心理と教育を学ぶために(’12)

主任講師: 小川 正人、森 津太子、山口 義枝

心理と教育コースに入学した学生がコース全体の学問体系を見通しながら、教育学、心理学、臨床心理学の三領域の基礎知識を学べるようにする。三領域それぞれの研究的意義、研究方法、研究対象を学ぶとともに、三領域に共通する考え方、重なる部分を知ることで教育と心理について複合的な思考方法や視点を身につける。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 心理と教育:三領域の違いと交流を学ぶ
教育学、心理学、臨床心理学は、人間の発達とそれを通して社会の有様を考える点では共通した学問的基盤を有するが、三領域それぞれの研究意義、研究方法、研究対象がどのようなものかを解説し、「心理と教育」を学習する今日的意義を考える。
担当講師: 小川 正人 (放送大学教授) 森 津太子 (放送大学教授) 山口 義枝 (日本大学准教授)
第2回 教育:教育学って何?
教育研究(教育学)の基本的な特徴を確認しながら、教育研究が、狭義の教育学としての教授学(pedagogyペダゴジー)から教育事象を経験科学的に研究しようとする教育科学として展開したこと、そして、教育研究の多様な研究分野(教育○○学)について理解をする。また、各研究分野における教育研究の多様な接近の仕方、研究方法などを通して、教育事象を理解し分析する複眼的な研究方法の大切さを学ぶ。最後に本コース所属の教員紹介として担当講師の研究を紹介する。
担当講師: 小川 正人 (放送大学教授)
第3回 教育:発達するということ -教育はなぜ必要か-
教育の目標を確立し、教育の過程を進めていくためには発達の過程を十分に捉えておかなければならない。では発達と教育はどう違うのか。そして人間はどのような過程を経て発達していくのか。また教育はなぜ必要なのかについて考察する。最後に本コース所属の教員紹介として担当講師の研究を紹介する。   
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授)
第4回 教育:集団のなかで育つ
人間が実際に発達していくのは社会集団のなかの人間関係を通してである。人間は生まれてから構造と機能を異にするさまざまな社会集団に所属し、多様な方向に形成されていく。どのような社会集団に所属し、どのように方向づけられていくのか。最後に本コース所属の教員紹介として岡崎友典客員准教授からお話を伺う。
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授) ゲスト : 岡崎 友典(放送大学客員准教授)
第5回 教育:教育の社会的機 能と教育の統制・管理
教育は、個人の成長・発達を促すとともに社会化の機能を有するが、そうした教育の社会化機能は、教育を現実の社会、経済、政治に深く結びつける。戦後日本の社会と教育の関わりを学び、教育と社会の間のダイナミズムとその関係の在り方について考える。
 最後に本コース所属の教員紹介として岩永雅也教授からお話を伺う。
担当講師: 小川 正人 (放送大学教授) ゲスト : 岩永 雅也(放送大学教授)
第6回 心理:心理学って何?
心理学という学問に対して持たれているイメージと、実際の心理学との違いを足がかりにして、心理学の学問的特徴と心理学が目指すものについて考えていく。また、心理学の基礎資格である「認定心理士」の分類を参考に、心理学の諸領域にはどのようなものを理解する。最後に本コース所属の教員紹介として星薫客員准教授からお話を伺う。
担当講師: 森 津太子 (放送大学教授) ゲスト : 星 薫(放送大学客員准教授) 
第7回 心理:心の不思議を探求する
現代の心理学は実証性を重んじている。その実証性を保証するために、心理学ではどのような研究法が用いられるかを理解する。目に見えない心を科学的に検証するとはどういうことか、特に因果関係の検証に利用される実験研究に重きを置きつつ、各研究法を学んでいく。さらに、心理学で統計学が必要とされる理由についても理解する。最後に本コース所属の教員紹介として三宅芳雄教授からお話を伺う。
担当講師: 森 津太子 (放送大学教授) ゲスト : 三宅 芳雄(放送大学教授) 
第8回 心理:心の鏡に映るもの
私たちの心に映し出される世界は、私たちの知識、経験、欲求などに彩られた主観的世界であり、各々が主観的に解釈した世界によって、私たちの思考、感情、行動は左右される。それはごく低次な知覚から高次の認知過程に至るまで、すべてにあてはまる。数ある心理学の知見の中でも特に重要と思われる、このような心理機能について、具体的な事例をもとに理解する。最後に本コース所属の教員紹介として担当講師の研究を紹介する。
