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研究のためのICT活用('17)

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主任講師
高橋 秀明 (放送大学准教授)
柳沼 良知 (放送大学教授)
放送メディア
オンライン
配信期間(2018年度)
第1学期:平成30(2018)年4月5日(木)~8月31日(金)

講義概要

大学(院)の研究において、インターネット等の情報通信技術を活用することは必須の時代になっている。本科目では、情報学分野を中心に、研究の方法論を講ずる中で、研究のプロセスのさまざまな場面で役立つ通信情報技術を紹介する。単なるツールの紹介ではなく、研究とは何か? 研究方法論とは何か? ということを絶えず意識しながら、各種の技術やツールの意味について考察を加えたい。
※詳しくはシラバス

開設年度
2017年度
科目区分
情報学プログラム
科目コード
6970036
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
 
単位認定試験
平均点
 
備考
「研究のためのICT活用('13)」の単位修得者は履修不可
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授業の到達目標

修士論文作成に役立つ情報通信技術ならびに研究方法論を習得する。
あわせて、論文作成のためのスキルを習得する。

成績評価の方法

成績評価は、小テスト(60%)、中間レポート(15%)、最終レポート(25%)の評価により行う。中間レポートは添削して返却する。なお、すべての小テストを受験することと、中間レポート・最終レポートを提出することとを必須とする。
※オンライン上の学習で評価します。放送授業と異なり、通信指導や学習センターにおける単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。

履修上の留意点

学部科目の「ユーザ調査法('16)」「デジタル情報の処理と認識('18)」を履修しておくことが望ましい。
「研究のためのICT活用('13)」既修者は履修することができない。
※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ホームページをご参照ください。

シラバス


テーマ 内容 担当講師名
(所属・職名)
1 研究とは 情報系の研究は学際的な領域に属している。研究は、問題意識を持つことから、論文を書いて公表するまで長く険しいプロセス(過程)を経る。そのプロセスにおいてさまざまな情報通信技術を利用することができる。それらの技術は、研究の理論と方法論との両方にかかわっている。以上を、本講義全体の狙いと内容とを紹介しながら説明する。

【キーワード】
研究のプロセス、情報通信技術、理論と方法論
高橋 秀明
(放送大学准教授)
2 論文とは 科学は常に変化している。研究の成果は論文という形で結実する。研究は、大学(院)あるいは学会という組織によって正統化されており、論文も同様に、大学(院)あるいは学会によって決められた内容とスタイルとを有している。学会の査読について説明し、科学と非科学の違い、科学の理論と方法論との関係について考察する。

【キーワード】
論文、学会、論文のスタイル、査読
高橋 秀明
(放送大学准教授)
3 問題意識を持つ、研究を計画する 研究は問題意識を持つことから始まる。問題意識は、仕事や家庭での日常生活を営む中で育まれる。広く深く問題意識を持ち続けると研究も豊かになる。問題意識は、科学で使われる用語や概念に読み替えることが必要になる。自分の研究の問題を導出し、研究計画を立ててから、第4回の先行研究調査に進むことを説明する。

【キーワード】
問題意識、日常生活、科学の用語・概念、研究計画書
高橋 秀明
(放送大学准教授)
4 先行研究を集める 先行研究とは、自分の研究が依って立つ基盤となる過去の研究を指す。先行研究を調べることで、自分の研究テーマに関してすでに明らかにされていることと残されている課題を知ることができる。学術情報流通の仕組みを理解した上で、ICTを活用して自分の研究テーマに関連した先行研究文献を効率的に収集する方法を説明する。

【キーワード】
先行研究、文献検索、図書館、電子ブック、電子ジャーナル、データベース
三輪 眞木子
(放送大学教授)
5 先行研究をレビューする 研究テーマに関する過去の知見を要約し、研究の必要性・意義・新規性を示すために、先行研究をレビューする。先行研究レビューの目的を考えながら、先行研究の評価方法と先行研究レビューのまとめ方を学ぶ。先行研究レビューを効率的に進めるためのツールである、文献管理ソフトウェアの活用法も紹介する。

