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社会学入門('16)

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主任講師
森岡 淸志 (放送大学教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(平成29年度)
第1学期:(月曜)22時15分~23時00分
第2学期:(日曜)6時00分~6時45分

講義概要

社会学の基本的考え方と基礎概念を分かりやすく説明し、それを踏まえて、家族、ジェンダー、社会階層、都市、ネットワーク、ライフコース、少子高齢化、情報化などのテーマを幅広く取り上げる。それぞれのテーマにアプローチする中で、社会学が獲得してきた成果を説明し、現代社会に対する理解を深めていく。
※詳しくはシラバス

開設年度
平成28年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(導入科目))
〔2009年度~2015年度〕共通科目(一般科目)
〔2008年度以前〕共通科目(一般科目)
科目コード
1730010
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
平成29年度 第1学期:平成29年7月30日(日曜)5時限(14時25分~15時15分)
平成29年度 第2学期:平成30年1月23日(火曜)7時限(16時45分~17時35分)
単位認定試験
平均点
(平成28年度 第1学期)86.1点
(平成28年度 第2学期)86.0点
備考
 
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授業の目標

まずは、社会学の基本的考え方と基礎概念を正確に理解することである。次いで、基礎概念から派生した、より専門的な概念や用語を習得しながら、大きく変動する現代社会の動向と諸現象に対する関心を深め、それらを深く広く考察できるようになることである。

履修上の留意点

印刷教材を読み、放送教材を見た上で、参考文献などにあたってみることが求められる。関連科目として、「都市社会の社会学('12)」「移動と定住の社会学('16)」をあげておく。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 社会学の考え方 社会学は社会科学の一分野であるが、他の分野と異なる独自のアプローチや説明の仕方を用意してきた。それを最も良く示しているのが社会学の基礎概念である。第1回は、講義のイントロダクションとして、この基礎概念を分かりやすく説明する。

【キーワード】
社会化、社会規範、社会的地位、社会的役割、役割期待、重要な他者
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
2 家族の構成と機能 家族は重要な社会集団の一つとしてどのような特色を持つのか、また家族構成によってどのように分類されるのか、家族の機能はどのように変化してきたのか、これらの諸点について説明し、家族の多様化に関する理解を深めてゆく。

【キーワード】
世帯、夫婦家族、直系家族、「家」、家族周期、核家族化
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
3 日本の家族の変容と親族関係 産業化の進展とともに日本の伝統的家族形態、すなわち「家」が大きく衰退し、核家族化が進行した。この過程の中で、日本の親族関係も、同族と親戚の2つの関係を含むものから、個人を中心として拡がる親戚のつながりに単一化してきた。そのことの意味を考察する。

【キーワード】
同族、親類・親戚、核家族孤立仮説、修正拡大家族、父方夫方傾斜、妻方傾斜
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
4 ライフコースの発想 1980年代後半に入ると、家族周期論が前提とした標準的コースを歩む家族の割合が、日本でも低下してきた。これに伴い、周期段階やライフステージを設定することの有効性も大幅に低下し、かわってライフコース論が台頭してきた。ライフコース論に独自の視点や方法、成果などについて説明する。

【キーワード】
ライフコース、キャリア、役割移行、ライフサイクル、ライフステージ、出生コーホート
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
5 ジェンダーとは何か ジェンダーは、狭義には社会的文化的性差を意味するが、その形成にかかわる社会通念・意識、さらに広い意味での知識をも含めた意味において用いられている。性別役割規範とともに、男らしさ規範、女らしさ規範を考察することを通して、日常的現象としてのジェンダーに焦点を当てる。

【キーワード】
ジェンダー、ジェンダー・アイデンティティ、性別役割規範、男らしさ規範、女らしさ規範
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
6 逸脱とみなすこと・みなされること 逸脱は、社会的規範や期待に何らかの形で背いているとみなされる行為である。一定の社会の大多数の成員が背いているとみなす時に逸脱という行為が出現するのであるから、逸脱であるかないかは、社会によって異なると考えられる。かつては逸脱とみなされた行為が、現在ではそうはみなされないこともある。このような逸脱の多様な側面について説明する。

