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肢体不自由児の教育('14)

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主任講師
川間 健之介 (筑波大学教授)
西川 公司 (放送大学客員教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(月曜)14時30分~15時15分
第2学期:(金曜)8時15分~9時00分

講義概要

近年、肢体不自由特別支援学校等においては、在学者の障害の重度・重複化、多様化の傾向が顕著になってきており、幼児児童生徒一人一人の実態に即した指導上の創意工夫がより一層求められている。本科目では、肢体不自由児の教育に必要な基礎的・基本的事項について、全15回にわたって講義を行う。肢体不自由児の教育の実際を概観しながら、肢体不自由児の生理・病理と心理、教育課程、指導法等についての学習を進めていく。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成26年度
科目区分
コース科目(心理と教育コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(心理と教育コース)
〔2008年度以前〕 専門科目(発達と教育専攻)
科目コード
1528920
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月30日(日曜)1時限(9時15分~10時05分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月27日(土曜)3時限(11時35分~12時25分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)74.9点
(平成28年度 第2学期)82.7点
備考
 
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授業の目標

肢体不自由児の教育に必要な基礎的・基本的な事項について、全15回の講義を通じて学習する。障害の状態等の多様な肢体不自由児に対する教育の基礎的・基本的な知識を身に付けることを目標とする。

履修上の留意点

「特別支援教育総論('15)」及び「特別支援教育基礎論('15)」を学んでおくことが望ましい。特別支援教育全般についての基礎を習得するのに役立つ。また、大学院科目「障害児・障害者心理学特論('13)」についても、肢体不自由児の心理を理解する上で参考になる。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 肢体不自由児の教育
-歴史と現状-
「肢体不自由」の用語の概念、我が国における肢体不自由教育の発足と発展の道筋を紹介する。また、近年の特別支援教育制度下における肢体不自由教育の現状と課題について解説する。

【キーワード】
肢体不自由、肢体不自由教育の歴史、養護学校教育の義務制、障害の重度・重複化
西川 公司
(放送大学客員教授)
西川 公司
(放送大学客員教授)
2 肢体不自由児が学ぶ場
-特別支援学校を中心に-
肢体不自由児が学んでいる教育の場について解説する。また、肢体不自由特別支援学校を中心に、児童生徒の登校から下校までの様子を、実際の映像に基づいて紹介する。

【キーワード】
通常の学級、通級による指導、肢体不自由特別支援学級、肢体不自由特別支援学校
川間 健之介
(筑波大学教授)
川間 健之介
(筑波大学教授)
3 肢体不自由児の生理・病理1
-運動発達の仕組み-
筋・骨の基礎的・基本的事項に関して、筋についてはドシェンヌ型進行性筋ジストロフィーを、骨については骨形成不全症と軟骨無形成症を取り上げて解説する。また、筋・骨の萎縮を防ぎ、運動機能を向上させる自宅での自主トレーニングについて紹介する。

【キーワード】
筋、進行性筋ジストロフィー、骨、骨形成不全症、ホームエクササイズ
君塚 葵
(心身障害児総合医療療育センター前所長)
君塚 葵
(心身障害児総合医療療育センター前所長)
4 肢体不自由児の生理・病理2
-脳性まひ、二分脊椎を中心に-
脳性まひと二分脊椎の治療・リハビリテーションを中心に解説する。また、脳性まひ児の望ましい姿勢づくりを取り上げて紹介する。

【キーワード】
脳性まひ、二分脊椎、座位姿勢
君塚 葵
(心身障害児総合医療療育センター前所長)
君塚 葵
(心身障害児総合医療療育センター前所長)
5 肢体不自由児の心理1
-発達を中心に-
乳幼児期の発達を中心に、社会性やコミュニケーション、認知などについての発達を取り上げて解説する。また、それぞれにおける発達の過程と、肢体不自由があることによって生じる課題を紹介する。

【キーワード】
発達、社会的かかわりの基礎、コミュニケーション、認知・思考
徳永 豊
(福岡大学教授)
徳永 豊
(福岡大学教授)
6 肢体不自由児の心理2
-障害特性を中心に-
肢体不自由児の障害特性を中心に取り上げて解説し、肢体不自由児に見られる心理・行動上の困難について考える。

