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大学マネジメント論('14)

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主任講師
山本 眞一 (桜美林大学大学院教授)
田中 義郎 (桜美林大学大学院教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(日曜)0時45分~1時30分
第2学期:(月曜)8時15分~9時00分

講義概要

近年、経済・社会・文化の変化の中で、大学問題に対する社会的関心が高まりつつある。また、大学関係者においては、迫り来る大学経営危機にいかに対処すべきか、知識基盤社会の中の大学はいかにあるべきか、大学運営において役員、教員、職員はどのように関わるべきか、など大学マネジメントに関する多くの課題を抱えている。このような状況を踏まえ、この講義では、大学というシステムの特質を捉えるとともに、大学マネジメントの知識や考え方を、大学事務職員を始め幅広い関係者に身に着けさせることを目的とする。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成26年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)
〔2008年度以前〕専門科目(産業と技術専攻)
科目コード
1639340
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月23日(日曜)1時限(9時15分~10時05分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月21日(日曜)3時限(11時35分~12時25分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)79.2点
(平成28年度 第2学期)81.4点
備考
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授業の目標

受講者が、大学問題に関心のあるすべての人々に加え、現職の大学職員あるいは役員や管理職にある教員であることが多いとの前提の下、従来の大学論を超えて、できる限り実践的かつ実際的な教育内容を提供するよう努める。このことにより、受講者に広く大学マネジメントに関する知識を提供するとともに、彼らが現実に直面している経営・管理・運営上の諸課題を適切に解決するための、幅広い実践力を身に着けさせるようにする。

履修上の留意点

この科目は、大学マネジメントに関する知識と実践力を身に着けさせることを目標としているが、そのためには高等教育に関する知識や社会の動きを分析する能力を幅広く身に着けることが重要である。この科目の履修と前後して、高等教育に関する科目および受講者が適宜選択する関連科目を履修することが望ましい。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 大学と私たち 進学率の上昇に伴い、大学はわれわれ国民にとって身近な教育機関となってきた。受験勉強、学生生活、就職活動などを通じて、大学というものを考える機会が増える一方、わが国では、18歳人口の減少や国際化、知識基盤社会の到来などの社会変化の中で、大学を巡る諸環境は大きく変化してきている。これらが大学に及ぼす影響をさまざまな角度から考える。

【キーワード】
18歳人口減少、国際化、外国大学との競争、知識基盤社会、大学教育の大衆化、科学技術、競争的環境の進展、国立大学の法人化
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
2 大学とは何か この章では、まず、日本の大学の性格を、日本の古代から近世までつづいた伝統と、近代化以降に手本をされた欧米のユニバーシティの本質の把握を通じて、理解する。次に、日本の法制度における大学の概念について吟味し、国際的な視野のもとで、それが抱えている課題を認識する。

【キーワード】
大学、ユニバーシティ、大学寮、律令制、國士監、ギルド、学位、自治、学校教育法、教育基本法、大学院、短期大学、高等教育、中等後教育、第三段階教育
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
3 大学と政府 ここでは、日本の大学の設置形態と設置認可の在り様を概観した上で、私立大学の現状について、法制度的、統計数値的に考察し、私立本来の自主性から生まれる個性的な展開のパイオニアという側面と、国公立に対する補助的位置づけからくる変化に対するバッファーという側面という2面性を明らかにし、今後の課題を検討することによって、大学と政府との関係への理解を深める。

【キーワード】
国立大学、公立大学、私立大学、設置認可、私立学校法、私立学校振興助成法、構造改革特別区域法、宗教教育
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
4 大学経営を支える人材 近年、大学経営を支える事務職員の役割に関心が高まっている。これまでのアンケート調査等から見た彼らの現状を紹介するとともに、関心が高い「教職協働」のあり方やこれに関連して役員・教員の役割にも触れつつ、大学を経営する人材の養成のあり方を考える。

【キーワード】
事務職員、大学の意思決定、教授会、大学経営、職員の役割、職員の能力開発、学長のリーダーシップ、国立大学の法人化
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
5 外国の大学マネジメント 大学のマネジメントをより効果的にするには、外国の大学事例にヒントを求めることも意味がある。ここではアメリカ大学のマネジメント事例を取り上げ、組織化、意思決定、管理運営の方策など大学経営の諸側面について論じる。また、必要に応じてヨーロッパの現状にも触れる。

【キーワード】
CEO学長、エグゼクティブズ、理事会、職務記述書、大学経営、大学組織、多様性、競争的環境、アドミニストレーター、ファンドレイジング、大学の大道具
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
6 大学広報・学生募集戦略 競争的環境が進む中で、大学経営にとって重要なことは、大学の認知度を高め、優秀で意欲ある学生を多数集めることである。ここでは、1980年代にアメリカの大学で広まったマーケティングとエンロールメント・マネジメントの手法の導入とその後、そして今日的課題について、我が国の大学事情に照らして論じる。