担当講師: 森 津太子 (放送大学教授)
第9回 心理:社会の中に生きる人
人の思考、感情、行動は周辺環境によっても大きく影響を受け、時にそれは、個人の意思をも上回る。なかでも他者の存在は、ひとの行動を左右する重要な環境要因であり、「人間は社会的動物である」と言われる所以でもある。他者の存在は、私たちにどのような影響を与えるのか、具体的な研究をもとに学ぶ。また、心理学実験をめぐる倫理的問題についても理解を深める。最後に本コース所属の教員紹介として大場登教授からお話を伺う。
担当講師: 森 津太子 (放送大学教授) ゲスト大場 登(放送大学教授) 
第10回 臨床心理:臨床心理学ってなに?
臨床心理学は、人のこころの成長を援助していこうとする、実践が中心にある学問である。この臨床心理学の発展について、個人差測定の流れと力動的心理学の流れの歴史から考える。最後に本コース所属の教員紹介として佐藤仁美准教授からお話を伺う。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授) ゲスト : 佐藤 仁美(放送大学准教授)
第11回 臨床心理:臨床心理の対象
臨床心理学の中核には実践がある。そこで、実践の場としてはどのような領域があるのかを紹介する。また、臨床心理学の活動である、アセスメント、援助、研究についての概要を学ぶ。。最後に本コース所属の教員紹介として小林真理子准教授からお話を伺う。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授) ゲスト : 小林 真理子(放送大学准教授)
第12回 臨床心理:こころの病とは
こころの病は、直接に見ることも触れることもできない。そのような対象に対して、比喩を用いて理解する感覚を、例をあげて説明する。そして、正常と異常の区分基準、発達課題とこころの危機について理解する。最後に本コース所属の教員紹介として齋藤高雅名誉教授からお話を伺う。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授) ゲスト : 齋藤 高雅(帝京大学教授、放送大学名誉教授)
第13回 臨床心理:カウンセリングで性格が変わるのか
カウンセリングの理論には様々なものがあるが、多くの学派に共通すると思われるカウンセラーの姿勢と、カウンセリングの原理について学ぶ。そして実際のカウンセリングの流れについて理解する。最後に本コース所属の教員紹介として小野けい子教授からお話を伺う。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授) ゲスト : 小野 けい子(放送大学教授)
第14回 臨床心理:心理検査とは
心理検査は、質問や作業を課し、人はどのような反応をするのかのデータを蓄積し、あるこころの状態に関して、その人はどのような特徴を持っているのか把握しようとするものである。心理検査には様々な種類がある。心理検査にはどのようなものがあり、どのように作られたかについて学ぶ。最後に本コース所属の教員紹介として担当講師の研究を紹介する。
担当講師: 小川 俊樹 (放送大学教授)
第15回 心理と教育:学習の展望
14回までの学習を踏まえ、「心理と教育」に関して今後どのような学習を進めていけばよいかを論じ考えていく。
担当講師: 小川 正人 (放送大学教授) 森 津太子 (放送大学教授) 山口 義枝 (日本大学准教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (土曜)
15時15分〜16時00分
2016年度 [第2学期] (日曜)
20時00分〜20時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月25日 (火曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月28日 (土曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

開設年度:

2012年度

科目区分:

基礎科目

科目コード:

1118021

単位数:

2単位
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