授業科目一覧
基盤科目
コース科目
卒業研究(全科履修生のみ)
夏季集中科目
メニューここまで

看護管理と医療安全('18)

※印刷用にはシラバスPDF版新規ウィンドウ をご利用ください
主任講師
大島 弓子 (豊橋創造大学教授)
飯島 佐知子 (順天堂大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(2018年度)
第1学期:(金曜)8時15分~9時00分

講義概要

臨床における看護管理とは、患者や家族に看護ケア、治療への助力、安楽を与えるために看護職員が行う仕事の過程である。本科目ではマネジメントサイクル、組織構造、看護提供システム、目標管理、キャリア開発、リーダーシップ理論、労務管理、看護の質の評価と管理、情報管理等について講義する。医療安全では、医療事故の定義、看護業務における医療事故の分類、看護事故防止の考え方、注射、輸液、内服、経管栄養、チューブ管理、転倒・転落、入浴中の事故の防止など看護関連事故の具体的方法について講義する。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(生活と福祉コース)
〔2008年度以前〕 専門科目(生活と福祉専攻)
科目コード
1519123
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2018年度 第1学期:2018年7月31日(火曜)5時限(14時25分~15時15分)
単位認定試験
平均点
備考
「看護管理と医療安全('12)」の単位修得者は履修不可
このページのトップへ本文ここまで

授業の目標

「看護管理」は医療施設などの組織で働く看護職が専門職業人として社会情勢の変化や医療政策の変化に対応し責任を持って働く姿勢を身につけるために必要な知識の獲得を目標とする。「医療安全」は、組織的に取り組む安全管理の考え方を学び、看護職に多い医療事故を防ぐための具体的方法について学ぶことを目標とする。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 看護管理学とは、看護職と法制度 看護管理とは何かの概念と意義を理解し、看護管理の発達と学問的な位置づけを概括的に知る。看護の活動・教育・研究を担う看護専門職の概念と定義を理解し、看護が専門的な活動であることの概観をつかむ。その活動は、看護に関わる法制度に則り、患者・家族のニーズにそった質の高い看護を提供するシステムであることを理解する。また、看護専門職として患者・家族の自律と権利を尊重するなどの倫理規範を持っていること、その育成の教育制度についても概括を理解する。

【キーワード】
看護管理学の定義、看護職の定義、専門職の定義、看護に関わる法制度、看護システム、患者の権利の尊重、看護倫理、看護職の教育制度
大島 弓子
(豊橋創造大学教授)
大島 弓子
(豊橋創造大学教授)
2 健康保険制度 保健医療サービスの提供組織の管理を行うためには、医療保険制度についての知識が不可欠である。この回では、他の先進国との比較から我が国の医療制度の現状と課題について学び、我が国の健康保険制度について学習する。

【キーワード】
医療費、医療提供体制、健康保険制度
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
3 診療報酬制度と看護の報酬 我が国の診療報酬制度について学び、そのどのような仕組みで医療行為に報酬が支払われているのかを学ぶ。また、どのような看護行為に診療報酬の対価が支払われているのかを学び、診療報酬制度の課題について考える。

【キーワード】
診療報酬制度、支払い方式、看護必要度
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
4 病院の収支と看護 我が国の医療施設の経営は厳しい状況にあり、その中で質の良い医療サービスを提供することが求められている。看護活動は、医療施設の収入と支出にも関わっている。財務管理では、病院の経営に関わる財務諸表の概要を学び、病院の収入と支出と看護の関わりについて学ぶ。

【キーワード】
収益、費用、財務諸表、原価計算、費用効果分析
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
5 看護組織の管理 患者のニーズに沿った医療を提供するためには、看護師や医師など保健・医療サービスの提供者を組織化する必要がある。病院では看護師は最も人数の多い専門職集団であり、患者に直接接することから、常に組織の構成員である看護職員の仕事へのモチベーションを高め、質の良い看護を提供できる組織づくりが求められる。ここでは、組織の成り立ちと構想、動機づけ理論、目標管理などの基礎理論について学ぶ。

【キーワード】
組織、組織設計、組織図、科学的管理法、人間関係論、動機づけ理論、目標管理
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
6 組織文化とチームマネジメント 組織はひとりひとりの構成員が影響を及ぼし合いながら機能しているため、個人の動機づけの視点に加えて、組織やチームが全体としてもつ特徴の把握やそのマネジメントが必要である。ここでは、組織の特徴をあらわす概念である組織文化やその形成、および集団のマネジメントのために必要な知識について学ぶ。

【キーワード】
組織文化、チーム、チームワーク
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
7 ケアプロセスの管理 質の高い医療の提供のためには、実際にケアが提供される業務プロセスのマネジメントも必要である。ここでは、看護提供システム、職種間・施設間の連携と協働、標準化の手法など、ケアプロセスを支える仕組みについて学ぶ。

