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フードシステムと日本農業('18)

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主任講師
新山 陽子(立命館大学教授)
放送メディア
ラジオ
放送時間(2018年度)
第1学期:(日曜)11時15分~12時00分

講義概要

農業生産から始まり、食品製造、食品流通(卸売、小売)、外食、そして家庭での消費に至るフードシステムの姿と、そこにおける各産業主体間の価格や品質をめぐる調整関係を示すとともに、各産業の構造と行動、消費者の意識や行動について解説する。なかでも、食料の素材を生産する農業段階については、手厚く解説する。あわせて、将来世代のために関係主体が共存でき、望ましいフードシステムが存続できるように、フードシステムが抱える課題とその改善の方向を論じられるように材料を提供する。
※詳しくはシラバス

開設年度
2018年度
科目区分
コース科目(社会と産業コース(専門科目))
〔2009年度~2015年度〕専門科目(社会と産業コース)
〔2008年度以前〕専門科目(産業と技術専攻)
科目コード
1639676
単位数
2単位
単位認定試験
試験日・時限
2018年度 第1学期:2018年7月29日(日曜)2時限(10時25分~11時15分)
単位認定試験
平均点
備考
 
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授業の目標

フードシステム全体の構造と、それを構成する産業主体、消費者の行動の基本原理を認識できるようにする。また、フードシステムが抱える課題を認識できるようにする。それらをもとに、関係主体が共存でき、望ましいフードシステムが将来世代にわたって存続できるように、フードシステムが抱える課題の改善方向を論じられるようにする。

履修上の留意点

特になし。

シラバス

テーマ 内容 執筆担当講師名
(所属・職名)
放送担当講師名
(所属・職名)
1 フードシステムをどのようにとらえるか
-フードシステムの構造と存続、関係者の共存-
農場から食卓に至るフードシステムは多段階の産業と消費者で成り立っている。その姿と持続的な存続に向けた関係者の共存の課題を解説する。あわせて、主要な構造(連鎖構造や競争構造)と関係について解説する。

【キーワード】
フードシステム、連鎖構造、競争構造、フードシステムの存続と関係者の共存
新山 陽子
(立命館大学教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
2 農業の展開と産業構造 食料の源を生み出すのが農・畜産業(以下農業)である。農業は作物や畜種、農地への依存度によって構造が異なる。部門毎の特徴と抱える課題について解説し、農業資材産業(種子、飼料等)との関係についても説明する。

【キーワード】
農業・畜産業の構造、農業資材産業、農業・畜産業の課題
新山 陽子
(立命館大学教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
3 農業経営体の多様化と企業形態 農業経営は、世帯経済と一体の伝統的な家族経営から、借入農地や雇用を入れて世帯経済から独立した家族経営、会社組織の家族同族企業経営などへと多様化している。その姿(企業形態)と変化の原理について解説する。

【キーワード】
農業の企業形態、家族経営、企業経営、経営管理
新山 陽子
(立命館大学教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
4 農業経営の存続と市場 農業経営の存続は、経営の努力によって獲得される技術や経営効率だけでなく、経営にとっては外的環境である生産物や資材の市場の状態に左右される。農業経営の存続可能性を市場との関係から論じ、存続の課題を示す。

【キーワード】
規模の経済、最小適正規模、他産業均衡所得、最小必要経営規模、パワーバランス
新山 陽子
(立命館大学教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
5 農産物・食品卸売業の展開と産業構造 農産物、食料品はどのように流通されているか。農業、食品製造業、小売業との間を結ぶ、農産物卸売業および卸売市場、食品卸売業の産業構造とその変化を論じる。また、卸売流通の基本的機能についても解説する。

【キーワード】
流通機能、卸売市場、農産物卸売業、食品卸売業
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
6 食品製造業の展開と産業構造 加工食品は今日の食生活を支える重要な品目である。ここでは、飲食料品製造業の産業規模や業種について解説する。さらに、大量の標準品のみでなく、地域的な伝統品からなる食品製造業の二重構造とその展開を論じる。

