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心理臨床における法と倫理('17)

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主任講師
津川 律子 (日本大学教授)
元永 拓郎 (帝京大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(2018年度)
第1学期:(土曜)15時15分~16時00分

講義概要

心理臨床を行う上で知っておくことが必要な法律と倫理について概説する。また、実際に臨床で直面する諸場面において、法律と倫理の考え方がどのように心理支援に役立つかも解説する。人の一生において年代を軸とした心理臨床に関する講義と、医療・保健、教育、産業、司法・矯正・保護など各領域・分野における心理臨床を軸とした講義を2つの柱として、普段、法律や倫理に馴染みの薄い初学者にも理解しやすく、実際の心理支援に役立つ内容を網羅する。
※詳しくはシラバス

開設年度
2017年度
科目区分
臨床心理学プログラム
科目コード
8950628
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2017年度 第2学期:2018年1月20日(土曜)3時限(11時35分~12時25分)
2018年度 第1学期:2018年7月27日(金曜)4時限(13時15分~14時05分)
単位認定試験
平均点
(2017年度 第1学期)80.0点
備考
 
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授業の目標

1)本講義を通じて、心理臨床家として基本的に知っておく必要のある法律や倫理について理解することを目標とする。
2)対象者の年代に応じた心理支援を行う際に知っておく必要のある法律や倫理の知識を得ることを目的とする。
3)医療・保健、教育、産業、司法・矯正・保護など各領域・分野によって特徴ある法律や倫理の知識を得ることを目的とする。

履修上の留意点

本講義は、臨床心理学の基本的知識を有した上で、心理臨床(特に面接と査定)についての基本を身につけて受講することで、学びをより効果的に深めることができる。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 心理臨床における法と倫理の基本 法律と倫理は、心理臨床を行うどの場面においても、その実践と密接に関係している。憲法から実際の心理臨床に至るまでの流れを解説し、自己決定権についても論じる。また、本書の全体を概観する。

【キーワード】
臨床心理学、心理臨床、日本国憲法、基本的人権、自己決定権、臨床心理士、民法、契約、倫理
津川 律子
(日本大学教授)
津川 律子
(日本大学教授)
2 いのちを支える法と倫理 心理臨床の根本的な理念のひとつに、いのちをまもり、育み寄りそうということがある。その理念が問われる分野に焦点をあて、法律と倫理の重要性を論じる。

【キーワード】
生殖医療、移植医療、自殺対策、貧困、安楽死、脳死、災害支援
元永 拓郎
(帝京大学教授)
元永 拓郎
(帝京大学教授)
3 子どもの心理支援に関係する法と倫理 子どもの心理支援を行う際に、知っておく必要のある法律と倫理を紹介する。また、子育てに関わる保護者や関係者を心理支援する際に知っておくべき法律や倫理も紹介する。

【キーワード】
児童福祉法、児童虐待防止法、発達障害支援法、子育て支援、子ども貧困対策推進法
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
4 家族の心理支援に関係する法と倫理 家族や家庭において生じる様々な課題に対して心理支援する際に、知っておく必要のある法律と倫理について紹介する。

【キーワード】
民法、離婚、親権、姓名・性別の変更、保護、ハーグ条約、DV防止法、相続、成年後見制度
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
5 勤労者の心理支援に関係する法と倫理 仕事を持ち、働く中で生じる様々な課題に対して心理支援する際に、知っておく必要のある法律と倫理について紹介する。

【キーワード】
労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法、育児休業、介護休業、男女雇用機会均等法、セクシャルハラスメント
池田 政俊
(帝京大学教授)
池田 政俊
(帝京大学教授)
6 高齢者の心理支援に関係する法と倫理 高齢者本人はもとより、その家族・関係者の生活において生じる様々な課題に対して心理支援する際に、知っておく必要のある法律や倫理について紹介する。

