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博物館資料論('18)

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主任講師
稲村 哲也 (放送大学特任教授)
近藤 智嗣 (放送大学教授)
放送メディア
オンライン
配信期間(2018年度)
第1学期:平成30(2018)年4月5日(木曜)~8月31日(金曜)

講義概要

博物館の資料は、生き物資料を含め、極めて多様である。そのすべてを扱うことは不可能であるが、この講義では、多様な博物館の事例を取り上げ、さまざまな資料の特徴を把握し、資料の収集、研究、保管、飼育・管理、展示等に関する考え方、知識、技術等について学ぶ。第一義的には学芸員資格取得の希望者を対象とするが、同時に、幅広い教養として学習することができる。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(人間と文化コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(人間と文化コース)
〔2008年度以前〕専門科目(人間の探究専攻)
科目コード
5550025
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
単位認定試験
平均点
備考
 
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授業の到達目標

第一義的には、博物館学芸員資格を取得するための知見の習得を目標とする。多様な博物館の資料の特徴を把握したうえで、資料に係わる諸活動に関して、具体的、理論的な知見を習得することを目標にする。また、それを通して幅広い教養を身につける。

成績評価の方法

成績評価は、小テスト(75%)、レポート(25%)の評価により行う。
※オンライン上の学習で評価します。放送授業と異なり、通信指導や学習センターにおける単位認定試験は行いません。また、単位修得できなかった場合の再試験制度もありません。

履修上の留意点

※本科目の受講には、インターネットなどの受講環境が必要です。詳細は本学ホームページをご参照ください。

シラバス

テーマ 内容 担当講師名
(所属・職名)
1 博物館における資料とは 担当講師の稲村が設立に携わった野外民族博物館リトルワールドをおもな事例として扱い、博物館における資料の収集、研究、保管、展示についての基本的な流れを学ぶ。資料のデータの整理・検索などについても、開館時のアナログ方式と現在のデジタル方式を比較して、その変化をみる。

【キーワード】
収集、研究、保管、展示、検索
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
2 調査研究と収蔵庫 国立科学博物館を事例として、博物館における調査研究施設と収蔵庫の役割について学び、普段は来館者が入ることのない収蔵庫の資料の役割を考える。また、博物館が所蔵している資料全体を管理するデータベースとしてS-NetやGBIFについても触れる。

【キーワード】
収蔵庫、調査研究、アーカイブ、データベース、S-Net、GBIF
近藤 智嗣
(放送大学教授)
3 考古資料 群馬県藤岡市の笹川沿岸地区の古墳時代の集落跡等を訪れ、遺跡の計測、図面作成、土器の取り上げなど、発掘の実際を見る。そして、藤岡歴史館の作業室、収蔵庫などのバックヤード、展示室などで、発掘した土器などの遺物の研究、修復、保管、展示について学ぶ。

【キーワード】
古墳、集落跡、窯跡、遺跡、発掘、土器、修復、研究、保管、収蔵庫
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
4 歴史資料 国立歴史民俗博物館(歴博)を訪問し、歴史資料の搬入から収蔵、資料の扱い、研究、展示までの一連の流れについて、歴史文書資料を中心に学ぶ。さらに、企画展示「デジタルで楽しむ歴史資料」(2017年3月~5月開催)を取り上げ、絵画資料及び工芸資料の研究と展示へのデジタル技術の活用についても学ぶ。

【キーワード】
歴史資料、文書資料、絵画資料、工芸資料、デジタル技術の活用
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
5 民族・民俗資料 国立民族学博物館を訪問し、多様な民族・民俗資料の搬入から収蔵、展示までの流れ、資料の背景にある現地の生活・文化とその調査研究について概観する。さらに、開館40周年記念特別展「ビーズ-つなぐ・かざる・みせる」を取り上げ、ビーズに焦点を絞り、資料の素材、用途、技術、生活文化などの多様な広がりについて学ぶ。