【キーワード】
学生募集、大学広報、戦略的思考、個性的大学、競争的環境、多様性、優秀性、大学教育のユニバーサル化、マーケティング、エンロールメント・マネジメント、大学のブランディング
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
7 国公立大学の人事・労務・財務 大学の教職員に関する人事・労務管理や、施設・財産・資金に関する財務管理は、大学マネジメントの基盤として押さえておかなければならない事項である。国公立大学の人事・労務・財務については、法人化を契機に、各大学の主体的判断や効率的実施が求められるように大きく変容した。これらに関する制度の枠組みや実際の運用を解説する。

【キーワード】
国公立大学の法人化、弾力的な人事システム、人件費の削減、教職員の業績評価、運営費交付金、外部資金の獲得、戦略的な予算配分、財務指標
工藤 敏夫
(元木更津工業高等専門学校長)
工藤 敏夫
(元木更津工業高等専門学校長)
8 私立大学の人事・労務・財務 私立大学について、その経営にとって欠かせない人事・労務・財務の知識とその運用の実際を、専門的・実務的立場から眺め、実務者として必要な知識やノウハウについて、戦略的観点から教授する。

【キーワード】
ポジション制度、業務管理、法適合組合、職員人事、労使協調、目的別予算編成、財務比率、人件費比率、学生生徒納付金比率、経営診断
井原 徹
(学校法人実践女子学園理事長)
井原 徹
(学校法人実践女子学園理事長)
9 大学の教務・学生サービス 近年の大学教育を巡る環境変化の中で、大学教育の質的向上や学生支援の充実がますます重要性を増している。ここでは、大学経営の根幹である教務および学生サービス・プロフェッションについて、その現状と今後のあり方を論じる。

【キーワード】
教育活動支援、アカウンタビリティー、成績管理、履修管理、カリキュラム管理、研究活動支援、学修指導、学生生活支援、職務記述書、大学の小道具、教育者マインド、大学教育のユニバーサル化、プロフェッショナル化
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
田中 義郎
(桜美林大学大学院教授)
10 大学の研究管理 科学技術の振興が重要な国家戦略となる中、大学における研究活動の役割に注目が集まるようになってきた。産業界との連携、知財関係なども含めて、効率的な研究管理のあり方について実態を踏まえて考える。

【キーワード】
研究資金、大学院、研究室運営、インキュベータ、知財法制、研究マネジメント、産業界との連携、イノベーション
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
11 評価と大学マネジメント 本章では、多様な評価の中にあって、国、公、私立の別なく、すべての機関が対象になり、かつ、各機関が法的に存続していく上で必須のものとして制度化された認証評価について、原点にもどって、その意義と実施上の課題について検討し、合わせて、その評価が機能するベースともなる大学マネジメントの課題について考察する。

【キーワード】
認証評価、認証評価機関、設置認可、質保証、適格認定、大学マネジメント
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
舘 昭
(桜美林大学大学院教授)
12 大学の危機管理 大学マネジメントにとって危機管理のノウハウは必要不可欠である。各種の不祥事、教育・研究上の事件・事故、また長期的には財務上の問題など、大学経営を脅かす各種の要因を如何に軽減し、解決するかについて論じる。

【キーワード】
理事長・学長のリーダーシップ、迅速な意思決定、管理運営組織、広報、危機管理のノウハウ、問題認識
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
13 大学の社会貢献 大学には、教育、研究と並んで社会貢献という大きな機能がある。しかしその実態は複雑であり、これを総括的に捉えることは、大学経営に欠かせない。ここでは、いわゆる地域貢献や産業界との共同を含め、さまざまな側面から大学の社会的貢献について論じる。

【キーワード】
大学と社会、産業界との共同、地域社会、社会人学生、生涯学習
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
14 近年の大学改革 政府財政の緊縮、経済のグローバル化、18歳人口の減少など大学をめぐる環境の変化の中で、政府はさまざまな改革政策を打ち出し、また大学はこれを大学発展戦略に結び付けつつ、積極的に対応することが求められている。1990年代以降に生じた主な大学改革政策を概観し、その意味するところを解き明かす。

【キーワード】
18歳人口の減少、法人化、大学教育のユニバーサル化、全入時代、教育接続、教育プログラム、GPグッドプラクティス、リーダーシップ、競争的環境、個性が輝く大学、教育改革
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
15 21世紀知識社会と大学のマネジメント これからの知識社会において大学は、知識の生産(研究)・伝達(教育)・活用(社会貢献)において大きな役割が期待されている。経営環境の変化の中で先行き不透明な側面があるが、これらの側面を克服しつつ役割を果たすべき大学の将来とそのマネジメントについて論じる。

【キーワード】
知識社会、生涯学習、雇用環境、科学技術、グローバル社会
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
山本 眞一
(桜美林大学大学院教授)
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