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海からみた産業と日本('16)

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主任講師
池田 龍彦 (放送大学副学長)
原田 順子 (放送大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(2018年度)
第1学期:(火曜)21時30分~22時15分

講義概要

島国であるわが国において海運は輸送生命線であり、国内外の安定した海上物流は経済の安定と繁栄の基盤である。近年では、日本企業のグローバル展開に伴い、グローバルなサプライチェーンマネジメントが発達してきた。そのなかで大量の荷物の結節点である港湾は重要で、経済規模にみあった戦略的整備の必要性は極めて高い。以上の事柄に包括的な影響を与えるのが国内外の海事管理である。海事管理の枠組み、海事人材、海事クラスター、海に親しむ活動等もとりあげる。
※詳しくはシラバス

開設年度
2016年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(総合科目))
〔2009年度~2015年度〕総合科目
〔2008年度以前〕専門科目(その他)
科目コード
1930028
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2017年度 第2学期:2018年1月28日(日曜)8時限(17時55分~18時45分)
2018年度 第1学期:2018年8月4日(土曜)2時限(10時25分~11時15分)
単位認定試験
平均点
(2016年度 第2学期)67.2点
(2017年度 第1学期)74.6点
備考
 
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授業の目標

現代社会においては、物流とそのネットワークが戦略経営の要となっている面があろう。なかでも海運は、わが国においては特に重要性が高い。日本企業がグローバル展開する現代では、高度な物流が果たしている役割は想像以上に大きい。産業・経営の基盤として海運、国際物流、港湾、海事管理等について学習することで、島国である日本経済の維持・発展を考える基礎的知識を得ることを目標にする。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 わが日の本は島国よ 日本は島国であり、日本経済の維持と発展に船と港は欠かせない。鉱物性燃料、食料品、原料品はそのほとんどを輸入に依存している。わが国は資源に乏しいことから、産業部門は燃料・原料の輸入が必須であると同時に、燃料と食料は家計部門の消費に不可欠である。さらに、様々な経済環境の変化の結果、企業の海外進出が進んできたことを学習する。

【キーワード】
経常収支、貿易収支、エネルギー自給率、食料自給率、対外直接投資
原田 順子
(放送大学教授)
原田 順子
(放送大学教授)
2 経済と運輸
~島国日本の今~
島国であるわが国の経済は海運への依存度が極めて高く、海運は日本の輸送生命線である。また、日本企業のグローバル展開(特にアジアにおける水平分業の進展)に目を向けると、海運を含めた国際複合輸送が必要な経済構造に日本企業が組み込まれていることが理解できる。最後に、国による輸送インフラの整備の動きとその重要性を学習する。

【キーワード】
海上輸送、グローバル経済、アジア物流圏、中間財、分業
原田 順子
(放送大学教授)
原田 順子
(放送大学教授)
3 海運について(1)
~その現状~
日本の外航海運の概要とその必要性について理解する。

【キーワード】
商船、軍艦、海賊、便宜置籍船、IMO
合田 浩之
(東海大学特任教授)
合田 浩之
(東海大学特任教授)
4 海運について(2)
~その歴史~
日本の海運の歴史的展開を学習する。

【キーワード】
近代化、海国日本、通商擁護、通商破壊、計画造船、専用船、コンテナ化
合田 浩之
(東海大学特任教授)
合田 浩之
(東海大学特任教授)
5 海運について(3)
~その未来~
海運会社の事業(現代の状況と将来課題)について理解する。

【キーワード】
企業立地、メタンハイドレート、海底金属鉱物資源、洋上電源開発、北極海航路
合田 浩之
(東海大学特任教授)
合田 浩之
(東海大学特任教授)
6 港湾活動と社会発展 港の機能は、商港、工業港、エネルギー港、観光港、漁港、避難港等多岐にわたっているが、それぞれ背後圏の発展に大きく貢献している。首都圏やタイ国のレムチャバン港を事例に、港湾活動がどのように背後圏の社会経済発展に寄与しているか分析を行う。また、港と市民生活がどのように密接に関係しているかを学ぶ。

