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心理臨床とイメージ('16)

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主任講師
小野 けい子(放送大学教授)
佐藤 仁美(放送大学准教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(火曜)14時30分~15時15分
第2学期:(木曜)8時15分~9時00分

講義概要

心理臨床の現場においては、クライアント自身の心的現実が重要である。夢、描画、造形作品といったイメージ表現は、客観的現実よりも、その人の心的現実を、その人自身を雄弁に語っている。クライアントの語りも、その方の心的現実として傾聴することが重要である。
心理療法というと、ことばによるものを想像されることが多いが、心理療法の方法としてことばのみならず、夢、描画、造形、即興劇、詩歌といったイメージも用いられる。本科目では、こうしたイメージを用いた心理療法について紹介し、心理臨床の中でのイメージの役割について論じる。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
コース科目(心理と教育コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(心理と教育コース)
〔2008年度以前〕専門科目(発達と教育専攻)
科目コード
1529102
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月27日(木曜)1時限(9時15分~10時05分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月27日(土曜)4時限(13時15分~14時05分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)74.8点
(平成28年度 第2学期)76.8点
備考
「心理臨床とイメージ('10)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

心理臨床の中でのイメージの重要性を理解し、イメージを用いた心理療法への理解を深める。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 心的現実とイメージ 人のこころのあり方によって、同じ物理的世界も、様々な見え方をすることを、反転図形や絵画表現から見た後、心理臨床の現場におけるクライエントの訴える心的現実について、またイメージ表現と自己治癒力等について述べ、心理臨床とイメージの深いつながりについて論じる。

【キーワード】
反転図形、イメージ、心的現実、無意識
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
2 イメージを用いた心理療法と心理療法の器 イメージを用いた心理療法について学ぶとともに、イメージを用いた心理療法を可能とする心理療法の器について学ぶ。心理療法の器としてのセラピストの役割、時間・空間・料金といった枠の役割について学ぶ。

【キーワード】
自由にして保護された空間、治療構造、心理療法の器
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
ゲスト:山中 康裕(京都大学名誉教授)
3 バウムテスト バウムテストの方法、目的、治療的意義などについて学ぶ。

【キーワード】
バウムテスト、見立て、スケッチ・スキル、ディスクリプション・スキル
岸本 寛史
(高槻赤十字病院緩和ケア診療科長)
岸本 寛史
(高槻赤十字病院緩和ケア診療科長)
4 風景構成法 風景構成法の方法、目的、治療的意義などについて学ぶ。

【キーワード】
風景構成法、一点透視図法、描画プロセス
岸本 寛史
(高槻赤十字病院緩和ケア診療科長)
岸本 寛史
(高槻赤十字病院緩和ケア診療科長)
5 箱庭療法 箱庭表現とメッセージ、箱庭療法における治療関係、箱庭療法の治癒力について述べる。

【キーワード】
箱庭療法、母子一体性、自由にして保護された空間
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
ゲスト:山中 康裕(京都大学名誉教授)
6 MSSM法 MSSM法の方法、治癒力、歴史、適応等について学ぶ。

【キーワード】
スクリブル、スクイッグル・ゲーム、枠づけ法、物語
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
ゲスト:山中 康裕(京都大学名誉教授)
7 コラージュ 箱庭療法からヒントを得て発展し、その簡便化から生まれた日本のコラージュ療法。コラージュという技法の持つ意味と、セラピーへの応用について考える。

【キーワード】
コラージュ、レディ・メイド、キュビズム、パピエ・コレ
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
8 心理劇
~ロール・プレイング~
保護された空間の中で即興劇を演じてみることで見えてくるもの、集団療法としての心理劇について概観する。

【キーワード】
モレノ、即興劇、保護された空間、舞台、監督、補助自我、演者、観客
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
ゲスト:渡辺 憲明(教諭)
9 詩歌療法 イメージ表現のうち,言葉によるものを、詩歌・俳句・連句などからアプローチし,ことばとイメージの関係性、癒し、コミュニケーションについて考える。

【キーワード】
言葉、詩歌、俳句、連句、コミュニケ―ション、コミュニオン
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
ゲスト:飯森 眞喜雄(東京医科大学名誉教授)
10 夢分析 夢は、無意識からのメッセージと、見ることができる。フロイトおよびユングの理論・実践を紹介しながら、心理臨床の現場における夢の治療的意義を検討する。

【キーワード】
夢の意義、インキュベーション、フロイト、ユング
川嵜 克哲
(学習院大学教授)
川嵜 克哲
(学習院大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
11 アクティヴ・イマジネーション イメージを用いる心理療法では無意識の意義が強調されるが、じつはそれも自我のはたす役割があってこそのことである。ここでは、イメージを介した自我(意識)と無意識とのインタラクションが個性化の鍵であることを論じる。

【キーワード】
アクティヴ・イマジネーション、補償、折衝、アクティヴな自我
老松 克博
(大阪大学教授)
老松 克博
(大阪大学教授)
12 昔話・お伽噺と心理臨床 昔話・お伽噺は長く人々によって語り継がれてきたものである。その意味で昔話・お伽噺は、人々に共通する心的現実と関係するものと思われる。物語ることと基礎づけること、昔話・お伽噺と心理臨床について論じる。

【キーワード】
昔話、心的現実、元型、個性化の過程
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
13 ユングの個性化過程とイメージ ユングの個性化過程を一種の心理臨床過程とみてユングの描いた絵画を通して考察する。

【キーワード】
夢、描画、造形、セルフ、曼荼羅、普遍的意識
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
14 イメージからみる人生1:エドヴァルド・ムンク ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクを取り上げて、生い立ち、その背景・家族を合わせて見ながら、絵画表現を通して、自己に取り組む過程をひも解いていく。

【キーワード】
不安、愛、死、病、魂の叫び、自己探求
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
佐藤 仁美
(放送大学准教授)
15 イメージからみる人生2:上村松園 女性として初の文化勲章受賞者となった画家上村松園の自己実現過程について論じる。上村松園の人生は決して平坦なものではなかったが、過酷な試練を越えて、画家としても人としても大成していったこの画家の自己実現過程について描かれた絵から論じたい。

【キーワード】
自己実現、個性化過程、表現療法
小野 けい子
(放送大学教授)
小野 けい子
(放送大学教授)
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