校図書館コレクション、目録の整備、資料を探しやすい図書館、利用指導、座席表
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
10 教科における学校図書館活用(2) さまざまな教科学習において、学校図書館および資料・情報がどのように活用されて授業が展開していくかについて、実例を紹介しながら考察する。

【キーワード】
教科等での学校図書館活用、言語活動、並行読書、ブックトーク、レポート作成、新聞活用
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
11 総合的な学習における学校図書館活用 総合的な学習において、学校図書館及び資料・情報がどのように活用されて授業が展開していくかについて、実例を紹介しながら考察する。

【キーワード】
総合的な学習の時間、調べ学習、探究的学習、情報リテラシー、課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
12 特別支援教育と学校図書館 特別な支援を必要とする児童生徒の学習に関して、学校図書館をどのように整備し、司書教諭や学校司書はどのように関わればよいかについて述べる。

【キーワード】
特別な教育的ニーズ、特別支援教育、DAISY図書、LLブック、墨字図書、点字図書、拡大図書、拡大読書機、対面朗読
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
13 ICTを活用した教育・デジタルコンテンツの活用と学校図書館 学校教育においてデジタル教科書をはじめデジタル資料の利用が普及してきている。情報教育やNIEなどの教育と学校図書館の活用および情報活用能力の育成との関わりについて考える。

【キーワード】
情報教育、情報活用能力、デジタルコンテンツ、電子黒板
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
鎌田 和宏
(帝京大学教授)
14 教授/学習活動を支援する情報サービス 学校図書館は、児童生徒の学習活動に対しても教職員の教育活動に対しても、その情報要求に対応する。レファレンスサービスをはじめとした情報サービスについて説明し、利用者に適切な情報提供をするためには、どのように準備が必要かを考える。

【キーワード】
情報サービス、レファレンスサービス、レフェラルサービス、カレントアウェアネスサービス、パスファインダー
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
15 学習/教育のインフラとしての学校図書館 学校教育のインフラとして学校図書館が存在し機能すること、とくに学校図書館機能をカリキュラムに位置づける司書教諭の役割を理解する。また、カリキュラム展開における学校図書館活用について、児童生徒の学習効果と関連付けて評価する方法を学ぶ。

【キーワード】
学習/教育のインフラ、年間指導計画、司書教諭と学校司書の協働、学習評価、学校図書館活用評価、アセスメント
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
堀川 照代
(青山学院女子短期大学教授)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学