日本文学概論(’12)

主任講師: 島内 裕子

第一に、日本文学の生成と展開を、トータルに把握し、日本文学の全体像を明確に理解する。第二に、各時代における日本文学の新展開のダイナミズムが、いつ、どのようにして生まれ、どのように伝播、波及して現代に至ったかを、具体的な文学者や作品に即して、深く理解する。第三に、日本文学が、日本文化全体の中において果たしてきた役割を理解する。本学における科目群履修認証制度の「日本の文化と社会」の重要構成科目とする。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 日本文学をどう捉えるか
日本文学を概観し、文学潮流に大きな足跡を残した文学者たちに注目することの意味や、日本文学にみる生成と展開の法則性などを考える。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第2回 紀貫之 -文化基盤としての和歌と散文
『古今和歌集』や『土佐日記』などを通して、和歌と散文の双方を日本文学の基盤に据えた、紀貫之の役割を認識する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第3回 藤原公任 -傑出したアンソロジスト
和歌、漢詩、有職故実を視野に収めた、藤原公任の文化的役割と影響力を考える。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第4回 清少納言と紫式部 -ライバル誕生
日本文学を代表する『枕草子』と『源氏物語』という二つの傑作が、同時代に出現したことの文化的意義を把握する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第5回 藤原定家 -本歌取り文化圏の成立
藤原定家が、「本歌取り」という技法によって多様な文学世界を集約することに成功し、『小倉百人一首』によって膨大な和歌の世界を集約できたことを認識する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第6回 兼好と頓阿 -散文と和歌の再構築
「誰でも書ける散文」のスタイルを提起した兼好と、「誰でも詠める和歌」のスタイルを提起した頓阿が果たした、文化的意義を対比しつつ、把握する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第7回 転換期の文学(1) -その継承と変容
中世後期から近世初期にかけて、激動する時代の変化の中で、文学概念が継承と変容の両面性を保持してきたことを概観する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第8回 松尾芭蕉 -生き方としての文学
芭蕉の樹立した文学世界が、後世に広く浸透したのはなぜか。芭蕉が集約した文学観に着目して、再考する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第9回 上田秋成と大田南畝 -言葉の活用
言葉を自在に操ることができることは、文学世界に何をもたらしたのか。上田秋成と大田南畝の二人を通して考える。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第10回 香川景樹と橘守部 -和歌から短歌へ
香川景樹の歌学と、橘守部の歌論書『心の種』を中心に、近代への過渡期の韻文文芸を考察する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第11回 転換期の文学(2) -西欧文学との葛藤
森鷗外・夏目漱石・上田敏を中心に、西欧文学との出会いが、どのような新たな文学を生み出したかを考える。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第12回 幸田露伴 -江戸と東京
幸田露伴の膨大な作品群を、日本文学史の中で位置づけ直すために有効な視点を考察する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第13回 高浜虚子 -近代俳句の確立
近代文学の中で、「俳句」というジャンルの地位を確定するのに重要な役割を果たした高浜虚子について、考察する。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第14回 永井荷風と谷崎潤一郎 -文体の創造
永井荷風と谷崎潤一郎の二人を、「古典と近代」、文体への意識などの視点から捉え直し、位置づけ直す。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)
第15回 日本文学の本質
外国文学の咀嚼と選択、同時代の文学者たちとの交流、時代を超えた文学精神の継承などを通して、日本文学の本質を考える。
担当講師: 島内 裕子 (放送大学教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (日曜)
6時00分〜6時45分
2016年度 [第2学期] (木曜)
7時30分〜8時15分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月29日 (土曜)
2時限 (10時25分~11時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月26日 (木曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2012年度

科目区分:

共通科目

科目コード:

1118080

単位数:

2単位
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