授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

国際ボランティアの世紀('14)

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
山田 恒夫 (放送大学教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(水曜)13時45分~14時30分
第2学期:(土曜)14時30分~15時15分

講義概要

国際ボランティア活動は、グローバル化した21世紀の市民社会の形成に大きな役割をはたすものと考えられている。国際ボランティア研究のトピックとその実践における多様な側面を紹介することで、国際ボランティア活動に対する理解を深めると同時に、国際ボランティアを自らのキャリアとのかかわりの中で考えられるようにする。国際ボランティアは市民の参加する活動であり、市民が世界の課題に目を向け、その課題解決に自らが関わることを目指すものである。国際ボランティア活動とその体系化には我が国が大きな貢献を果たしており、その実践活動と学問内容を知ることには大きな意味がある。国際ボランティアは、東日本大震災をはじめ、最近の巨大災害で社会で注目を浴び、企業や中高年層が大きな関心を持っている分野である。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成26年度
科目区分
コース科目(全コース開設(総合科目))
〔2009年度~2015年度〕総合科目
〔2008年度以前〕専門科目(その他)
科目コード
1847473
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)3時限(11時35分~12時25分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月21日(日曜)5時限(14時25分~15時15分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)73.7点
(平成28年度 第2学期)75.0点
備考
 
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

①知識としての国際ボランティア活動ではなく、自らも参加できる国際ボランティア活動であることを知る。
②国内外における国際ボランティア活動の多様な実践を知り、身の回りでも自分のできることがあることを知る。
③そのためのいろいろな組織があり、学ぶ場があることを知る。
④ボランティア活動は、他者を支援する機会というばかりでなく、ボランティア自身が人として学ぶ場、相手からたくさんのことを教えてもらう場であることに気づく。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 国際ボランティア学とは ボランティアおよびボランティア活動の定義と特徴、国際的な文脈でのボランティア活動の意義を説明しながら、学問としての国際ボランティア学の概要を紹介する。隣接領域の学問と関連させながら、国際ボランティア学の学問的な特徴とその体系、基本的な方法論について説明する。本科目の構成とその学び方を解説する。

【キーワード】
国際ボランティア活動、国際ボランティア学、国際ボランティア、自発性、カリキュラム、キャリアデザイン
山田 恒夫
(放送大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
山田 恒夫
(放送大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
2 保健医療協力と国際ボランティア 保健医療協力においては、国連ミレニアム開発目標(MDGs)に掲げられている感染症対策や母子保健分野が重要課題である。同時に、地域での保健医療を支える人材の育成や仕組みづくりも必要である。インドネシアやスーダンでの事例を中心に、健康を守るボランティア活動について考えてみる。

【キーワード】
プライマリヘルスケア、保健システム強化、感染症対策、母子保健、母子健康手帳
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
3 教育協力と国際ボランティア 開発途上国への教育協力は日本人にとって最も関心が高い分野の一つである。国際協力においても教育は最も重要な分野である。本章では、国際教育協力の現状を述べ、次に国際ボランティア活動におけるこの分野を検討する。海外からの教育支援やボランティア活動が実際に役に立つようにするには様々な工夫が必要である。例えば、その国の教育政策や文化的背景・風土、教育の方法などを考えねばならない。ケ二アの乾燥地域での学校作りを例として、何が行われ、どのような工夫が必要なのかを考える。

【キーワード】
教育協力、教育政策、学校建設、ケニア
内海 成治
(京都女子大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
4 村落支援と国際ボランティア いくつかの事例を紹介しながら、多くの困難を抱える開発途上国の農漁山村への国際ボランティア活動を考える。グローバル化の恩恵から取り残された地域には、さまざまな「周縁化(marginalization)」の問題が山積する。国際ボランティア活動にも、個別地域に応じた、独創的できめの細かい対応が求められる。村落支援活動の多面性、活動の持続性に関わる要因について解説する。

【キーワード】
村落支援、少数民族、地域経済、周縁化、開発途上国
山田 恒夫
(放送大学教授)
山田 恒夫
(放送大学教授)
5 フェアトレードと国際ボランティア フェアトレードとは開発途上国の人々への支援の一環として、より公正な価格での取引を目指す活動である。フェアトレードは比較 的新しい言葉であるがすでに市民権を得ていると思われる。そしてフェアトレードは市民が国際ボランティアに関わる手軽で、かつ大きなインパク卜を与える活動である。しかし、実際にどのようなことが行なわれているのか、フェアトレードを行っている団体は何をしているか、あまり明らかではない。本章ではフェアトレードは何かを概説し、特に重要な商品であるコーヒーについて説明し、実際に東ティモール支援としてコーヒーのフェアトレードを行っているNGO(ピース・ウインズ・ジャパン)の活動を紹介し、フェアトレードと国際ボランテイアについて考えることにしたい。

【キーワード】
フェアトレード、コーヒー、東ティモール、国内でできる国際ボランティア活動
内海 成治
(京都女子大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
6 子どもを守る国際ボランティア 子どもが生まれ、健康に育ち、教育を受ける機会を得て、大人に成長する。その成長の過程が、安全に保障されている国や地域は決して多くはない。「子どもの権利条約」がめざすものは何か、世界のなかで、子どもたちを守るために、どのような取り組みが行われているのか。そして、グローパル世界の活動を知ることにより、日本において子どもは守られられているのだろうかという問いかけを返してみたい。

【キーワード】
子どもの権利条約、子どもの参画、子どもの保護、児童労働
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
7 緊急支援と国際ボランティア 地震や水害等緊急支援では多くの国際ボランティア活動が行われる。緊急人道支援は他の支援と異なりスピーディーな支援と現地政府や国際機関との連携が必要である。インドネシア・アチェにおける地震・津波災害支援をもとに緊急災害救援の仕組みや課題を紹介しつつ、東日本大震災の支援についても考えてみたい。

