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社会福祉実践の理論と実際('18)

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主任講師
横山 登志子 (札幌学院大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(2018年度)
第1学期:(月曜)8時15分~9時00分

講義概要

現代社会における激しい社会変動は、家族や地域生活のあり方、労働場面等に大きな影響を与えている。また、少子高齢化社会の到来により、夫婦や親子、地域社会のあり方などが大きく変容し、人々の生活基盤は脆弱になっている。そのようななか、豊かで安定した生活を支援するための社会福祉実践はますます重要になっている。社会福祉実践は多岐にわたるが、本講義ではⅠ部(1回から10回)では社会福祉実践の理論的な枠組みとしてソーシャルワークの理論を学ぶとともに、Ⅱ部(11回から15回)では具体的な実践事例についても理解する。社会福祉士等、福祉関係の国家資格を目指す人に基礎知識を提供することが可能である。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(生活と福祉コース(専門科目))※共用科目(社会と産業)
〔2009年度~2015年度〕専門科目(生活と福祉コース)※共用科目(社会と産業)
〔2008年度以前〕 専門科目(生活と福祉専攻)※共用科目(社会と経済・産業と技術)
科目コード
1519131
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2018年度 第1学期:2018年8月4日(土曜)6時限(15時35分~16時25分)
単位認定試験
平均点
備考
 
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授業の目標

社会福祉実践の理論的な枠組みとして、ソーシャルワークの基本理念や生活支援の方法を学ぶとともに、実践事例を知ることで、現代社会における社会福祉実践の意義と課題を理解する。

履修上の留意点

「社会福祉への招待('16)」を履修していることが望ましい。関連科目として、「貧困と社会('15)」「少子社会の子ども家庭福祉('15)」「高齢期の生活と福祉('15)」「社会福祉と法('16)」「地域福祉の現状と課題('18)」等の社会福祉領域の科目を並行して履修することを薦める。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 社会福祉実践とソーシャルワーク 社会福祉実践の領域は多岐にわたり、利用者の年齢も、抱える問題もさまざまである。また、支援者も身近な協力者から、専門家まで多様である。このような社会福祉実践の多様性をふまえて、社会福祉専門職による支援の方法論であるソーシャルワークに注目し、社会福祉実践の理論的側面をみていく。まずは、ソーシャルワークの定義や、5つのキーワード、方法論体系を理解する。

【キーワード】
社会福祉実践、ソーシャルワーク、グローバル定義
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
2 社会福祉実践を担う人 社会福祉実践を担う人に対する社会的な認識の変化と社会福祉の対象や分野の拡大とを関連づけながら、専門職としてのソーシャルワーカー及びケアワーカー、ケアマネジャーの役割と機能について理解する。また、家族の役割や地域住民による支え合いの意義を検討し、福祉の担い手は専門職だけではなく市民ひとり一人であることを確認する。

【キーワード】
福祉の担い手、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、ケアワーカー、フォーマルケアとインフォーマルケア
新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

3 “Life”に向き合う社会福祉実践 福祉の実践とは、人々の“Life”に向き合う実践である。“Life”とは、人間の生活としての側面、生命活動としての側面、あるいは人生、生涯という長期の時間軸に位置づく存在としての側面などを有している。社会福祉実践の対象を考えるとき、いわゆる「利用者」像におさまらない豊かな生活者としての側面をいかに理解すべきかを学ぶ。

【キーワード】
Life、生活、生活者、ライフサイクル、ライフコース、QOL、ライフヒストリー、ライフストーリー、社会構成主義
新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

4 ソーシャルワークの歴史 欧米の宗教的な慈善活動のなかからソーシャルワークが誕生し、現在約100年の歴史を有している。ソーシャルワークの前史、あるいは約100年の歩みを概観し、その歴史から学ぶことは何かを考える。

【キーワード】
COS運動、セツルメント運動、ボランタリズム、リッチモンド、アダムズ
木原 活信
(同志社大学教授)
木原 活信
(同志社大学教授)
5 ソーシャルワーカーの価値と倫理 ソーシャルワークの基本的な考え方・立場である価値と理念について学び、実践を方向づける職業倫理についても理解する。また、実践にともなうジレンマについても検討する。

