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新基準について

認定心理士の認定基準が、2014年4月1日から改定になりました(新基準)。移行措置として、2019年3月31日 日本心理学会必着分までは、これまでの基準(旧基準)に基づく申請が可能です。旧基準での申請を希望する場合は、2018年度第1学期までに申請に必要な36単位(認定単位)を修得する必要があります。なお、旧基準での本学担当教員への証明依頼は、返送までに概ね2ヶ月を要することから、2019年1月5日大学本部連携教育課資格取得支援係必着分で受付を終了します。旧基準での申請を希望する場合は、早めに証明を依頼してください。

一方、これから認定心理士資格取得の準備を始められる方は、新基準で申請する可能性が高いと思われますので、以下に記載している旧基準からの変更点を念頭において科目履修してください。なお、ここでは放送大学の現況に合わせて変更点を説明しています。認定基準変更の経緯や新基準に関する詳しい説明は、日本心理学会のホームページ(「認定心理士の資格を取りたい方」というページ)に記載がありますので、そちらをご参照ください。

新基準の変更点について

1)c領域「心理学実験実習」の認定単位が4単位以上必要になります

旧基準ではc領域に最低限必要な認定単位は3単位でしたので、基本主題として認定される実験実習科目を3科目分(たとえば「心理学実験1」「心理学実験2」「心理学実験3」)を履修していれば、c領域の要件を満たすことが出来たのですが、新基準ではあと1単位(基本主題1科目分、もしくは副次主題2科目分)必要になりました。

ただし、新基準ではこれまで副次主題として認定されていた科目のうち、複数の心理検査を実施し、その結果をレポートとしてまとめることを課している授業が基本主題として認定されることになりました。この変更を受けて、放送大学でも「心理検査法基礎実習」という授業を、一部の学習センターで開講しています。新基準での認定を目指す方は、c領域の認定単位を充足させるため、「心理学実験1~3」と「心理検査法基礎実習」の4科目を受講すると最も効率よく認定単位を修得することができます。「心理検査法基礎実習」を受講しなくても、従来から開講されている「臨床心理学実習」などの副次主題の科目(認定単位は0.5単位)を2科目受講すれば、これに代えることができます。

なお新基準では、旧基準で必要とされていた「基本主題で2単位以上」という要件がなくなりました。したがって、認定単位の要件を満たすだけであれば、副次主題となる面接授業(認定単位は0.5単位)を8科目履修すればよいことになりますが、仮に単位数は充足しても、履修した科目の内容がc領域で必要とされる条件をクリアしていないとみなされると不合格になる可能性があります。c領域の単位が認定されるためには、c領域全体で【実験的方法で知覚や認知、社会など基本的な内容の課題を4つ以上含む計6課題以上を体験的に学習している】必要があります。この条件を満たすためには、基本主題となる心理学実験の科目(典型的には、「心理学実験1~3」や「心理検査法基礎実習」)の中から最低でも3科目以上を履修してください。

2)様式4「基礎科目c領域実験・実習課題リスト」の提出が必要です

様式4「基礎科目c領域実験・実習課題リスト」とは、様式3に記入したc領域科目について①科目名、②担当者、③実験・実習の内容項目、④授業時間(分)、⑤レポートの有無とその内容、⑥役割(実験者になったか、参加者(協力者)になったか)を書き込むものです。c領域の科目全てについて上記の①~⑥の内容を記載する必要がありますので、授業受講後できるだけ早く、このリストを作成しておくことをお勧めします。このリストの様式は、日本心理学会のホームページからダウンロードしてください。なお、2017年4月上旬公開予定の「認定心理士単位表作成ツール」(第4版)では、この様式も作成・印刷できますので、是非ご利用ください。

3)b領域とc領域で合計8単位以上(認定単位)という計算の仕方になります

旧基準では、b領域にも「基本主題で2単位以上」という要件がありましたが、新基準ではこの要件がなくなりました。新基準の認定条件は、c領域は4単位以上の修得に加え、b領域とc領域を合わせて8単位以上の認定単位が必要となりました。

c領域と同じようにb領域について、仮に単位数は充足していても、履修した科目の内容がb領域で必要とされる条件をクリアしていない場合、不合格になる可能性があります(例:b領域の認定単位を全て副次主題の科目や面接授業で修得するなど)。b領域の単位が認定されるためには、b領域全体で【心理学における実証的研究方法の基礎知識を満たすこと】という認定条件を充足する必要があります。そのため、「心理学研究法(’14)」を必ず履修してください。さらに「心理統計法(’17)」など、統計学に関する科目を履修してください。これらの科目を履修することによって、【心理学における実証的研究方法の基礎知識】を身につけることが可能です。