【キーワード】
民族資料、民俗資料、ビーズ、素材、用途、現地調査
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
6 近・現代美術資料 近・現代の美術資料として陶芸品やフィルム等を取り上げ、その種類や特徴について概観する。また、資料収集の方法と理念、取り扱い方、分類方法、調査研究と展示との関係等について、取材をとおして学ぶ。

【キーワード】
陶芸品、美濃焼、フィルム
近藤 智嗣
(放送大学教授)
7 動植物資料 この回では、動植物の生体ではなく、剥製標本、骨格標本、液浸標本、封入標本、プラスティネーション等について取り上げ、それぞれの標本の役割や特徴について概観する。また、資料収集の方法と理念についても博物館の取材をとおして学習する。

【キーワード】
剥製標本、骨格標本、液浸標本、封入標本、プラスティネーション
近藤 智嗣
(放送大学教授)
8 地学・自然史資料 北九州市立自然史・歴史博物館を事例として、地学及び自然史の資料について、その種類や特徴について概観する。また、資料収集の方法と理念、取り扱い方、分類方法等についても学習する。

【キーワード】
地学資料、自然史資料、化石資料
近藤 智嗣
(放送大学教授)
9 天文・産業技術資料 天文・産業技術分野の資料について、その種類や特徴について概観する。また、資料収集の方法と理念、取り扱い方、分類方法等について、博物館の取材をとおして学習する。さらに、プラネタリウムの役割についても触れる。

【キーワード】
天文資料、プラネタリウム、産業技術資料
近藤 智嗣
(放送大学教授)
10 生き物の資料(水族) 大阪の海遊館を訪問し、水族館の資料としての魚(ジンベエザメなど)、哺乳類(ゴマフアザラシ)、鳥(ペンギン)などを取り上げ、資料の搬入、飼育、展示の流れをつかみ、展示の背景にある研究、保全活動、飼育・健康管理などの実際を知るとともに、展示のコンセプトと具体的な表現形態について学ぶ。

【キーワード】
水族館、生き物資料、リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)、飼育、健康管理、保全活動
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
11 生き物の資料(サル) 1957年に「博物館登録された動物園」であり、現在は京都大学の現役の教員が運営している日本モンキー・センターを取り上げる。資料である霊長類(サル)に関する、研究、飼育・健康管理、展示がどのように行われているか、また骨格標本の収蔵、展示、教育活動への活用などがどのように行われているかについて学ぶ。

【キーワード】
動物園、京都大学、霊長類、研究、飼育、骨格標本、教育活動
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
12 建造物資料 野外民族博物館リトルワールドを取り上げ、世界の家屋の多様性や、建造物資料の複合的な特徴について概観する。また、いくつかの家屋について、現地の生活、社会文化的背景、その現地調査と収集、復元・建設過程、展示の特徴等について学ぶ。

【キーワード】
建造物資料、野外博物館、現地調査、収集、復元、建設
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
13 資料の計測と出力 収集された資料は、計測や撮影とともに研究、修復、保管、展示等が行われることになる。この回では、X線CT、3Dデジタイズの計測について概観する。また、3Dプリンターによって出力した資料の展示や研究への応用について学ぶ。

【キーワード】
計測、X線CT、3Dデジタイザー、3Dプリンター
近藤 智嗣
(放送大学教授)
14 レプリカ オリジナルの実物標本だけでなく、複製であるレプリカも博物館の重要な資料である。この回では精巧なレプリカ製作を手がけている企業へのインタビューとレプリカ製作の具体例を通じて、博物館におけるレプリカの役割を考える。また、3Dデジタイザーと3Dプリンターによる複製についても触れる。

【キーワード】
レプリカ、複製、陶板、型取り、彩色
近藤 智嗣
(放送大学教授)
15 博物館資料と調査研究 この回では、第14回までを振り返り、博物館の資料の収集、調査研究、保管、展示等について整理し、資料の種類によって異なる、多様な活動を比較する。また、デジタル技術の進歩や考え方の変化によって、博物館資料に関する諸活動がどのように変化してきたかも考える。

【キーワード】
多様な資料、研究、保管、展示、デジタル技術、変化
稲村 哲也
(放送大学特任教授)
近藤 智嗣
(放送大学教授)
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