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臨床病態生理学特論('17)

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主任講師
小川 真 (千葉県立保健医療大学教授)
放送メディア
オンライン
配信期間(2018年度)
第1学期:平成30(2018)年4月5日(木)~8月31日(金)

講義概要

臨床解剖学および臨床生理学、さらには臨床病理学の原則を理解し、年齢や状況に応じた病態の変化や治療の特性を包括的かつ迅速に判断できるよう必要な知識と技術を学修する。看護師の特定行為研修制度の対応科目のひとつであり、指定の以下の内容を含むものとする。
1.臨床解剖学および臨床生理学総論
2.臨床解剖学および臨床生理学各論  
3.臨床病理学総論
4.臨床病理学各論
※詳しくはシラバス

開設年度
2017年度 ※第2学期開設
科目区分
生活健康科学プログラム
科目コード
6910041
単位数
1単位
単位認定試験
試験日・時限
 
単位認定試験
平均点
 
備考
 
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授業の到達目標

看護師が適切に臨床実践するに際して、多様な臨床場面において、あらゆる年齢層の対象者に対してケアを安全に実践するために、重要な病態の変化や必要となる治療の特性を包括的にいち早くアセスメントする基本的な能力を身につける。

成績評価の方法

成績評価と単位認定は、ディスカッション、レポートを含む演習(20%)、小テスト(40%)、および最終テスト(40%)の評価により行う。なお、最終テストを受験するには演習課題をすべて提出する必要がある。
※オンライン上の学習で評価します。放送授業と異なり、通信指導や学習センターにおける単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。

履修上の留意点

本科目は、看護師の特定行為研修の共通科目に対応した科目となっている。看護師の特定行為研修科目として利用する場合は、看護師として3~5年以上の実務経験を有する必要がある。この科目を履修するにあたっては「医療安全学特論」「臨床推論」「フィジカルアセスメント特論」「疾病・臨床病態概論」「臨床薬理学特論」などの科目とあわせて履修することが望ましい。
※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ホームページをご参照ください。

シラバス

テーマ 内容 担当講師名
(所属・職名)
1 臨床解剖学および臨床生理学総論
情報の伝達と体内恒常性の維持
人体を構成する最小単位である細胞の形態や機能、細胞から組織、器官あるいは器官系へと連なる人体の階層性について学ぶ。さらに、それらを統一し恒常性を維持する神経系・内分泌系・免疫系の概要、さらに外界からの刺激や情報を受容する感覚系についても学修する。

【キーワード】
細胞膜、ミトコンドリア、小胞体、ゴルジ装置、細胞骨格、核、組織、器官、器官系、恒常性の維持、老化、情報の受容と処理、神経系の構造、水溶性ホルモンと脂溶性ホルモン、フィードバック、白血球、マクロファージ、リンパ球、T細胞、B細胞、免疫グロブリン、嗅覚、眼球、視覚、外耳、中耳、内耳、聴覚
小川 真
(千葉県立保健医療大学教授)
東本 恭幸
(千葉県立保健医療大学教授)
2 臨床解剖学および臨床生理学各論(1)
呼吸器・循環器系、酸素運搬と赤血球、腎臓
細胞での物質/エネルギー代謝に不可欠な酸素を取り入れ、生じた二酸化炭素を排出する呼吸器系、物質の運搬/回収を行う基盤である循環器系、老廃物の排泄を担当する腎臓について学修する。さらに酸素や不要物の運搬を担当する赤血球、血漿や酸塩基平衡の基礎も学ぶ。

【キーワード】
上気道、声帯、気管、気管支、肺、縦郭、呼吸機能、肺循環、ガス交換と運搬、赤血球、心臓の構造、刺激伝導系、心筋収縮、心周期、血管の構造と機能、血圧、循環の調節、腎臓、体液の調節と尿の生成、酸塩基平衡
小川 真
(千葉県立保健医療大学教授)
東本 恭幸
(千葉県立保健医療大学教授)
3 臨床解剖学および臨床生理学各論(2)
栄養の消化吸収と代謝およびその調節機構
食物摂取・栄養の消化と吸収を行う消化器系臓器(口腔から肛門にいたる消化管・膵臓および肝臓)の構造と機能について学び、代謝に関与する内分泌系や全体の制御を行う自律神経系についても学修する。