【キーワード】
視知覚、知能、パーソナリティー、障害受容
川間 健之介
(筑波大学教授)
川間 健之介
(筑波大学教授)
7 肢体不自由教育の教育課程 教育課程に関する法令と特別支援学校の学習指導要領等を紹介しながら、幼児児童生徒の実態に即した肢体不自由特別支援学校及び肢体不自由特別支援学級における教育課程編成の在り方について解説する。

【キーワード】
教育課程、特別支援学校小学部・中学部学習指導要領、小・中学校における教育課程編成
西川 公司
(放送大学客員教授)
西川 公司
(放送大学客員教授)
8 肢体不自由教育の実際1
-自立活動の指導-
肢体不自由特別支援学校における自立活動の指導の意義と内容の取扱いの基本について解説する。また、重複障害児に対する自立活動を主とした指導について考える。

【キーワード】
自立活動の指導の意義、自立活動の内容と取扱い、個別の指導計画、自立活動を主とした指導
西川 公司
(放送大学客員教授)
西川 公司
(放送大学客員教授)
9 肢体不自由教育の実際2
-身体の動きの指導-
肢体不自由特別支援学校における身体の動きの指導内容を解説するとともに、授業に適した姿勢(ポジショニング)を紹介する。

【キーワード】
自立活動、身体の動き、ポジショニング
川間 健之介
(筑波大学教授)
川間 健之介
(筑波大学教授)
10 肢体不自由教育の実際3
-コミュニケーションの指導-
言葉や身振り、補助的手段を活用した肢体不自由児に対するコミュニケーションの工夫の重要性について解説する。また、他者からの働き掛けを受け止めて理解し、自分の意思を表出・表現する力を高めるための指導の要点を紹介する。

【キーワード】
言語的コミュニケーション、前言語的コミュニケーション、原初的コミュニケーション、補助的手段の活用、足場作り
徳永 豊
(福岡大学教授)
徳永 豊
(福岡大学教授)
11 肢体不自由教育の実際4
-各教科の指導-
肢体不自由児が抱えている各教科の学習における困難には、様々なものがあることから、国語、算数・数学等、教科ごとに見られる学習上の困難と、その困難への対応について解説する。

【キーワード】
肢体不自由、言語障害、視覚障害、視知覚認知障害、各教科の指導における支援
川間 健之介
(筑波大学教授)
川間 健之介
(筑波大学教授)
12 肢体不自由教育の実際5
-重複障害児の理解-
重複障害児の概念について解説するとともに、重度の肢体不自由に併せて重度の知的障害がある重度・重複障害児の特性を紹介する。

【キーワード】
重複障害、重度・重複障害児、重度・重複障害児の特性
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
13 肢体不自由教育の実際6
-重度・重複障害児の指導-
重度・重複障害児の指導内容について、健康の保持・増進を中心に、摂食指導、排泄指導、認知・コミュニケーション力を育む指導について解説する。また、指導計画の作成と評価の要点を紹介する。

【キーワード】
健康の保持、摂食指導、排泄指導、認知・コミュニケーション、指導計画
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
14 肢体不自由教育の実際7
-キャリア教育と進路指導-
生きる力の伸長を目指すキャリア教育の視点から、肢体不自由児の進路指導について解説する。また、児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導や必要な支援を行うための重要なツールである、個別の教育支援計画を紹介する。

【キーワード】
キャリア教育、進路指導、生きる力、個別の教育支援計画、連携
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
15 新たな取組と今後の課題 障害者基本法の改正と障害者の権利条約の批准に向けた教育分野の取組について解説する。また、肢体不自由特別支援学校等における肢体不自由教育のセンター校としての活動等、新たな取組を紹介した上で、肢体不自由教育の充実に向けた今後の課題について考える。

【キーワード】
障害者の権利に関する条約、障害者基本法、特別支援教育推進体制、特別支援教育のセンター校
西川 公司
(放送大学客員教授)
川間 健之介
(筑波大学教授)
西川 公司
(放送大学客員教授)
長沼 俊夫
(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
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