【キーワード】
逸脱、社会規範、同調、制裁、予言の自己成就、ラベリング
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
7 社会階層と格差 現代社会の階層は、教育達成度(学歴)、職業(職種)、所得の組み合わせからなる相対的区分として設定される。職業を中心に、この三者がどのように関連しているのか、また近年の所得格差の拡大に伴う社会的不平等の問題にどのようにアプローチするのか、これらについて考察を深める。

【キーワード】
職業威信、社会移動、世代間移動、職業的地位の達成過程、所得格差
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
8 都市と都市的生活様式 社会学では、都市と村落という2つのタイプの居住地を理念的に設定し、それぞれの居住地の特質を前提に都市社会、村落社会が成立すると考えている。では、都市は、村落と対比して、どのような特質を持つ居住地であるのか、またそこでは、どのような共同生活が営まれているのか、これらについて説明してゆく。

【キーワード】
結節機関、共同問題の共同処理、都市的生活様式、都市化、処理システム
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
9 都市空間の構造 都市空間構造に関する社会学の関心は、都市という居住地のどのような場にどのような人びとが居住しているのか、すなわち居住分化のメカニズムを明らかにすることに置かれてきた。ゾーン理論、セクター理論、社会地区分析などを紹介しながら、研究の成果を説明する。

【キーワード】
居住分化、ゾーン(同心円地帯)理論、セクター(扇状地帯)理論、文化生態学、社会地区分析
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
10 都市社会のパーソナル・ネットワーク 都市化の進展に伴う「第一次的関係の衰退、第二次的関係の優位」という仮説は、長い間、議論の対象となってきたが、近年では、「都市化とパーソナル・ネットワーク」という新しい研究課題として再構築され、さまざまな成果をあげている。都市居住が親しい他者とのつながりにどのように影響するのか、この点を議論する。

【キーワード】
第一次的関係、ワース流アーバニズム論、社会構造派アーバニズム論、下位文化理論、コミュニティ解放論、都市度
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
11 少子高齢化の現状と諸課題 現代日本社会では、少子高齢化が進行している。少子化、高齢化は、発生原因は異なるものの、密接に関連しながら進行する。日本は、少子化が急速に進行していることにより、すでに超高齢社会、人口減少社会に突入している。ここでは、少子高齢化が進行する背景とその影響、将来予測および問題点について説明する。

【キーワード】
少子化、高齢化、少子高齢社会、未婚化・晩婚化、結婚規範、家族規範、「家」規範、合計特殊出生率、高齢者の子どもとの同居率、非正規雇用者
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
12 世界人口の高齢化と日本 アジア諸国・地域で起こっている急速な経済発展が世界の注目を集めている。この現象を、人口構成上の変化という視点で捉え説明しようとする考え方が、提唱されている。その考え方、および、将来生じると予想される問題点について説明する。

【キーワード】
人口ボーナス、人口オーナス、人口構成、経済成長、年齢3区分人口、従属人口、少子高齢化、政府債務残高、東京一極集中、人口の再生産、消滅可能性都市
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
13 情報化とグローバル化 情報化の進展は、コミュニケーション方法の変化など、社会生活のあり方や、働き方を大きく変えた。また、グローバル化の進展ともあいまって、世界の国々のつながり方をも大きく変化させてきた。本章では、情報化・グローバル化の進展によって、どのような変化が生じているかを考える。

【キーワード】
情報化、グローバル化、情報社会、世界の工場、新興国の台頭、中国の経済発展、アウトソーシング、オフショアリング(オフショア)
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
安河内 恵子
(九州工業大学大学院教授)
14 統計的調査の特質 社会学は実証科学の一つであり、社会調査による仮説の検証を通して理論と実証を結びつけている。社会調査は、統計的調査(量的調査)と記述的調査(質的調査)に大きく分けられる。ここでは、統計的調査の代表として標本調査を採り上げ、この調査によってどのようなことが分かるのか、この点を中心に説明する。

【キーワード】
標本調査、サンプリング、仮説、統計的検定
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
15 事例調査の特質 記述的調査(質的調査)はさまざまな調査法を含むが、その代表が事例調査である。事例調査は、母集団が明確でない対象である時、問題点や全体の関連を捉えることを第一の目標とするような時に、威力を発揮する調査法である。事例調査の方法と特質について説明する。

【キーワード】
第一次資料、聴き取り調査、参与観察、ドキュメント法、生活史法
森岡 淸志
(放送大学教授)
森岡 淸志
(放送大学教授)
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