【キーワード】
先行研究レビュー、学術文献評価法、文献管理ソフトウェア、引用の方法
三輪 眞木子
(放送大学教授)
6 システムを開発し評価する 特に情報系の論文を書く場合、新たにシステムやツールの開発を行い、その評価によって論文を書く場合もある。第6回では、このようなシステムの設計方法や、スタンドアロンで動作するアプリケーションの開発、Web上で動作するアプリケーションの開発などについて述べる。

【キーワード】
システム開発、スタンドアロンアプリケーション、Webアプリケーション
柳沼 良知
(放送大学教授)
7 多様なデータを扱う
~多次元データの処理~
第7回では、開発したシステムやツールを用いることなどで得られたデータの分析方法について述べる。具体的には、多次元データの処理の例として、主成分分析や判別分析の概要などについて述べる。また、3次元データの表示についてもあわせて述べる。

【キーワード】
多次元データ、主成分分析、判別分析、VRML
柳沼 良知
(放送大学教授)
8 多様なデータを扱う
~テキストデータの処理~
第8回では、文書やWebページの分析などの際に必要となるテキストデータの処理について述べる。また、多量のテキストデータを分析するためのテキストマイニングの概要などについて述べる。

【キーワード】
テキストデータ、テキストマイニング
柳沼 良知
(放送大学教授)
9 多様なデータを扱う
~マルチメディアデータの処理~
研究を進めるにあたって、音声、画像、映像など、様々な形式のデータを利用する場合もある。第9回では、音声処理、画像処理、映像処理の概要などについて述べる。

【キーワード】
音声処理、画像処理、映像処理
柳沼 良知
(放送大学教授)
10 ユーザを調査する
~データ収集~
情報系の研究においては、第6回で扱ったシステムやツールの開発とその評価だけでなく、そのシステムやツールを利用する人間(ユーザ)を対象にしたユーザ調査を行うことも必要になる。人間を対象にしたデータを収集する方法は、心理学の研究法が参考になる。そこで具体的に、観察、実験、質問紙、インタビューなどの方法とそれぞれに利用できるツールなどを紹介する。

【キーワード】
ユーザ、観察、実験、質問紙、面接
高橋 秀明
(放送大学准教授)
11 ユーザを調査する
~データ分析~
ユーザ調査において得られたデータを分析する方法について紹介する。量的なデータと質的なデータとを分析する方法の初歩を説明する。あわせて、データ分析のためのツールについても述べる。

【キーワード】
量的分析、質的分析、データ分析ツール
高橋 秀明
(放送大学准教授)
12 結果をまとめ考察する データ分析の結果は、通常図や表の形で表現するのがわかりやすい。そのための方法や注意点、ツールについて述べる。研究の結果をまとめたら次には、研究目的に照らして研究の結果を考察する。そのための方法や注意点について説明する。

【キーワード】
図表、結果と考察
高橋 秀明
(放送大学准教授)
13 研究を発表する 研究活動の過程では、論文として成果を公表する他に、研究会や学会の場で口頭発表やポスター発表を行う。このような活動は、発表者と聞き手の相互作用により、研究成果を深めたり、広げたりすることに役立つ。聞き手にわかりやすい研究発表の方法、およびプレゼンテーションソフトウェアの効果的な活用方法を説明する。

【キーワード】
研究発表、口頭発表、プレゼンテーション、プレゼンテーションソフトウェア、コミュニケーション
高橋 秀明
(放送大学准教授)
14 論文を書く 研究は論文という形になって初めて意味のあるものになる。論文を書くための方法や論文執筆支援ツールについて述べる。第2回で説明したとおり、論文のスタイルは大学(院)や学会が決めたスタイルがあるが、代表的な論文スタイルについても紹介する。

【キーワード】
論文執筆、論文スタイル
高橋 秀明
(放送大学准教授)
15 研究を振り返る 研究の最後には、研究を振り返ることが肝要である。そこで、研究プロセスを管理する方法について説明するとともに、科学コミュニケーション、研究倫理についても検討する。最後に、研究を円滑に進める方法について説明し、研究を振り返るための方法・観点を補足する。

【キーワード】
研究評価、研究倫理、科学コミュニケーション、研究を円滑に進める
高橋 秀明
(放送大学准教授)
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