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構想から放送授業開始まで3年がかり
放送授業ができるまで

他大学でも参考にされるほど、放送大学の教材は充実していることで知られています。
1冊の印刷教材(テキスト)と、15回分の授業番組がセットになっており、そのすべてが担当する講師とスタッフの手でつくられています。新しい放送授業の構想を練り、教材が完成するまでにかかる時間は、およそ3年間。その過程を、「ヨーロッパの歴史と文化」など多くの科目を担当してこられた草光俊雄先生(イギリス社会経済史・文化史)に伺いました。

できそまで1 放送授業づくりは、いつから始まる?

放送大学では毎年、何十もの放送授業を新たに開設しています。なぜなら、1つの放送授業を開設したら、4年から6年程度で内容を見直しをするからです。閉講して別の放送授業を新設する場合もあれば、既存の内容に新しい情報を加えて改訂する場合もあります。そのため、放送授業を担当する講師は、次はどのような内容にするか、どの先生と一緒に教材をつくるかを考えていかなければなりません。
下の図のように、授業開始(開講)の3年ほど前から構想を練りはじめ、「このような科目をつくりたい」と大学側に提案します。科目開設が決定すると、「主任講師会議」を開いてスケジュールの確認、編集者等との顔合わせをします。

放送大学の授業づくりは、面白い!

私が放送大学に来たのは、他大学ではできない、テレビやラジオの授業づくりに魅力を感じたからです。その作業はクリエイティブで、刺激に満ちているのです。主にヨーロッパ史を担当しており、現在、2015年度に新設する科目をつくっているところですが、なるべく教科書的ではなく、ヨーロッパ史を学ぶ面白さを感じられる内容にしたいと考えました。そこで、新規科目の1つは、植物と人間とのかかわりをテーマにしているんですよ。ようやく印刷教材を書き終え、これから1年がかりで授業番組をつくります。楽しみにしていてくださいね!

できそまで2 1年がかりで印刷教材の原稿執筆

印刷教材は、授業番組の回数に合わせて15章で構成されており、担当する先生が分担して執筆します。主な内容や分担を決め、締切などのスケジュールを確認したら、原稿執筆に取りかかります。
原稿の締切は、授業開始のおよそ1年半前です。
原稿を書き上げたら、その後の期間で、内容の確認や編集作業、校正を行い、1冊のテキストに仕上げていきます。

15回分の授業内容が1冊のテキストに

草光先生の手がけた印刷教材の例です。
1章につき15ページ前後が割かれ、参考文献や資料も充実しています。
授業番組では語り尽くせない内容が満載で、印刷教材を読むだけでも、相当量の知識や教養を得ることができます。

だれが読んでもわかりやすくなるよう心がけています

原稿の執筆は、締切との闘い(笑)。書いていくうちに、調べたいことや必要な資料がどんどん出てくるのです。これまでに書いた本や資料、学会発表などをベースにすることが多いのですが、印刷教材は論文とは違うので、学術的な水準を下げすぎることなく、学生に伝わるように、だれが読んでもわかりやすい文章を書くことを念頭においています。これがなかなか難しいのですが、面白く読んでもらえるとうれしいですね。

できそまで3 授業番組づくりは、スタッフとの共同作業

開講の1年前から、授業番組づくりに入ります。 スタッフの多くは、教育番組等を制作してきたベテランです。プロデューサーやディレクターと打ち合わせをし、どのような番組構成にするかを決めていきます。そして、必要な素材を集め、台本をもとにスタジオでの収録に臨みます。
1回の番組は45分間です。どのように構成するかは担当講師によりますが、草光先生の場合は、「授業番組は印刷教材を補うもの」と位置づけ、スタジオにゲストを招いたり、ロケの映像を活用したりして、楽しく学べるように工夫しています。

国内外のロケで、貴重な映像を収録

必要な場合は、ディレクターやカメラマン、音声スタッフなどの制作チームと一緒に、国内や海外でロケーション撮影をします。現場ならではの新しい発見や出会いもあり、臨場感のある貴重な映像が、生き生きとした番組づくりにつながります。草光先生が担当した「歴史と人間(’14)」では、慶應大学図書館旧館や東京大学総合図書館、ラスキン文庫を訪問し、めったに見られない貴重な資料を撮影することができたそうです。

これが授業番組の台本だ!

番組の台本は、打ち合わせをもとにディレクターがまとめます。スタジオ収録の数日前に、担当講師の手元に届くので、目を通して本番に備えます。

緊張感あふれるスタジオ収録

1日に2回分程度を収録します。細かくシーンを撮ってつなぎ合わせるのではなく、45分間の放送時間にぴったり合わせて話を終えなければならないので、先生は大変です。草光先生は毎回緊張しながらも、ほとんど“ぶっつけ本番”で臨み、なるべく生の授業の雰囲気を出すように心がけているそうです。

ラジオ番組は、音声の生かし方を工夫

この写真は草光先生ではありませんが、ラジオ科目の授業番組を収録している様子です。
テレビ科目のような映像がないので、音楽を使ったり、ゲストを招いて対談形式にしたりするなど、「音声をいかに生かして面白い授業にするかを常に考えている」と草光先生は言います。

よりよい授業にするために、みんなでを合わせています

放送大学の放送授業は、みなさんが想像している以上に時間をかけて、大勢の人がかかわってつくられています。これほど時間をかけて制作しているテレビ番組やラジオ番組はないんじゃないかと思うほどです。私自身、他の大学では、他の人と一緒に授業をつくるという経験はしたことがありませんでした。
どうすれば授業がよりわかりやすく、面白くなるか、番組づくりのプロであるプロデューサーやディレクターと話し合いながらつくっていくプロセスは、本当に刺激的です。これからも、よりよい授業を届けられるように、楽しみながら頑張っていきますよ!

いかがでしたか? 今回の特集では、あまり表には出ない、放送授業づくりのプロセスを簡単にご紹介しました。授業の裏側にある、先生方とスタッフの熱意を感じていただけたでしょうか。
年度や学期にもよりますが、放送大学では、千葉県の大学本部にある放送施設の見学や、ラジオ番組制作実習などの面接授業も開設しています。機会があれば、ぜひ受講してみてください。

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