【キーワード】
国際戦略港湾、港の機能、港湾活動、経済発展、レムチャバン港、市民生活
池田 龍彦
(放送大学副学長)
池田 龍彦
(放送大学副学長)
7 港湾開発の歴史と現状 海外との交易は港を通して行われる。1859年の開港以来、横浜港をはじめとする外国貿易港湾は外海からの波から遮蔽された自然条件の比較的よい地域に建設されたが、その後、小樽港等の外海に直接面した地域にも港湾の整備が可能になった。そして、日本の高度経済成長を支えた臨海工業地帯が港湾開発を核として整備され、現在は国際コンテナ戦略港湾政策を推進している。

【キーワード】
横浜港、野蒜港、小樽港、廣井勇博士、臨海工業地帯、新産業都市、工業整備特別地域、国際コンテナ戦略港湾、マリコン
池田 龍彦
(放送大学副学長)
池田 龍彦
(放送大学副学長)
8 港湾を舞台に活躍する企業や機関 港湾は船舶を介して海の向こうの港湾と結んでモノや人を運搬し交流させるゲートウェイの機能を有している。安全かつ効率的にその機能を発揮するために、数多くの種類の企業や機関が分担し協調して業務を遂行している。港湾の活動を概観しながら、これらの企業や機関の働きについて勉強する。

【キーワード】
船舶通信業、港湾管理者、パイロット、港湾運送業、倉庫業、コンテナターミナル
池田 龍彦
(放送大学副学長)
池田 龍彦
(放送大学副学長)
9 国際物流(1)
~コンテナ船の発達と国際物流~
コンテナリゼーションが国際物流の発展に寄与した経緯と国際物流の現状について理解する。

【キーワード】
物流、ロジスティクス、サプライチェーン、コンテナリゼーション
石原 伸志
(東海大学客員教授)
石原 伸志
(東海大学客員教授)
10 国際物流(2)
~産業の空洞化と日本港湾の衰退~
いまだ続く産業の空洞化の現状と日本の港湾が衰退した理由を理解する。

【キーワード】
産業の空洞化、円高、日本港湾の地位の低下、地方港
石原 伸志
(東海大学客員教授)
石原 伸志
(東海大学客員教授)
11 国際物流(3)
~セキュリティと国際物流~
同時多発テロが起点となって、セキュリティが強化されていく過程と同時多発テロが国際物流(特に海上輸送)に与えた影響について理解する。

【キーワード】
米国同時多発テロ、セキュリティ、AEO、船積み24時間前ルール、キャッチオール規制
石原 伸志
(東海大学客員教授)
石原 伸志
(東海大学客員教授)
12 日本の海事管理と課題 日本の海事管理の概要を理解する。海洋基本法および海洋基本計画について解説し、現代の課題を明らかにする。さらに、海洋基本計画のなかに掲げられた「船員の確保と育成」の現状と課題について理解を深める。

【キーワード】
海洋基本法、海洋基本計画、外航船員、内航船員
原田 順子
(放送大学教授)
原田 順子
(放送大学教授)
13 国際海事管理(1)
~国際社会が抱える課題と対応~
海をとりまく国際社会が抱える課題を整理し、それがどのようにわが国に関係しているのかを考える。本章では、そうした課題を克服するために、国連機関と国際海事条約の役割に注目し、国際海事管理の枠組みを理解しよう。

【キーワード】
持続可能性、国際海事機関(IMO)、国際労働機関(ILO)、国際海事条約
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
14 国際海事管理(2)
~海事社会構造とマネジメント~
産業・教育・行政(産・学・官)の3点から海事社会構造を分析し、主に船員教育の観点から海事社会の歴史的変遷について考察する。海外の国際海事管理の事例として、海事クラスター、情報管理システムによるマネジメントの特性を理解し、国際海事管理のあり方の今後を探る。

【キーワード】
海事社会、マネジメント、海事クラスター、情報管理システム、ICT
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
15 海洋文化を育む
~海への理解と教育~
海運を支える人材確保は急務であり、若年層をターゲットに広く、海への理解と教育を進める必要がある。国内外の具体的な海洋教育の取組を紹介し、日本の豊かな海洋文化を保全することの重要性を理解する。

【キーワード】
海洋教育、海洋文化、人材育成
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
北田 桃子
(世界海事大学Associate Professor(准教授))
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