【キーワード】
ソーシャルワークの価値、ソーシャルワークの倫理、倫理綱領、倫理的ジレンマ
木原 活信
(同志社大学教授)
木原 活信
(同志社大学教授)
6 ソーシャルワーク関係 「ソーシャルワーカーと利用者との関係性」はどのように語られてきたか、現在求められる関係性はどのようなものか、ソーシャルワーカーはどのような役割を担い、姿勢や態度を保持すべきかを理解する。

【キーワード】
ソーシャルワーク関係、態度、パートナーシップ、協働
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
7 ソーシャルワークの過程 ソーシャルワークにおける支援の「はじまり」から「おわり」までの援助過程について、各局面でのポイントをおさえながら理解する。また、具体的にどのように展開していくのかについても学ぶ。

【キーワード】
インボランタリー、スクリーニング、アウトリーチ、アドボケイト、アセスメント
山野 則子
(大阪府立大学教授)
山野 則子
(大阪府立大学教授)
8 ソーシャルワークの技法 ソーシャルワークの技法に関する全体像を把握したうえで、基本的な技法として、言語および非言語の援助的コミュニケーションを学ぶ。また、ソーシャルワークの基本的な面接技法を理解する。

【キーワード】
ソーシャルワーク、技法、面接技法、非言語コミュニケーション
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
9 ソーシャルワークの主な支援モデル 利用者と環境をいかに捉えるか、「見方の枠組み」となるモデルについて、3つのモデルを提示する。そのうえで、実際に課題に対して働きかけるアプローチについて2つ取り上げ、ソーシャルワーク実践の発展を理解する。

【キーワード】
生活モデル、社会モデル、エンパワメント、認知行動療法
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
10 実証研究の意義と課題 ソーシャルワークの向上のためには、実践に根ざした研究が不可欠である。具体的な研究例を用いながら、実践と理論の循環的な発展のあり方を学ぶ。

【キーワード】
実証研究、実践と理論の循環
山野 則子
(大阪府立大学教授)
山野 則子
(大阪府立大学教授)
11 子ども家庭福祉の実践 子ども家庭福祉の実践事例を通して社会福祉実践の意義と課題を理解する。アセスメントを行うために子ども家庭の現代的課題の理解が必要であり、そのうえでの援助プロセスに沿ったミクロ、メゾ、マクロまで視野に入れた展開の例を示す。

【キーワード】
スクールソーシャルワーク、少年事件、児童虐待、子どもの貧困、プロセス
山野 則子
(大阪府立大学教授)
山野 則子
(大阪府立大学教授)
12 障害者福祉の実践 精神障害者が地域のなかで当たり前に暮らす権利を護るため、個別支援から地域支援まで連動する実践を紹介する。ストレングス視点による利用者のアセスメントと、多様な関係者とのネットワーキングのためのポイントについて理解する。

【キーワード】
精神障害者、多職種・多機関連携、アセスメント、チームアプローチ
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
大谷 京子
(日本福祉大学教授)
13 高齢者福祉の実践 高齢者の福祉を支える実践の基盤となる考え方を、民俗学者でありデイサービスセンターの管理者でもある六車由実が提唱する「介護民俗学」について丹念に読み解きながら理解する。高齢者虐待や介護の負担が社会問題化する今日、職業としての高齢者ケアの社会的意義を再確認したい。

【キーワード】
介護民俗学、聞き書き、語り、対話、認知症ケア
新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

新田 雅子
(札幌学院大学准教授)

14 複合的な問題への実践①
自殺問題とソーシャルワーク
今日の自殺問題の深刻な現状を明らかにしながら、社会福祉領域として、この問題に実践支援の立場としてかかわっていくことの重要性について理解する。

【キーワード】
自殺予防、ナラティヴ・アプローチ、遺族へのグリーフワーク
木原 活信
(同志社大学教授)
木原 活信
(同志社大学教授)
15 複合的な問題への実践②
DV被害母子の生活再建支援
DV被害の経験を有する母子支援の現場から、複合的な困難を抱える実践事例の支援過程を紹介する。ミクロ支援を出発点としながらも、社会構造的な問題を検討するとともに、社会福祉実践の意義・課題を考える。

【キーワード】
複合的困難、母子家庭、ジェンダー
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
横山 登志子
(札幌学院大学教授)
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