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アグリビジネスと日本農業('14)

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主任講師
河合 明宣 (放送大学教授)
堀内 久太郎 (放送大学客員教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(日曜)11時15分~12時00分
第2学期:(火曜)23時00分~23時45分

講義概要

食料は、多くの産業によって供給されている。今日、社会的分業が高度に進み、食料供給に関わる産業の種類、分野が著しく拡大した。農業生産の過程も細分化され、分業・協業や専門化が進んだ。産業全体でも、多数の産業間の相互関連性を重視するアグリビジネス(農業関連産業)が形成されるようになってきた。一方、農林水産業は、自然生態系の中で動物や植物と共存し、その生態系の維持・存続に努力することが求められる。農業や農村は、精神的、教育的、福祉的、文化的な価値を人々に与えるかけがえのない機能を有する。これらの根幹的な役割を積極的に維持し、高揚することも重要である。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成26年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)
〔2008年度以前〕専門科目(産業と技術専攻)
科目コード
1639331
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)6時限(15時35分~16時25分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月21日(日曜)8時限(17時55分~18時45分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)74.2点
(平成28年度 第2学期)74.6点
備考
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授業の目標

農業のグローバル化が進む中で、変化の目覚しい日本の農業経営及び関連産業である食品製造業、外食産業の現状を理解する。グローバル化した競争的環境下で産業としての農業発展の観点及び地球環境問題や人口増加と信頼できる食料の供給確保という観点から、日本農業の現状と課題を把握する。合わせて、人口爆発と言われる人口増加の中で世界で最も高齢化した日本における農業担い手の考察から、稲作を中心とするアジアの農業を理解する糸口も探りたい。

履修上の留意点

「グローバル化と日本のものづくり('15)」等のグローバル化が進む今日の日本の産業を考察する科目の履修と「環境と社会('15)」等の人間と自然という観点から地球環境問題の把握の参考になる科目の履修が望まれる。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 豊かな食生活を持続させるために 「アグリビジネス」を科目名に含む4回目の改訂。日本農業における「農業経営」(学)を基本にする流れの中で、今回の「アグリビジネス」の意味内容、(「日本」農業)の説明。全体構成を紹介する。

【キーワード】
アグリビジネス、日本農業、農業経営、産業および国土の均衡発展
河合 明宣
(放送大学教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
河合 明宣
(放送大学教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
2 日本農業の家族経営(農家) 家族経営の歴史的意義、その経営的特色、農業経営の多様化や新しい農業経営の出現を踏まえ今後の課題を述べる。

【キーワード】
家族経営(農家)、太閤検地、経営と家族の結合体、農家の再生産過程、家族協定農業
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
3 職業として魅力ある法人経営 2章と関連させて、家族経営から法人経営への流れとその意義、魅力ある2、3の事例の説明。

【キーワード】
マネジメント、経営理念、経営者の条件、経営者の役割、日本農業賞・天皇賞
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
4 農業経営の多角化と経営戦略 農業経営の多角化・6次産業化の理論とその事例を説明する。価値連鎖と価値システムや農業経営の戦略を述べる。

【キーワード】
価値連鎖、バリュー・チェーン、価値システム、競争優位の戦略、6次産業化
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
5 農業経営の異業種間連携 農業経営の異業種との連携に関して、食料産業クラスター論や農商工連携論を説明する。食料産業クラスターの具体的事例を紹介する。

【キーワード】
多角化(統合)、連携(連結・提携)、農商工連携、産学官連携、食料産業クラスター
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
6 農業と資材産業 種苗、肥料、農薬、農業機械、施設などの土地と労働以外で農業生産に関わる資材産業がある。資材産業の概要を種苗を中心に述べる。