【キーワード】
口腔、咽頭、食道、嚥下、胃、小腸、消化と吸収、大腸、肛門、膵臓、肝臓、胆嚢・胆道、後腹膜、自律神経の構造と機能、内分泌
小川 真
(千葉県立保健医療大学教授)
東本 恭幸
(千葉県立保健医療大学教授)
4 臨床解剖学および臨床生理学各論(3)
感覚器・中枢および末梢神経系
外界および身体内部からの刺激・情報を統括し、内部臓器系に加えて運動器の機能を統合・総括する中枢神経系の概要・老化に伴う変化などについて画像診断も踏まえて学修し、中枢神経系へ情報や中枢からの指示伝達を担当する末梢神経系についても学ぶ。

【キーワード】
脊髄、脳幹、小脳、間脳、大脳、脳の高次機能、下行伝導路、上行伝導路、疼痛
小川 真
(千葉県立保健医療大学教授)
ゲスト:高橋 伸佳(千葉県立保健医療大学教授)
5 臨床解剖学および臨床生理学各論(4)
皮膚・粘膜、骨および運動器系、泌尿器・生殖器系、血液成分と止血・凝固線溶系
外部環境に近接する皮膚、咽頭・喉頭・気道および泌尿器・生殖器系の構造と機能について感染防御機構と併せて学修する。さらに骨・筋肉系の構造と機能について学び、合わせて損傷治癒や回復に必要な止血・凝固線溶系機構についても学修する。

【キーワード】
皮膚の構造と機能、胸腺、骨髄、血漿、止血・凝固・繊維素溶解系、血液型、免疫および生体防御機構、身体の支持と運動機能、骨・関節の形態と機能、成長、筋収縮、筋肉の種類と特徴、不随意筋の特徴と機能、フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、尿管、膀胱
小川 真
(千葉県立保健医療大学教授)
東本 恭幸
(千葉県立保健医療大学教授)
6 臨床病理学総論 疾患が発生する基本概念である細胞障害、組織傷害と、これらを引き起こす病気の基本ルールである、「炎症」「腫瘍」「老化」「代謝障害」の原因と機序を学ぶ。

【キーワード】
ホメオスタシス(恒常性)、適応、代謝、老化、細胞障害、組織傷害、炎症、組織修復、腫瘍、遺伝子
山﨑 一人
(帝京大学教授)
7 臨床病理学各論(1)
老化に伴う細胞・組織・臓器の変化と高齢者に見られる疾患の病態・病理
老化によって生じる細胞・臓器の機能低下は疾患の発生に深く関与している。本講では老化に伴う細胞・組織・臓器の変化と高齢者に見られる運動器、中枢神経、呼吸器、循環器、泌尿器疾患の病態・病理を学修する。

【キーワード】
老化、加齢、萎縮、骨粗鬆症、変形性関節症、脳梗塞、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺高血圧症、虚血性心疾患、心不全、高血圧、動脈硬化、急性・慢性腎不全
山﨑 一人
(帝京大学教授)
8 臨床病理学各論(2)
循環不全、末梢循環不全(ショック)、代謝異常に見られる細胞・組織臓器障害の病態・病理
虚血や梗塞などの局所的な循環不全、および、全身の末梢循環不全(ショック)の発症メカニズムと、それによっておこる組織障害の病態・病理を学修する。さらに、多彩な臓器障害を惹起する代謝異常の発症メカニズムと、それによっておこる組織障害の病態・病理を学修する。

【キーワード】
循環不全、低酸素状態、うっ血、虚血、梗塞、末梢循環不全、ショック、多臓器不全、カテコラミン、糖尿病、インスリン、アミロイドーシス
山﨑 一人
(帝京大学教授)
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