児童・生徒指導の理論と実践(’11)

主任講師: 住田 正樹、岡崎 友典

児童・生徒指導を効果的に進めていくためには、児童・生徒の考え方や生活行動を理解するとともに、家庭や地域といった生育環境の状況についても把握しておかなければならない。児童・生徒を理解することは児童・生徒指導の基礎である。この講義は児童・生徒を理解し指導していく上での基礎的な知識の習得を目的としている。
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各回のテーマと放送内容

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第1回 児童期・青年期の社会的位置
児童・生徒は小学校、中学校、高校に所属しているが、そうした学校集団(幼稚園も含む)は、それまでに所属していた家族集団とは大きく異なる。児童・生徒は学校集団をどのように捉えているのか、またそうした集団のなかでどのような状況に置かれるのかについて考える。
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授)
第2回 児童期・青年期の心理的特徴
児童期~青年期は子どもから大人へと心理的な変化も著しい時期である。おおむね小学校低学年、中学年、思春期、中学校後半、高校と、心理的な特徴で区切った各時期について、その特徴と心理的課題について検討する。
担当講師: 伊藤 亜矢子 (お茶の水女子大学大学院准教授)
第3回 児童・生徒理解の方法
児童・生徒指導を効果的に進めていくためには児童・生徒理解のための多様な資料を収集し、さまざまな視点から児童・生徒を理解しなければならない。資料収集の方法、児童・生徒理解の方法について述べ、また実際に教育現場においてはどのような方法が有効なのかを考える。
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授)
第4回 児童・生徒集団の構造
児童・生徒指導は児童・生徒理解の上になされるものであるが、そのためには児童・生徒個人の理解だけにとどまらず、生徒集団をも理解することが必要である。生徒集団は単なる集合体ではなく独自の構造・機能・文化をもつのであって、したがって生徒集団をとらえるためには、その集団的特徴を理解することが必要となる。
担当講師: 田中 理絵 (山口大学准教授)
第5回 教師生徒関係と児童・生徒指導
児童・生徒の学力や学習態度、集団規範は児童・生徒に対する教師の態度やリーダーシップによって大きく異なる。教師の態度やリーダーシップは児童・生徒の学力や学習態度、また学級集団にどのような影響を及ぼすのかについて考える。
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授)
第6回 児童・生徒指導と教師集団の組織的対応
学校内での児童・生徒への支援には、組織的な対応が欠かせない。問題行動についても、個々への対応だけでなく、組織的な対応が有効な場合も多い。特別支援教育や学級経営など児童・生徒指導に関わる幅広い支援も含めて、組織的な対応の必要性と具体例を検討する。
担当講師: 伊藤 亜矢子 (お茶の水女子大学大学院准教授)
第7回 児童・生徒指導と学級づくり
学級は子どもの学校生活の基本的単位であり、児童・生徒指導の中心である。学級を集団として指導(集団指導)するためには「学級づくり」が重要であり、これを学習指導からの側面と学級活動を通しての人間関係の側面から明らかにし、子どもが自立していく過程を事例を通して明らかにしていく。
担当講師: 岡崎 友典  (放送大学客員准教授)
第8回 子どもの心の健康と指導 ~不登校を中心に~
不登校にはさまざまなタイプがあるが、心の健康に関する課題を背後に抱える例も少なくない。不登校に限らず学校内で支援や配慮が必要になる心の健康の課題について、具体的な例をあげて理解と配慮のコツについて検討する。
担当講師: 伊藤 亜矢子 (お茶の水女子大学大学院准教授)
第9回 いじめと非行
社会の急激な変化に伴い、児童・生徒の問題行動の様子も変化してきた。子どもの問題行動への対応は児童・生徒指導の中心的課題であるが、そのためには、問題行動の要因と背景を客観的に検討し、その対応方法について理解を深める必要がある。本章では、児童・生徒の問題行動のなかでも特にいじめと非行の問題に焦点を当てて考えていく。
担当講師: 田中 理絵 (山口大学准教授)
第10回 児童虐待
近年、児童虐待は深刻な社会問題として注目されている。児童虐待防止に関連する各種法制度の整備に基づき、学校および教職員に対しても適切な役割を果たすよう、早期発見の努力義務や関係機関への通告義務などの役割が課されるようになった。本章では、児童虐待の発生メカニズムを理解し、学校に期待される役割について考える。
担当講師: 田中 理絵 (山口大学准教授)
第11回 教育相談と児童・生徒指導
かつて「教育相談」と「生徒指導」は相対立するものとして捉えられがちであったが、児童・生徒理解と個別的な対応、組織的な支援が必要なことは共通であり、両者を厳密に分けずに実践する学校も少なくない。ここでは両者の共通点や児童・生徒指導に生かす「相談的」対応をとりあげる
担当講師: 伊藤 亜矢子 (お茶の水女子大学大学院准教授)
第12回 学校と家庭 ~教師と親との関係~ 
児童・生徒指導は、すべての児童・生徒の人格発達を目指し、学校生活を充実させることを目的とするものであるが、そのためには教師と児童・生徒との関係のみならず、学校と家庭との連携も重要であり、教師にはその中心的役割を果たすことが期待されている。教師と親との関係は、児童・生徒指導体制にどのような影響を及ぼしているのだろうか。
担当講師: 田中 理絵 (山口大学准教授)
第13回 校外指導と地域社会
児童・生徒指導は学校内だけでなく、学校外=放課後の生活においても行われる。子どもたちが生活している家庭・地域環境の実態はどうなのか。校外指導は地域社会の住民組織や教育関係団体・組織と連携しつつ行われなければならないが、その実態と指導上の課題について事例を通して明らかにする。
担当講師: 岡崎 友典  (放送大学客員准教授)
第14回 学校の指導体制
組織としての学校では「校務分掌」として生徒指導主任(主事)が置かれており、生徒指導に関わる「連絡調整及び指導・助言」を行っている。この主任を中心にした学校の指導体制の実態、また学校規模、学校段階、あるいは地域社会による指導体制の違いを事例を通して明らかにする。
担当講師: 岡崎 友典  (放送大学客員准教授)
第15回 児童・生徒指導の現代的課題 
社会の急激な変化にともなって児童・生徒の考え方や行動も多様化し、教師や保護者も今日の児童・生徒を理解することが困難になってきた。こうした状況に対して教師や保護者はどのような対応が可能であり、どのように対処していけばよいのか。またどのような対策が有効なのかについて考察し、今後の児童・生徒指導のあり方を考える。
担当講師: 住田 正樹 (放送大学名誉教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2016年度 [第2学期] (火曜)
7時30分〜8時15分

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月25日 (水曜)
3時限 (11時35分~12時25分)

開設年度:

2011年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1527614

単位数:

2単位
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