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日常生活のデジタルメディア('18)

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主任講師
青木 久美子 (放送大学教授)
高橋 秀明 (放送大学准教授)
放送メディア
テレビ
放送時間(2018年度)
第1学期:(土曜)16時45分~17時30分

講義概要

コンピュータをはじめとして、スマホ、タブレット、デジタルテレビ等の多機能化により、デジタルメディアが進化している一方、クラウドコンピューティングにより、インターネットに常時接続して情報が流通し、共有される、といった集約化も行われている。デジタル化された情報は、それが画像・音声・文字・動画といった中のどの形で表現されるものであろうとも、インターネットやコンピュータネットワーク上で流通可能であることが特徴である。こういったデジタルメディアの普及により、我々の日常生活がどのように変わってきているのか、変わりつつあるのか、また、変えていかなければいけないのか、この科目では、デジタルメディアの特性というものを理解しながら考えていく。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(情報コース(導入科目))
〔2009年度~2015年度〕共通科目(一般科目)
〔2008年度以前〕共通科目(一般科目)
科目コード
1750011
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2018年度 第1学期:2018年7月31日(火曜)1時限(9時15分~10時05分)
単位認定試験
平均点
備考
日常生活のデジタルメディア('14)」の単位修得者は履修不可
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授業の目標

本科目は情報コースの導入科目であるため、より専門的な知識を身に付ける前に、又は、身に付けると同時に、日常的に触れている身の回りのデジタルメディアについての理解を深めることを目標とする。また、様々なデジタルメディアの仕組みを理解するのみならず、そういったメディアの活用がどのように個々人の生活や社会に影響を及ぼしているのかを考える枠組みを提供する。

履修上の留意点

この科目は学部の導入科目であるため、インターネット接続を必須としないが、デジタルメディアのより深い理解を得るためには、インターネット接続を推奨する。
「日常生活のデジタルメディア('14)」の既修者は単位としては認められない。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 デジタルメディアとは 何をもってデジタルメディアとするのか、この科目においてデジタルメディアとは何かを説明しながら、デジタルメディアの特徴やデジタルメディアの影響について説明する。また、デジタルメディアの進化のトレンドとして、モバイル化、ソーシャル化、クラウド化、について簡単に触れるとともに、デジタルメディアの普及や活用を説明する理論を紹介する。また、我々の日常生活にデジタルメディアが浸透していることによりおこる社会文化的影響を考察する。

【キーワード】
デジタル革命、ビッグデータ、人工知能、ディープラーニング、コグニティブコンピューティング、コグニティブアシスタント、忘れられる権利、普及理論、テクノロジー受容モデル(TAM)、メディア化、相互監視、ネットワーク化した個人主義
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
2 日常生活とは デジタルメディアは我々の日常生活にどのような影響を与えているのだろうか。第2回では、日常生活を捉える枠組みを検討した上で、日常生活を営む“主体”からデジタルメディアをどのように捉えることができるか、事例を交えながら考察する。その上で、メディアを利活用する主体について振り返りながら、デジタルメディアがどのような特徴を持っているのかについて検討を加える。

【キーワード】
ライフイベント、ライフログ、生活時間、アクター、ストック、フロー、リニア、プッシュ型・プル型、ボット
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
3 パーソナルメディア 第2回で個人とデジタルメディアの関係性について触れたが、第3回のテーマである「パーソナル化」は情報やメディアが一人ひとりの個人のためにカスタマイズされていることを指す。まず、パーソナル化とは何かを考え、そもそもパーソナリティ(人格)とは何か、さらにパーソナル化の諸側面について具体例を交えながら検討する。

【キーワード】
パーソナル化、レコメンデーション、メディア等式、パーソナル・ファブリケーション、自己メディア
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
4 モバイルメディア 現代の日常生活で最も身近にあるデジタルメディアはスマホ等のモバイル機器であると言っても過言ではないであろう。我々ユーザのネット接続の大半が有線から無線となっているこの頃では、モバイルメディアは我々の日常生活に深く入り込んでいると言える。第4回では、様々なメディアのモバイル化が加速進化する中、モバイルメディアが社会や日常生活に与える影響を考察する。無線インフラとウェアラブル化といった機器のインターフェースについても考察する。

【キーワード】
モバイル機器、携帯電話、ケータイ、スマートフォン、タブレット端末、モバイルアプリ、mコマース、ライフログ、プライバシー、データブローカー、スマホ依存、ファビング、デジタルノマド、ホットデスキング
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
5 ソーシャルメディア デジタルメディアともはや同義語になりつつあるソーシャルメディアについて紹介し、ソーシャルメディアを考える際のいくつかの理論的背景について説明する。最後に、ソーシャルキャピタルや集合知といった、複数の人がつながることによって得られるメリットについて考察する。

【キーワード】
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、弱い絆の強さ、社会的存在感理論、メディアリッチネス理論、自己呈示理論、自己開示理論、ソーシャルキャピタル、ユーザ生成コンテンツ(UGC)、集団的知性、集合知
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
6 ジオメディア GPSの位置情報を活用して提供される様々なサービスの総称であるジオメディアについて説明し、それがモバイルメディアやソーシャルメディアと融合して活用される可能性について論ずる。また、位置情報が様々な情報と紐づけされることの可能性と危険性について考察する。この回ではジオメディアの可能性とその課題について考察する。

