経済学入門(’13)

主任講師: 西村 理

経済学は数学のようにただ1つの正解しかない科目とは違います。たとえば、消費税率を何%にするかを決める場合、大きな政府を望むのか、あるいは、小さな政府を望むのかで税率が変わってきます。ただ、このような議論をするときに、経済学の「見方・考え方」について理解してもらうことを目標にします。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 はじめに ~経済学とは?
“経済”の語源から話を始めて、アダム・スミス、ケインズ、そして現代の経済学までの系譜をたどりながら、どのようなテーマが主に論じられていたかを概観します。そして、「経済学入門」の全体像を簡単に解説します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第2回 市場取引の働きについて
市場で売買取引する理由は、取引が買い手にも売り手にも満足をもたらすからです。この満足感を最大にするのは、競争取引での需要量と供給量が等しくなる市場均衡です。これについて、相対取引と対比させながら明らかにします。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第3回 市場均衡への道
市場が売り切れや売れ残りの状態にあると、その不均衡を調整しようとする力が働きます。競売買や入札による価格調整と在庫や生産量による非価格調整です。この調整の違いが余剰にどのような影響を与えるかを説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第4回 非競争市場の功罪
取引者の人数が少なくなると、市場は非競争的になります。極端なケースが独占市場です。独占価格の設定が総余剰を減少させる社会的損失をもたらすことを明らかにします。これを回避する方法として、望ましい公共料金の価格設定を説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第5回 不揃いの情報
売り手と買い手が同じ情報を共有していない状態で取引すると、逆選択が生じます。何らかの対応策を採らないと、市場取引が行なわれなくなります。これを回避する方法として、シグナリングやスクリーニングの役割について説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第6回 財・サービスもいろいろ
国防・外交などの国益に関わるモノは公共財で、民間レベルで供給されることはありません。また、民間の経済活動に伴って外部性を発生させるケースもあります。この場合には、過剰生産や過少生産になってしまいます。これらの現象について説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第7回 経済力の表わし方
一国の経済力を表わすGDPについて述べた後、GDPの支出面を構成する民間消費や民間投資に影響を与える諸要因について説明します。そして、財政政策や金融政策の効果について投資の利子非対称性などと絡めながら説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第8回 金融のしくみ
企業の資金調達の方法について述べた後、金融仲介機関の役割といろいろなリスクについて説明します。さらに、国際金融市場での為替レートがどのように決定されるかについて考えていきます。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第9回 財政のしくみ
政府の活動は税金を収入源として行政サービスを提供しますが、まず税金の内訳とその使い途について説明します。さらに、政府の赤字を公債発行でカバーする場合の経済的な意味についても言及します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第10回 貿易大国から投資大国へ
日本の貿易構造は、かつて加工貿易を特徴としていました。しかし、日本経済が拡大すると同時に、世界がグローバル経済の方向に進展するに伴って、海外への直接投資による投資収益の割合が増えてきました。このような流れについて解説します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第11回 日本型企業の特徴と行方
生産活動の場は企業です。そして、法人格が与えられた会社の花形が株式会社です。この会社のしくみを説明しながら、会社主義の日本型株式会社の特徴について説明した後、それが維持されにくくなってきた事情について考えていきます。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第12回 雇用市場の変貌
かつて日本経済の強さの源泉といわれた日本型雇用は、高度成長と非競争的市場のマクロ環境を条件としていました。ところが、経済のグローバル化が進むと共に、日本の労働市場も流動化せざるを得なくなった理由を説明します。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第13回 企業の社会的責任
企業に企業市民としての経済活動が求められています。単なる利潤追求の組織ではなく、ステークホルダーとして企業に関連する人たちへの配慮です。そのためには、企業の統治能力が重要になってきます。そこで、企業のあるべき姿を考えていきます。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)
第14回 環境マネジメント
グローバル化に伴いヒト・モノ・カネが自由に移動します。それによって、地球規模での新たな問題が生じてきました。たとえば、地球温暖化や地域紛争による自然遺産や文化遺産の荒廃です。これらの問題への対処について述べます。
担当講師: 西村 理  (放送大学客員教授)
第15回 おわりに ~ゆたかな社会を求めて
ゆたかな社会は成熟した経済、倫理・道徳の普及、自然・文化環境の充実が欠かせません。過去に、先哲たちが目指したゆたかな社会創りに照らし合わせて、ゆたかさの条件と経済学の役割を考えていくことにします。
担当講師: 西村 理 (放送大学客員教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (土曜)
7時30分〜8時15分
2016年度 [第2学期] (木曜)
19時00分〜19時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月25日 (火曜)
7時限 (16時45分~17時35分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月28日 (土曜)
3時限 (11時35分~12時25分)

開設年度:

2013年度

科目区分:

共通科目

科目コード:

1128310

単位数:

2単位
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