授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

労働経済('12)

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
松繁 寿和 (大阪大学教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(日曜)6時45分~7時30分
第2学期:(水曜)14時30分~15時15分

講義概要

この授業では、まず労働経済学の基礎理論を学ぶ。労働市場の動きを労働供給と労働需要に分け、それぞれがどのように決まるかを説明する。その後、現実に起きている問題、例えば、若年労働、仕事と家庭との両立、少子高齢化などを紹介するが、できるだけ具体的な例を取り上げて問題を認識し易くする。その上で、それらの問題が理論的にどのように分析できるかを議論するとともに、制度や政策が労働市場に与えている影響も検討する。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成24年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)
〔2008年度以前〕専門科目(社会と経済専攻)
科目コード
1639137
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月30日(日曜)5時限(14時25分~15時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月23日(火曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)77.3点
(平成28年度 第2学期)73.6点
備考
※この科目は「労働経済('08)」を一部改訂しています。
「労働経済('08)」の単位修得者は履修不可
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

第一に、労働経済の基礎理論を理解し、労働問題に接近するための経済学的考え方を身につける。第二に、現実の問題に関する理解を深める。第三に、政府やエコノミストが唱える政策がどのような理論・実証的背景を持っているのかを理解する能力を身につける。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 労働力
[改訂]
労働力に関する用語や労働市場の状況を捉えるための指標を紹介する。また、指標は、生活のどのような側面を反映しているかを学ぶ。

【キーワード】
労働力、失業、非労働力化
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
2 賃金と労働供給 労働市場の分析は、労働供給の動きと労働需要の動きによって決定されることを理解する準備として、労働供給がどのように決定されるかを説明する。なかでも重要な要因である賃金と労働供給の関係を考える。

【キーワード】
労働供給曲線、余暇、名目賃金、実質賃金
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
3 賃金以外の要因と労働供給 勤労所得以外の所得の存在が、労働供給に与える影響を考える。例えば、宝くじに当たったような場合、労働者の働き方がどのように変化をするかを理論的に考える。

【キーワード】
非勤労所得、所得税
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
4 労働需要 企業が利潤をもとめて行動することにより、労働への需要がどのように導きだされるかを理論的に説明する。労働供給の議論と対比しながら、賃金と労働需要の関係を考える。

【キーワード】
生産関数、利潤最大化、労働需要曲線
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
5 労働時間
[改訂]
労働時間の決定に影響をおよぼす要因を、経済的要因と制度的要因の両方から探る。また、それぞれの要因によってどのようなことが労働市場で起きているのかを分析する。

【キーワード】
長時間労働、超過勤務手当、裁量労働
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
6 機械と労働 生産要素としての労働と資本、すなわち労働と機械設備との関係を取り上げる。最初に基礎的な理論を紹介し、その後、機械化がそれぞれの需要にどのような影響を与えるかを議論する。例えば、IT化がどのような労働者の需要を増加させているかなどを議論する。

【キーワード】
労働生産性、生産要素間の代替、資本と技能の補完
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
7 海外との競争 企業が世界規模での競争を余儀なくされていることに注目し、日本企業の海外移転がどのような影響を日本の労働市場に与えているかを検討する。また、たとえ企業が海外に移転しなくても、生産物の競争によって、間接的に海外の労働価格が国内の労働価格に影響をおよぼすことを説明する。

【キーワード】
グローバル化、海外移転、産業空洞化
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
8 若者と労働
[改訂]
若者の就労意識の変化や不安定な就労の恒常化などの問題を、労働経済学の視点から供給面での変化と需要面での変化に分けて整理し、どのような要因によってそれらが生じているかを検討する。

【キーワード】
ニート、フリーター、就職活動
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
9 女性と労働 I
[改訂]
男女間に存在する経済格差に注目し、それがどのように生じるかを考える。また、最近増加している非正規雇用の問題を、特に女性就労の点から取り上げる。

【キーワード】
男女間格差、統計的差別、非正規化
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
10 女性と労働 II
[改訂]
まず、結婚出産で仕事を辞め家庭に入るという現象を紹介する。また、少子化がどのように進んできたのかを観察し、女性の労働力化との関係を探る。さらに、近年注目されている均等施策や両立支援策を紹介し、どのような効果が期待されているのかを議論する。

【キーワード】
M字カーブ、少子化、両立支援策
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
11 高齢者と労働
[改訂]
年功に経済合理的意味を与えた労働経済学の理論も紹介する。一方、そのような人事・処遇制度において生じる高齢者雇用の問題を取り上げる。

【キーワード】
年功、定年、年金
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
12 人事制度と労働意欲 まず、人事・処遇制度の中身を説明し、年功的賃金や昇進がどのように生じるかを説明する。また、労働意欲を向上させるための、報酬・処遇制度における工夫も紹介する。

【キーワード】
労働意欲、報酬、成果
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
13 中小企業、開・廃業 まず、日本における賃金の規模間格差を観察する。さらに、開業率や廃業率の推移をみることで、経済の新陳代謝の問題を考える。

【キーワード】
中小企業、開業、廃業
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
14 コーポレートガバナンスと労働組合 企業経営におけるさまざまなステークホルダーの存在をみることで、企業は一体誰のものであるかを考える。また、従業員の利益を守ってきた組合を取り上げ、その行動様式を理論的に説明するとともに、歴史的変遷と現在抱えている問題を議論する。

【キーワード】
コーポレートガバナンス、ステークホルダー、組合
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
15 格差とセーフティーネット
[改訂]
これまでに見てきた各テーマを格差の視点から捉え直すことで、格差が発生しているメカニズムを明らかにする。また、セーフティーネットに関する政策と、その影響を検討する。

【キーワード】
ジニ係数、格差拡大、機会の不平等、セーフティーネット
松繁 寿和
(大阪大学教授)
松繁 寿和
(大阪大学教授)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学