4)a領域の科目シラバスの提出も必要になります

旧基準では、bとcの2領域にのみ、授業シラバスの提出が義務付けられていたのですが、新基準ではこれに加えてa領域にもシラバスの提出が必要になりました。開講中の放送授業のシラバス(授業概要)は、放送大学ホームページから印刷できます。閉講科目の放送授業のシラバスは、最寄りの学習センターでコピーを入手してください。

5)a領域では、基本主題の認定単位が必ずしも必要ではなくなりました

a領域も、旧基準で必要とされた「基本主題で2単位以上」という要件がなくなりました。新基準では、a領域全体で【心理学の基礎分野(知覚・認知・学習・記憶・言語・思考・人格・動機づけ・感情・発達・社会・行動など)を満たすこと】が認定条件となります。副次主題の科目は、多くの場合、これらの分野の一部の内容しか扱っていないため、副次主題科目の積み重ねでこの条件をクリアすることは容易ではありません。したがって、a領域の認定条件を満たすには、「心理学概論(’12)」を必ず履修してください。この科目の単位を修得していれば、心理学の基礎分野についての認定条件を充足したとみなされます。あとは、基本主題でも副次主題でも構いませんので、残りの必要単位(認定単位2単位以上)をa領域の対応科目で修得してください。

新基準になっての変更点は、主に基礎科目に関係するものです。選択科目(d領域~h領域)やその他の科目(i領域)の認定要件は、新基準と旧基準でほとんど違いがありません。

新基準で認定心理士資格を取得するための<基礎科目>の履修例(モデルケース)
~2017年度開講科目~

領域 認定基準 放送大学開講科目
科目名 認定単位数  
a領域
心理学
概論
4単位以上
(領域全体で基礎分野を満たすこと:知覚・認知・学習・記憶・言語・思考・人格・動機づけ・感情・発達・社会・行動など)
心理学概論(’12) 基本主題
(2単位)
必ず履修すること
教育心理学概論('14) 基本主題
(2単位)
この中から2単位分以上
発達科学の先人たち('16) 副次主題
(1単位)
心理と教育を学ぶために('12) 副次主題
(1単位)
b領域
心理学
研究法
8単位以上
但し、最低4単位分はc領域の単位 (実験的方法で知覚や認知、社会など基本的な内容の課題を4つ以上含む計6課題以上、各課題について標準的レポートを作成していること)
心理学研究法('14) 基本主題
(2単位)
必ず履修すること
心理統計法('17) 基本主題
(2単位)
 
c領域
心理学
実験実習
心理学実験1 基本主題
(1単位)
基本主題の科目を履修
心理学実験2 基本主題
(1単位)
心理学実験3 基本主題
(1単位)
心理検査法基礎実習
※一部の学習センターで開講
※基本主題
(1単位)
この中から1単位分以上
臨床心理学実習A ※※副次主題
(0.5単位)
臨床心理学実習B ※※副次主題
(0.5単位)
  基礎科目小計 12単位以上

※ 新基準で申請する場合の認定単位です。

※※ 臨床心理学分野の実習科目には、c領域副次主題として認定されるものと、g領域基本主題として認定されるものがあります。「臨床心理学実習A」や「臨床心理学実習B」という科目名のものでも、授業内容によってはc領域副次主題と認定されないものもあります。一方で「臨床心理学実習A」や「臨床心理学実習B」という科目名以外の実習科目でも、c領域副次主題と認定されるものもありますので、年度別資格取得対応項目一覧で、c領域副次主題の科目であることを確認してください。

上記の履修例は基礎科目についてのものです。このほかに選択科目の5領域(d領域~h領域)で合計16単位以上、すべての領域(a領域~i領域)の総計で36単位以上の認定単位が必要です。
選択科目(d領域~h領域)やその他の科目(i領域)の認定要件は、新基準と旧基準でほとんど違いがありません。選択科目は5領域のうち3領域以上で、それぞれ少なくとも4単位以上の認定単位を修得してください。また、その4単位の中には必ず基本主題の単位を含めてください。

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