【キーワード】
グローバル・ポジショニング・サービス、GPS、位置情報、ジオデータ、ジオタグ、ネオ地理学、ジオフェンス、マッピング、ジオアクティビズム、ボランタリーな空間地理情報(VGI)、ジオウェブ(Geoweb)、参加型ジオウェブ
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
7 消費とデジタルメディア 電子マネーといった決済方法や、ネットショッピング(インターネット通販)といったネット上での購買活動等、消費者としてデジタルメディアを活用する場も増えてきている。また、仮想通貨といった従来の概念の通貨とは全く異なった通貨が日々の消費生活や金融活動を変える可能性を秘めている。また、携帯端末やソーシャルメディアの普及により購買活動がオンライン・オフラインといった2極化ではない多様な形でデジタルメディアを介して日々の消費活動に与える影響も大きくなってきている。シェアリングエコノミーといったモノやサービスを共有するプラットフォームの活用による消費生活の価値観の変化など、デジタルメディアが日々の消費活動に与える影響を考察する。

【キーワード】
電子マネー、仮想通貨、ブロックチェイン、ネットショッピング、モバイルショッピング、ウェブルーミング、シェアリングエコノミー、ソーシャルコマース、クラウドソーシング、クラウドファンディング
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
8 学習とデジタルメディア 第8回では、デジタルメディアが教育・学習に及ぼす影響について、デジタルメディアを活用した学習と、デジタルメディアを活用するための学習の観点から考える。デジタルメディアは、教材やコミュニケーションのツールとして教育現場で活用されるのみならず、教育方法を根本から変革する可能性も秘めている。この回では、デジタルメディアが教育や学習にどのような影響を与えているのかを考察する。

【キーワード】
eラーニング、教育資源のオープン化、ポッドキャスト、反転授業、個別化学習、カスタマイズ学習、学習管理システム、パーソナルな学習環境、ウェブ2.0、デジタルリテラシー、デジタルシチズンシップ、21世紀スキル、MOOC、デジタルバッジ
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
9 娯楽とデジタルメディア 娯楽とは、広く深い世界である。第9回では、まず日常生活における娯楽とは何かを考え、次に娯楽においてデジタルメディアがどのような形で利用されているかについて、事例を紹介しながら検討を加えていく。

【キーワード】
デジタル・アーカイブ、消費者生成メディアCGM、N次創作物
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
10 政治とデジタルメディア 政治とは、地域や近所の行事・会合への参加から、国政の政治まで、様々なレベルで考えることができる。デジタルメディアは、そのいずれのレベルの政治の在り方にも影響を及ぼしている。第10回では、このような政治におけるデジタルメディアの利活用について、事例を交えながら検討を加えていく。

【キーワード】
情報化政策、フラッシュモブ、電子政府、ネット選挙、電子投票、eデモクラシー
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
11 健康とデジタルメディア 第11回では、日常生活において必要不可欠な健康に関する行動のうち、食事、医療・育児・介護などとデジタルメディアとの関連について、具体例も交えつつ検討する。

【キーワード】
ヘルス・リテラシー、電子カルテ、遠隔医療、エデュテイメント、介護ロボット
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
12 危機とデジタルメディア 第12回では、まず危機とは何でありどのように捉えることができるのかを規定する。次に危機を知り、危機に備えるためにデジタルメディアをどのように利活用できるのかを検討する。危機の発生時、つまり緊急時にどのようにデジタルメディアが利活用されたかを、2011年3月11日の東日本大震災を事例に紹介する。

【キーワード】
経済危機、環境危機、国際危機、防災、3・11情報学、震災ビッグデータ
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
13 安全・安心とデジタルメディア 本科目は日常生活が普通に営まれていることを前提としている。では、安全・安心に普通の日常生活を営むこととデジタルメディアとの関係にはどのようなものがあるのだろうか。また、その逆にデジタルメディアの利活用に関連した危険性にはどのようなものがあるのだろうか。第13回では、これらについて具体例をあげながら検討してみたい。

【キーワード】
安全・安心、情報セキュリティ、防犯、メディアの危険性、 メディアの効果
高橋 秀明
(放送大学准教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
14 デジタルメディアと個人 第14回では、デジタルメディアと個人との関係について検討考察する。デジタルメディアの普及により、日常生活の便利さやコミュニケーションや仕事の効率度が増す一方、そういった恩恵を受けるためには個人の情報を提供したり、また、知らないうちに様々な軌跡をオンライン上に残したりしている。それ自体は問題ではないが、それが本人の意図に反して活用されたり、思わぬ結果をもたらしたりすることもある。この回では、デジタルメディアに残される、又は、残る我々の個人の情報について、プライバシーとアイデンティティの観点から考える。

【キーワード】
ビッグデータ、プライバシー、個人情報保護、プライバシー・パラドックス、忘れられる権利、デジタルタトゥー、死者のプライバシー、デジタルアイデンティティ、デジタルアイデンティティ3.0、ネットワーク効果
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
15 デジタルメディアと社会 第15回では、デジタルメディアと社会との関係について検討考察する。デジタルメディアの普及により、社会全体での信頼感が薄らいできていると言われている。また、クラウド化やモノのインターネット化が進み、社会全体がICT化され、ロボットや人工知能がビッグデータを瞬時に自動的に解析して社会の様々な側面で意思決定に活用されるようになると、社会全体の構造が根本的に変わってくる可能性がある。そういった社会では、雇用や富の分配など、我々が人として生きるにあたって無視できない課題がある。この回では、デジタルメディアが社会全体にもたらす未来の課題や可能性について考察する。

【キーワード】
ポスト真実、フェイクニュース、フィルターバブル、ロボットジャーナリズム、第4次産業革命、インダストリー4.0、デジタル資本主義、ベーシックインカム、スマートシティ、シンギュラリティ
青木 久美子
(放送大学教授)
青木 久美子
(放送大学教授)
高橋 秀明
(放送大学准教授)
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