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現代の内部監査('17)

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主任講師
齋藤 正章 (放送大学准教授)
蟹江 章 (北海道大学大学院教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(火曜)22時15分~23時00分
〔再放送〕(金曜) 6時00分~6時45分
第2学期:(火曜)7時30分~8時15分

講義概要

営利・非営利を問わず、組織運営の成否を決めるのは内部監査の成否であると言っても過言ではない。本講義では、組織の外にいてはなかなか実感する機会がない内部監査について、その目的や原則を理解し、実際の手続きを検討することによって、内部監査の重要性を理解することを目的とする。また、すでに内部監査に携わっている人には、内部監査についての再整理と新たなる知見を与えるものと期待される。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成29年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)
〔2008年度以前〕専門科目(産業と技術専攻)
科目コード
1639536
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月29日(土曜)2時限(10時25分~11時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月28日(日曜)4時限(13時15分~14時05分)
単位認定試験
平均点
備考
「組織運営と内部監査('09)」「組織運営と内部監査('13)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

内部監査は組織におけるインフラ的な存在である。組織運営が順調な時には、改めてそれを意識したり、感謝したりすることはないが、一旦、不祥事等問題が生じたときには、その存在がクローズアップされるのである。しかし、問題が生じてからでは遅いのである。日頃から内部監査に対する意識を高め、それに磨きをかけることが大切である。本講義の目標は、内部監査の意義と役割を踏まえ、様々な組織における内部監査のあり方について理解を深めることにある。

履修上の留意点

本講義は経営や法律、会計、技術といった多面的な要素を含んでいるため、関連科目についても広く学ぶことが重要である。よって、「経営学入門」「ケースで学ぶ現代経営学」「市民社会と法」「現代会計」「NPOマネジメント」といった科目の履修が望まれる。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 内部監査の重要性の高まり 営利・非営利を問わず、その組織成員が不祥事を起こしたという事案が後を絶たない。また組織ぐるみのケースもある。その一方で、効率性を高め、羨望の的となる組織も存在する。この違いは組織における内部監査の良しあしにあるといっても過言ではない。ますます高まる内部監査の重要性について解説する。

【キーワード】
内部監査、経営環境の変化、経営者の役割、コーポレートガバナンス
齋藤 正章
(放送大学准教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
2 内部監査の歴史と変遷 監査という業務の基本的な構造および機能を把握し、これに基づいて内部監査の構造と機能を理解する。次に、内部監査人協会および日本内部監査協会が内部監査の普及・発展に果たした役割を振り返りながら、内部監査の展開について理解する。

【キーワード】
ASOBAC、内部監査人協会、日本内部監査協会、内部監査基準
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
3 内部監査と法定監査 わが国で法令によって実施が義務づけられている法定監査の意義や目的を把握するとともに、内部監査が法定監査に対してどのような関わりを持つのかを理解する。

【キーワード】
任意監査、財務諸表監査、会計監査人監査、内部統制監査、会社法監査
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
4 内部統制と内部監査 わが国の「内部統制基準」に基づいて、内部統制の目的、構成要素、限界などを把握する。その上で、内部統制におけるモニタリング機能の1つである内部監査が、内部統制を有効に機能させるためにどのような役割を果たすのかを理解する。

【キーワード】
COSO報告書、内部統制報告制度、独立的評価、内部統制の限界、3本のディフェンスライン
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
5 内部監査とリスク・マネジメント(1) 組織は様々なリスクに晒されている。組織運営上の様々なリスクについて明らかにし、危機管理の思考とビジネス・リスク・マネジメントについて検討する。

【キーワード】
リスクの定義、リスクの種類、危機管理、リスクマップ、ERM
齋藤 正章
(放送大学准教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
6 内部監査とリスク・マネジメント(2) 組織が直面する不正リスク要因を「不正のトライアングル」モデルで概観した後に、不正会計リスク、コンプライアンスリスク、ITリスクなどに対応するために、内部監査がどのような視点から関与すべきかを理解する。

【キーワード】
不正のトライアングル、不正会計、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、ITリスク
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
7 内部監査基準と内部監査の要件 監査基準の一般的な機能を把握した上で、わが国の『内部監査基準』のフレームワークに沿って、内部監査の本質、品質管理、ならびに内部監査部門および内部監査人に求められる要件について理解する。

【キーワード】
アシュアランス業務、内部監査の品質管理、独立性、正当な注意
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
8 内部監査のプロセス(1) 内部監査を実施するための体制整備、監査計画の策定、現地での本調査に先立って実施される予備調査といった監査のプロセスについて理解する。また、リスク・アプローチと呼ばれる監査手法ならびにリスクの評価についても学ぶ。

【キーワード】
内部監査規程、リスク・アプローチ、リスクの評価、監査計画、予備調査
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
9 内部監査のプロセス(2) 内部監査のプロセスの中心である本調査(往査)から、監査結果を形成しこれらを報告する過程、ならびに不備の改善状況を検証するフォローアップについて理解する。内部監査の手続がどのように実施されるかを把握する。

【キーワード】
本調査(往査)、監査手続、監査項目、監査報告、フォローアップ
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
10 内部監査のケーススタディ(1)
~ローカル企業編~
監査対象となる多数の店舗を持つ小売企業の事例を取り上げて、限られた監査資源を効率的に活用して、有効な内部監査を実施するための取り組みについて考察する。

【キーワード】
グループ内部監査体制、監査業務の標準化、監査の効率化、リスク・アプローチ、監査の有効性
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
11 内部監査のケーススタディ(2)
~グローバル企業編~
グローバル展開する企業の事例を取り上げて、海外子会社などにおける内部監査の方法、留意点、特徴ならびに内部監査部員の国際的能力の養成の仕方などについて考察する。

【キーワード】
特命監査、海外子会社監査、事前準備、確認作業、現地講評会
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
12 中小企業における内部監査 中小企業の内部監査と、大企業の内部監査は基本的な思考は共有しつつも、規模等の違いによって手続面で大きく異なってくる。そこで、中小企業の内部監査はどうあるべきかについて中小企業の内部監査について検討する。

【キーワード】
中小企業、コーポレートガバナンス、会計参与、アカウンタビリティ、利害調整
齋藤 正章
(放送大学准教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
13 非営利組織における内部監査(1) 営利組織同様、非営利組織についても内部監査は重要である。営利組織と非営利組織の内部監査の異同を明らかにしながら、非営利組織のうち国や地方公共団体といった組織における内部監査を紹介する。

【キーワード】
国、地方公共団体、会計検査院
齋藤 正章
(放送大学准教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
14 非営利組織における内部監査(2)
-非営利法人における内部監査-
前回の議論を受けて、NPO法人、学校法人、独立行政法人といった民間の非営利組織の内部監査について検討する。

【キーワード】
NPO法人、学校法人、独立行政法人
齋藤 正章
(放送大学准教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
15 内部監査の将来像 組織を取り巻く環境が大きく変化する中で、内部監査には今後どのような役割が期待されるのか、そしてその役割を果たすために、内部監査人または内部監査部門に何が求められるのかについて考察する。

【キーワード】
二重管理機能、会計監査、継続的モニタリング、リスク・アプローチ、コーポレートガバナンス
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
齋藤 正章
(放送大学准教授)
蟹江 章
(北海道大学大学院教授)
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