技術経営の考え方(’11)

主任講師: 東 千秋、柴山 盛生

この授業の目標は、いわゆるイノベーションを取込む経営・技術経営とは何か、どのようなとらえ方をするのかなどを知るとともに、広い経営能力を身に着けていくための基礎的な知識を獲得することにある。その概要は、①組織システムの運営②チームワークを良くするためのコミュニケーション能力③職業倫理と職業意識に基づく管理力④現代技術の潮流の理解⑤技術の社会受容性⑥イノベーションを取り込むマネジメント能力⑦技術社会システムの設計力などである。
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各回のテーマと放送内容

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第1回 はじめに
技術経営は、イノベーションを起こし、それを組織に取り込んで組織の目的を永続的に達成することを意図している。開講に際し、授業の目標や科目の構成を解説するとともに、技術戦略、技術経営と組織変革、科学と科学技術、技術の社会連携といった様々な技術経営の視点を紹介する。
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授) 東 千秋 (放送大学名誉教授) 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師) 門奈 哲也 (サッポロビール株式会社センター長代理)
第2回 組織の成り立ちと要素
組織が機能するのは何故だろうか。ここでは、組織は職業によって組み立てられ、職業に課せられた職務によって様々な部門が統合され組織として機能していることを学ぶ。
担当講師: 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師)       
第3回 組織の運営と意思決定  
組織の特性、企業統治、また、組織の意思決定プロセスなど、組織運営の基本となっていることを学ぶとともに、環境変化に合わせて組織を変革する上での課題を取り上げる。
担当講師: 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師)
第4回 職業倫理と組織変革
現代において組織は、永続性とともに行動には市民としての倫理性が求められる。それ故、組織は、絶えず社会の要請を反映する変革が求められる。職業倫理が組織変革に果たす役割を考える。
担当講師: 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師)
第5回 コミュニケーションとリーダーシップ
組織は、組織の様々な分野の職業人の価値観が統合され、結果として社会に財貨やサービスを産出する。組織がこうした機能を果たす上で重要なコミュニケーションとリーダーシップを取り上げる。加えて、全ての職業人には、組織を運営するという視点が欠かせない。
担当講師: 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師)    
第6回 企業文化
企業にはその企業の独特の社風がある。この社風すなわち企業文化はどのように生まれ、また、どのようにしてこの文化を作っていくのだろうか。経営の理念を基に企業目標の設定から社会的役割の達成に向けて、技術管理の視点を含めてどのような企業文化を考えていくのかを学習する。
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授)
第7回 企業と社会責任
自由主義経済から、公共や福祉など社会的な視点が深く入り込んだ経済へと変換している。企業が社会に与える影響、企業の倫理性などを考え、さらに今日関心を集めている、企業統治や環境経営などについて考える。
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授)
第8回 技術開発の光と陰
科学技術の進歩が1700年代後半の産業革命以来急速になった陰に動力の開発にあることから、その動力開発と通信の基盤である半導体電子技術の功罪を考える。さらに、地球の人口は、今や60億人を超えているが、それを可能にしている農業とそこにおける肥料や農薬の功罪について考える。これらを通じて、科学とは異なる科学技術の進歩を考える。
担当講師: 東 千秋 (放送大学名誉教授)
第9回 これまでの技術のライフサイクル
科学と技術の違いを認識し、これまでの技術のライフサイクルを概観する。技術の普及には各段階とギャップがあり、その意味について知る。そして技術とその市場のありようを考え、イノベーションにおけるジレンマを知る。
担当講師: 東 千秋 (放送大学名誉教授)
第10回 これからの技術の視点
これからの技術は、環境保全や資源の枯渇を防ぐなど、持続可能社会を前提とした社会に応える技術と自然科学主体ではなく自然科学、社会科学、人文科学と融合する科学を利用する人間の感性を考慮した技術が主なるものとなるといえよう。しかしながら、「もの作り」の視点は不可欠である。このことを踏まえて、これからの技術の視点を考える。
担当講師: 東 千秋 (放送大学名誉教授)
第11回 技術の社会連携
技術の社会需要の動向を予測し、その波及効果を測定しながら技術開発を行うには、技術の社会連携とそのプロセスの構築が必要である。ここでは、企業における商品開発を中心として、具体的事例を取り上げながら、技術と社会との連携について学習する。
担当講師: 門奈 哲也 (サッポロビール株式会社センター長代理)
第12回 技術革新の歴史
技術経営の大きな目的の一つに、企業にイノベーションを起こし社会や経済の変革を促すことがある。まず、イノベーションについて考え、日本における技術革新の歴史的な過程を概観する。そして、海外から技術を導入した時代から最盛期を過ぎ経済が停滞した時代までを踏まえて、これからの技術革新を展望する。 
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授)
第13回 イノベーションとマネジメントの進化
大きな変革を乗り越えた時期の社史を教材として、イノベーションに対する企業の環境適応や競争への対応を観察し、イノベーションを取込む、或いは、イノベーションを促進する、さらに、職業人を創造的で主体的な生き方へと方向付けし組織へ取り込む、そうしたマネジメントの進化とも言える多様性を考察する。

担当講師: 竹川 勝雄 (北海道大学大学院非常勤講師)
第14回 企業の発展と技術
ここでは、日本の主要な産業を支えたものづくりにおける生産方式の推移を、自動車産業を中心にして分析する。また、その中で、製品の特性を示す製品アーキテクチャ、製品の価値を決める生産管理など生産システムを支える技術や、生産方法による技術戦略について技術的な視点から検討を行う。
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授)
第15回 今後の経済社会と技術管理
技術経営を広く展開する組織における技術管理の進め方、技術管理者にとっての発想、意思決定の方法などをまとめる。そのための技術予測、国際動向、知的財産権などの最近関心が高い話題と技術管理者のあり方を探る。
担当講師: 柴山 盛生 (放送大学客員准教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2016年度 [第2学期] (月曜)
7時30分〜8時15分

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月28日 (土曜)
4時限 (13時15分~14時05分)

開設年度:

2011年度

科目区分:

共通科目

科目コード:

1128213

単位数:

2単位
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