【キーワード】
産業組織、集中度、二重構造、他産業との共存
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
7 外食産業の現状とこれから 外食、中食産業は今日の食生活を特徴づける重要な産業である。この回では、外食産業と中食産業の現状について解説する。そしてこれら産業の今後の課題について、我々の食生活や生活全体に与える影響も含めて論じる。

【キーワード】
外食産業、中食産業、食の外部化、ライフスタイル
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
8 食品小売業の現状と日本農業、日本の食 我々の暮らしにスーパーマーケットやコンビニエンスストアは欠かせない。食品小売業の産業構造、企業行動について解説する。そして、食品小売業のあり方が農業、消費者の購買・消費行動に与える影響を論じる。

【キーワード】
バイイングパワー、チェーン店展開、地域の小売業者
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
清原 昭子
(福山市立大学准教授)
9 消費者の食品選択行動と市場 消費者の食品選択行動は農業や食品産業に大きな影響を与える。低価格品購入への傾倒は、品質や安全にかける費用圧迫や再生産の困難をもたらす。ここでは、消費者の食品選択時の価格判断や意思決定について解説する。

【キーワード】
情報処理プロセス、ヒューリスティクス、フレーミング効果、内的参照価格
新山 陽子
(立命館大学教授)
鬼頭 弥生
(同志社大学助教)
鬼頭 弥生
(同志社大学助教)
10 食品の価格と品質の調整システム
-フードシステムの垂直的調整-
フードシステムの主体間の関係を、価格および品質の調整システムから論じる。価格形成システムには、競争構造、パワーバランスが反映し、事業者の存続は調整結果に依存する。品質は多段階の事業者間で調整される。

【キーワード】
価格形成システム、パワーバランス、競争構造、品質調整システム
新山 陽子
(立命館大学教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
11 食品の安全、信頼の確保とその考え方 食中毒の原因となる病原性微生物や合成化学物質などの食品中の危害因子による健康リスクへの対応は重要な社会的課題となっている。ここでは、リスクの概念をもとに、食品安全確保の考え方と制度を解説する。

【キーワード】
リスクアナリシス、リスク評価とリスク管理、リスクコミュニケーション、フードチェーンアプローチ
新山 陽子
(立命館大学教授)
鬼頭 弥生
(同志社大学助教)
鬼頭 弥生
(同志社大学助教)
12 食品廃棄と食品産業、消費者の行動 FAO(国際食糧農業機関)の報告書によると、世界で生産される食品のおよそ三分の一が失われたり廃棄されたりしている。食品廃棄(食品ロス)を生み出す消費者と食品産業の行動とその改善策について論じる。

【キーワード】
食品ロス、食品廃棄、発生抑制、再生利用、消費者行動
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
13 食生活と健康、食文化 食生活(食事内容や食事の形態)の変化と、現在の食生活の実態について解説する。また、食生活の変化が人々の健康や食文化にどのような影響を与えているかについて論じる。

【キーワード】
食の外部化、栄養と健康、食文化・伝統、地域性
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
14 食料の貿易と日本農業、日本の食 戦後、段階的に進められた食料の貿易自由化が日本の農業や食にもたらした影響とは何か。食料自給率の低下や耕作放棄地の増加等の課題を紹介し、日本の農業や食の現場の対応方向や食料貿易のあり方について論じる。

【キーワード】
貿易自由化、食料自給率、耕作放棄地、輸出戦略
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
15 世界の農業・食料の制度と政策 欧州連合やアメリカにおける農業・食料政策がどのように進められてきたかを解説する。農業補助金、担い手政策、食品安全、フードチェーン内の産業間のパワーバランスの問題への対応等を中心に取り上げる。

【キーワード】
欧州連合、米国、農業補助金、担い手政策
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
工藤 春代
(大阪樟蔭女子大学准教授)
関根 佳恵
(愛知学院大学准教授)
新山 陽子
(立命館大学教授)
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