【キーワード】
看護業務、看護提供システム、看護提供方式、標準化、交代制勤務、看護基準・手順、チーム医療、クリニカル・パスウェイ
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
大西 麻未
(順天堂大学准教授)
8 リーダーシップ リーダーシップは、組織を活性化させ、目標・目的に向かって人を導いていくことであり、より具体的には目標達成に向けて他の人達の行動について指導、教育、動機づけ、指示を行うことである。また、特定の個人のもつ資質や能力によるものではなく、学習によって習得可能な行動であるとされている。

【キーワード】
リーダーシップ、特性理論、パス・ゴール・モデル、SL理論、変革理論、PM理論
田中 幸子
(東京慈恵会医科大学教授)
田中 幸子
(東京慈恵会医科大学教授)
9 看護師のキャリア開発 キャリアとはホールによれば、組織内の昇進、専門職の体系的なステップ、生涯にわたる職業経歴、仕事に関連した生涯にわたる諸経験などである。組織の一員として働く看護職が、生涯における職業を通じての組織内で自己実現を果たし、組織の発展に貢献するための仕組みについて学ぶ。

【キーワード】
キャリアの定義、キャリア開発、キャリア発達、クリニカルラダー、セカンドキャリア
田中 幸子
(東京慈恵会医科大学教授)
田中 幸子
(東京慈恵会医科大学教授)
10 情報管理 看護管理における情報管理の目的は、看護管理に関わる様々な状況で意思決定を行えるように、情報を活用することである。情報管理のもう一つの目的はセキュリティにある、そこでこの回では、まず、情報活用とそのために必要な知識・技術であるリテラシーと、セキュリティを維持向上する方法と患者のプライバシーを扱う医療者としての作法としての情報倫理について学ぶ。情報管理の強力なツールとしての医療情報システムを看護管理にどのように活用できるかについて学ぶ。

【キーワード】
情報、医療情報システム、情報リテラシーセキュリティ、情報管理
兒玉 慎平
(鹿児島大学講師)
兒玉 慎平
(鹿児島大学講師)
11 看護の質の評価と管理 質の良い看護を提供することはこれまでも看護職の目標であったが、今日、医療・看護を基準に基づいて評価し、改善を図ろうとする統合したシステムが取り入れられている。その概念枠組みや評価基準の実際について学ぶ。

【キーワード】
医療の質の定義、構造、過程、結果の指標、第三者評価、看護の質の評価指標、クリニカル・パスウェイ
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
12 医療事故と事故防止の考え方 1999年のY大学病院の医療事故以来我が国でも医療事故防止への組織的な取り組みが社会的要請となり、医療の質と安全性の向上のために安全管理が行われるようになった。ここでは、医療事故の定義や発生の現状について学ぶ。

【キーワード】
医療事故の定義、医療事故の発生件数、事故防止の考え方
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
13 診療補助に伴う事故の防止 注射や投薬など看護職が行う診療補助業務における事故は医療提供者側の要因で発生することが多い。診療補助業務には、医師の指示から実施までに複雑なプロセスが存在する。各プロセスにおける危険要因を整理し、それらの要因の背景にある危険因子について学ぶ。

【キーワード】
注射業務、輸液ポンプ、輸血業務、経管栄養、内服与薬業務、チューブ管理、事故防止対策
森田 恵美子
(公立瀬戸旭看護専門学校副校長)
森田 恵美子
(公立瀬戸旭看護専門学校副校長)
14 療養上の世話における事故の防止 転倒や誤嚥など療養上の世話における事故は、患者側のリスク要因が影響して発生することが多い。このため患者の危険要因を適正に評価し、評価したリスクレベルに応じて予防対策を講じる必要がある。

【キーワード】
転倒、転落、リスク要因、アセスメントツール
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
飯島 佐知子
(順天堂大学教授)
15 組織としての医療安全対策 1つの不幸な事故の背景には何十、何百もの同様のニアミスが存在するといわれている。事故防止に組織的に取り組むためにはそのような、ニアミスや事故の情報を的確に収集し分析し、対策立案、評価するシステムの構築が必要である。また、医療事故が発生したときの初期対応の重要性について学ぶ。

【キーワード】
国の取り組み、安全管理指針、ヒヤリ・ハット、事故報告による情報収集と事故分析、医療事故調査制度、医療メディエーション
森田 恵美子
(公立瀬戸旭看護専門学校副校長)
森田 恵美子
(公立瀬戸旭看護専門学校副校長)
このページのトップへ本文ここまで
授業科目案内 教養学部 放送大学