【キーワード】
介護保険法、高齢者医療確保法、老人福祉法、日常生活自律支援事業、高齢者虐待防止法
元永 拓郎
(帝京大学教授)
元永 拓郎
(帝京大学教授)
7 学校における法と倫理 小・中・高校、専門学校、大学などの学校生活において生じる様々な課題に対して心理支援する際に、知っておく必要のある法律や倫理について紹介する。

【キーワード】
教育基本法、学校教育法、地方教育行政法、学校保健安全法、いじめ防止対策推進法、食育基本法
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
窪田 由紀
(九州産業大学教授)
8 司法・矯正・保護における法と倫理 犯罪者や非行少年の刑事手続、処遇、犯罪被害者の支援など、司法・矯正・保護領域に関する法律と倫理を整理する。

【キーワード】
少刑法、刑事訴訟法、刑事収容施設法、更生保護法、少年法、少年院法、少年鑑別所法、犯罪被害者基本法
川畑 直人
(京都文教大学教授)
川畑 直人
(京都文教大学教授)
9 医療・保健における法と倫理 医療・保健分野の現状と課題を法的観点から明らかにする。特に、医療関連職種に関する法律に注目し、臨床心理職がチーム医療において期待される役割や担うべき責務、考えるべき倫理的事項について論じる。

【キーワード】
医療法、医師法、保健師助産師看護師法、メディカルスタッフ
池田 政俊
(帝京大学教授)
池田 政俊
(帝京大学教授)
10 コミュニティにおける法と倫理 地域社会の中で生きる人々に安心・安全な生活を保障し、困難を抱えても地域社会の一員として社会参加してもらうために、心理臨床はどのような貢献ができるであろうか。コミュニティにおける心理臨床実践を考えるための基礎的な知識として、社会保障、公衆衛生、地域保健、社会福祉などの観点から法律と倫理にふれる。

【キーワード】
コミュニティ、社会的権利、国民健康保険法、国民年金法、雇用保険法、介護保険法、生活保護法、社会福祉法、障害者基本法、共生、DV防止法、地域保健法、母子保健法
川畑 直人
(京都文教大学教授)
川畑 直人
(京都文教大学教授)
11 精神障害に関する法と倫理 精神障害者の心理支援に関する事柄を、法律の歴史も整理しながら、どのような課題があり、いま何を目指そうとしているのかに関して論じる。

【キーワード】
精神保健福祉法、医療保護入院、保護者、権利条約
池田 政俊
(帝京大学教授)
池田 政俊
(帝京大学教授)
12 心理臨床実践における倫理 職業倫理についての基本的な考え方について説明しつつ、心理臨床実践において直面する倫理的な課題を、守秘義務、多重関係、インフォームド・コンセントという三点から検討する。

【キーワード】
心理臨床実践、倫理、職業倫理、パターナリズム、守秘義務、多重関係、インフォームド・コンセント、自己決定権
川畑 直人
(京都文教大学教授)
川畑 直人
(京都文教大学教授)
13 心理臨床研究における倫理 研究倫理をとりまく最近の動向を紹介し、心理臨床研究に関係する倫理について説明する。事例における記載のあり方、適切な引用の基準等にもふれる。

【キーワード】
事例研究、研究倫理、不正行為、利益相反、引用、著作権、研究倫理委員会
津川 律子
(日本大学教授)
津川 律子
(日本大学教授)
14 日本における心理臨床に関する資格の歴史と現状 日本における心理臨床に関する資格の歴史と現状を整理する。公認心理師法についても紹介する。

【キーワード】
臨床心理士、国家資格、公認心理師法
津川 律子
(日本大学教授)
津川 律子
(日本大学教授)
15 心理臨床における法と倫理
-展望とまとめ
こころの支援に関する法律と倫理を眺めることで抽出される臨床心理職に対する期待と課題について整理する。また、海外の動向も含めて今後の論点を示すとともに、法律と倫理をふまえた心理臨床家の好ましいあり方及びその育成や訓練についても提案する。

【キーワード】
心理臨床家、心理臨床の未来
元永 拓郎
(帝京大学教授)
元永 拓郎
(帝京大学教授)
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