【キーワード】
自然災害、人道支援、インドネシア、東日本大震災、心理社会的ケア
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
8 国内の外国人に対する国際ボランティア 日本には多くの外国人が暮らしている。地域住民である外国人の保健医療福祉などの環境はどうなっているのだろうか? 国籍や民族などの異なる人びとが、地域社会の構成員として対等な関係性の中で、ともに暮らしていける社会をめざすには、何が求められているのか。保健医療に焦点をあてるなかで、共生のあり方を考えていく。

【キーワード】
在住外国人、保健医療、医療通訳士
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
9 キャリアとしての国際ボランティア:成長過程とコンピテンシー 国際ボランティア活動を国際ボランティアという、それに従事する人間の視点から考察する。ひとりの人間において、国際ボランティア活動が実現されるとき、どのような成長過程をたどるのか、国際ボランティアとして成熟する過程でどのような知識や技能、その総体としての能力(コンピテンシー)を必要とするか、国際ボランティアとしてのキャリアパスにはどのようなものがあるか、検討する。

【キーワード】
生活史(ライフ・ヒストリー)、ライフ・ストーリー、コンピテンシー、キー・コンピテンシー、ESDコンピテンシー、キャリアパス
山田 恒夫
(放送大学教授)
山田 恒夫
(放送大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
10 NGOと国際ボランティア NGOは国際ボランティア活動を担う組織であり、国際ボランティアへの市民の参加のための、最も重要な組織である。しかし、広く認知されるようになったとはいえ日本におけるNGOはまだ発展途上である。財政面、人材面において大きな課題を抱えている。NGOとはどのような組織であり、何を目指しているのか、そしてNGO活動の現状と課題とは何か、紹介する。

【キーワード】
NGO、ピース・ウィンズ・ジャパン、ジャパン・プラットフォーム、南スーダン
内海 成治
(京都女子大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
11 企業CSRと国際ボランティア 企業の国際ボランティア活動の現状と課題を取り上げる。企業による国際ボランティア活動は企業の社会的責任(CSR)として近年活発になっているが、必ずしもCSRに関する論点は明確になっていない。またCSRが効果を発揮するためには、現地での適切な活動と国内及び企業内での適切な広報活動が不可欠である。こうした課題を東ティモールでのトイレ支援を例として検討する。

【キーワード】
CSR、CRM、東ティモール、トイレ
内海 成治
(京都女子大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
12 青年海外協力隊(JOCV)とシニア海外ボランティア(SV) 青年海外協力隊は政府の行う国際ボランティアの代表的事業であり、また40歳以上のシニアを派遣するシニア海外ボランティア事業は市民の参加する国際ボランティアとして重要性を増している。2015年には創設50周年という節目の年を迎える青年海外協力隊事業は、その派遣分野や、派遣国など、近年、青年海外協力隊をめぐる状況にも大きな変化が見えている。本章では政府開発援助による国際ボランティア派遣事業の設立経緯、現状、課題を解説する。

【キーワード】
青年海外協力隊(JOCV)、シニア海外ボランティア(SV)、政府開発援助(ODA)、海外技術協力事業団(OTCA)、国際協力機構〔旧称、国際協力事業団〕(JICA)、コロンボプラン、平和部隊(Peace Corp)、非営利組織(NPO)、非政府組織(NGO)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
13 世界の国際ボランティア 先進国を中心とした世界の政府支援による国際ボランティア組織の設立目的とその取り組みを紹介する。具体的には、米国のPeace Corp 平和部隊)、カナダのCanadian University Service Overseas-Volunteer Service Overseas (CUSO-VSO)、フランスのFrance Volonitaries (FV)、英国のVolunteer Service Overseas United Kingdom (VSOUK)を例に、それぞれの国際ボランティア組織の変遷、形態、活動内容、帰国後の活動、国内での活躍の場などを学び、日本における今後の国際ボランティア活動の発展形態を考える。

【キーワード】
平和部隊、CUSO-VSO、FV、VSO、ディアスポラ・ボランティア、帰国ボランティア、キャリアパス、無償のボランティア活動と契約に基づくボランティア活動、社会のつながり、パブリック・エンゲージメント(市民参加、公的関与)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
14 学校と国際ボランティア活動 小中学校、高等学校等における学校教育では、総合的な学習の時間や特別活動において、ボランティア活動など社会奉仕体験活動が導入されている。大学等高等教育機関では、ボランティア関連科目が開講され、ボランティアセンター等を中心に、国際ボランティア活動が教育活動の一環として組み込まれているケースがある。生涯学習の視点から、国際ボランティア活動の学習とその支援について解説する。

【キーワード】
学校教育、高等教育、学習指導要領、社会奉仕体験活動、総合的な学習の時間、ボランティア学習、市民性教育、サービス・ラーニング、生涯学習、成人教育
山田 恒夫
(放送大学教授)
山田 恒夫
(放送大学教授)
15 国際ボランティア活動の新展開:まとめにかえて 日本の国際ボランティア活動に与えた東日本大震災の影響を振り返りながら、国際ボランティア学の、学問としての体系化について総括しつつ、高度情報化社会、生涯学習社会における国際ボランティアの社会的意義と将来について展望する。

【キーワード】
東日本大震災、ICTと国際ボランティア活動、生涯学習者と国際ボランティア活動、高齢化時代の国際ボランティア
山田 恒夫
(放送大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
山田 恒夫
(放送大学教授)
内海 成治
(京都女子大学教授)
中村 安秀
(甲南女子大学教授)
小川 寿美子
(名桜大学教授)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学