【キーワード】
栽培植物と伝統的育種、「緑の革命」、遺伝子組み換え、バイオメジャー、モンサントレデー
河合 明宣
(放送大学教授)
河合 明宣
(放送大学教授)
7 食品製造業の展開と農業 加工食品、調理済み食品、飲料品などの食品は今日の食生活を支える重要なアイテムである。これらを製造する食品製造業とはどのような産業だろうか。本章では業種の構成と関連、部門ごとの成長率などを学び、さらに現代の食品製造業が抱える課題についても考える。

【キーワード】
産業の二重構造、原材料調達
新山 陽子
(立命館大学教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
8 外食産業と食生活 外食産業は今日の食生活に欠かせない産業である。また、「中食」もわれわれの食生活に欠かせないアイテムになりつつある。本章では、外食産業の構造と成長、「中食」産業の成長を部門別に学ぶ。さらに、外食、中食それぞれの社会的役割について学び、今後の食生活への貢献について考える。

【キーワード】
外食産業、中食、食材調達、外食の役割
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
9 食品の安全、信頼とフードシステム アグリビジネスの発展により、農業から、食品製造業、小売業、外食産業にいたる高度なフードシステムを築いたが、食品中の病原微生物や化学物質などによる健康への悪影響の防止が社会的課題になっている。ここでは、食品安全確保のために欠かせない食品由来リスク、リスクアナリシスの考え方について学び、食品事業者や政府、消費者の役割について考える。

【キーワード】
リスクアナリシス、HACCP、トレーサビリティ
新山 陽子
(立命館大学教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
10 生産と消費を結ぶ流通 生産と消費を結ぶ流通の役割を明らかにした上で、農産物流通システムを4類型(原基型、小売業者主導型、卸売業者介在型、大口需要型)に区分し、それらの内容を具体的に説明する。

【キーワード】
へだたり、商的流通、物的流通、農産物流通、流通システム
藤島 廣二
(東京聖栄大学客員教授)
藤島 廣二
(東京聖栄大学客員教授)
11 農産物流通の変化と農業への影響 農産物流通のこれまでの変化(流通の広域化・グローバル化、業務用需要者向け供給比率の上昇、等)を明らかにし、それが国内農業に及ぼした主な影響(食料自給率の低迷、農産物価格の低位収斂化)を説明する。

【キーワード】
農産物輸入、スーパー・マーケット、加工食品、高齢化、価格の低位収斂化
藤島 廣二
(東京聖栄大学客員教授)
藤島 廣二
(東京聖栄大学客員教授)
12 日本の食料自給 食料自給をどう考えるか。国内における生産が食品製造業及び外食産業の展開を受けどう対応しているか。国際市場(グローバル化)の動向にもふれる。

【キーワード】
食料自給率の指標、食料自給率の計算方法、自由貿易交渉、GATT・WTO、TPP
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
13 農業の多面的機能
-生物多様性を中心に-
二次的自然(里地、里山、里海など)における生物多様性とは何か、またその保全の現状を説明する。 「水源林の保全」、世界農業遺産(GIAH)、自然農法・有機農業等による生物多様性保全が産業と国土の均衡的発展とどう関連するか考察する。

【キーワード】
二次的自然、生態系の多様性、EUの農業環境政策
河合 明宣
(放送大学教授)
河合 明宣
(放送大学教授)
14 都市と農村の交流 農業多角化(6次産業化)の中で生産―製造―流通・外食を捉えた。それを前提に、ここでは消費者や地域生活者の立場からの農村空間の意味を捉える。様々な形態の都市農村交流を事例を挙げて説明する。

【キーワード】
都市問題、農業・農村問題、限界集落、都市と農村の交流、グリーン・ツーリズム
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
15 国際化の中での日本農業の将来像 産業としての農業、信頼のおける食料の確保、生物多様性と共存する農村環境が、グローバルな国際状況下においてどうあるべきかについて考える。

【キーワード】
世界の人口・食料問題、地球環境問題、「食」と「農」をめぐる国家理念、宇宙船・地球号の視点、小欲知足
河合 明宣
(放送大学教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
河合 明宣
(放送大学教授)
堀内 久太郎
(放送大学客員教授)
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