乳幼児・児童の心理臨床(’11)

主任講師: 山口 義枝

授業全体の目標として、子どもとの関わりについての考えを深めることを目的とする。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 子どもの心理臨床とは
子どもを理解し、子どもの成長を援助するとは、どのような働きかけなのであろうか。長年子どもの精神的な問題に携わられてこられた児童精神科医の小倉清先生のお話を伺い、子どもに関わる者として大切な姿勢、視点を考える。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授) ゲスト:小倉 清(クリニックおぐら院長)
第2回 乳幼児期の発達を知る
乳幼児期は,生涯の中で最も変化が著しく,なおかつ人格の基礎を作る重要な時期と言われる。ここでは,誕生から就学前までを乳幼児期とし,子どもの発達の特性とその過程を,心理臨床に重要な事柄と共に概説する。
担当講師: 青木 紀久代 (お茶の水女子大大学院准教授)
第3回 児童期の発達を知る
ここでは児童期を小学生の時期とし、子どもを理解するために必要な発達の観点を紹介する。そして、発達の概念が、子どもの心理臨床ではどのように意味づけられるのかを概説する。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授)
第4回 遊戯療法の理論
遊びを方法とした心理療法とは、どのようなものなのか。子どもが自分の心の世界をのびやかに表現するためには、どのような守りの設定を作る必要があるのか。遊戯や行動を通して交流する際の、基本的な概念と実際の遊戯療法について伝える。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授)
第5回 遊戯療法の実際
遊戯療法の具体的なやり取りを知ることで、遊戯療法に実際について理解し、遊びを使った交流の感覚を把握する。遊戯療法の初回は、子どもの未知場面への対応が端的に表われる。また、攻撃性は、遊戯療法で扱うべき大切な感情、欲求の表われである。本章で示す例を参考に、自分ならどのように対応するかを考える。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授)
第6回 箱庭療法の理論と実際
箱庭療法は、日本人の心性に合った優れた心理療法であり、ことに子どもの心理療法機関において多く用いられている。放送教材では、箱庭療法の創始者カルフ女史と、箱庭療法を日本の心理臨床に導入された河合隼雄先生から指導を受けられた、日本箱庭療法学会理事長岡田康伸先生を、京都文京大学心理臨床センターに訪問して、お話をうかがった。放送教材・印刷教材を通して、箱庭療法(Sandplay Therapy)について学ぶことを目的とする。
担当講師: 滝口 俊子 (放送大学名誉教授) ゲスト:岡田 康伸(京都文教大学教授)
第7回 子どもとの関わりの実際(1)  親-乳幼児心理臨床
誕生から三歳前後の子どもの心理臨床は,親子が対象になる。こうした構造の心理療法に関する理論と技法の基礎を学ぶ。また,心理臨床の行われるフィールドの特性や,この時期に特徴的な親の心性についても触れる。
担当講師: 青木 紀久代 (お茶の水女子大大学院准教授)
第8回 子どもとの関わりの実際(2)  発達障害
発達障害についての基本的な特徴を理解する。そして、発達障害の特徴から生じる困難さと、二次的に起こる問題を概観する。また、発達障害の子どもの体験を感じとり、子どもに対する援助で気をつけることを学ぶ。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授)  ゲスト:馬場 裕子(臨床心理士)
第9回 子どもとの関わりの実際(3)  不登校
不登校は子どもの問題のひとつの現れ方である。本章では、不登校になった子どもの気持ち、不登校理解の枠組み等、不登校についての基本的な理解を行う。そして、子どもへの援助、養育者への支援、学校との連携について考える。
担当講師: 山口 義枝 (日本大学准教授)  ゲスト:馬場 裕子(臨床心理士)
第10回 子どもとの関わりの実際(4)  虐待
子どもの虐待について概観する。その一つとして、虐待を受けた子どもに現れる振る舞い方の特徴を知る。そして虐待の実態と支援の方法、およびそれらの背景について学ぶ。また虐待されることで子どもが体験する世界はどのようなものなのか。子どもがさまざまな傷から回復していくために、子どもに関わる心理臨床家は、この問題をどのように考えたらよいのか。こどものためにどのようなことができるのか、例を引用しながら学ぶ。
担当講師: 齋藤 謁 (恵泉女学園大学教授)
第11回 ひとり親・再婚家庭の子ども
近年、ひとり親家庭は母子・父子家庭ともに増加している。ひとり親家庭になった理由は離婚が大半を占めており、離婚の増加に伴い再婚も増加傾向にある。本章では、離別・死別によるひとり親家庭と再婚家庭の現状を概観したあと、このような家庭で育つ子どもたちが抱える心理・社会的問題、および親をはじめとする周囲の大人に求められる子どもへの対応について述べる。
担当講師: 小田切 紀子 (東京国際大学教授)
第12回 教育委員会の活動
放送教材では、神奈川県海老名市教育委員会青少年相談センターを訪問し、所長の上田貴康氏に説明していただいた。放送教材の後半では、スタジオで、新潟県三条市教育委員会子育て支援課の蝶名林稔氏に三条市の子育て支援について、紹介していただいた。本章では、一人ひとりの子どもが生きてゆく基盤作りに取り組む、教育委員会の活動について学習する。
担当講師: 滝口 俊子 (放送大学名誉教授) ゲスト:上田 貴康(海老名市青少年相談センター所長)、蝶名林 稔(新潟県三条市教育委員会)
第13回 子どもの心理臨床の現場
子どもの心理臨床に携わっている臨床心理士の活動の実際を通して、子どもの心理臨床の課題について考える。
担当講師: 滝口 俊子 (放送大学名誉教授) ゲスト:宗田 美名子(臨床心理士)、西澤 伸太郎(臨床心理士)、亀井 洋子(臨床心理士)
第14回 教育場面におけるカウンセリング
中学高校のスクールカウンセリングにおいて、面接の場で語られる幼児期・児童期体験を通して、子どもの育ちを考える。
担当講師: 滝口 俊子 (放送大学名誉教授) ゲスト:日永田 美奈子(大阪府スクールカウンセラー・臨床心理士)
第15回 子どもの心理臨床のこれから
放送教材では、大正大学人間学部臨床心理学科准教授で、心理臨床経験豊かな青木聡(あきら)氏に登場いただいた。河合隼雄先生が所長を勤められた山王教育研究所のスタッフの一方、心理臨床のオフィスを開設し、心理臨床に教育に最前線で活躍しておられる。「乳幼児・児童の心理臨床」最終回の今回は、家族関係、教育環境、社会状況など、子どもが育つ環境が激変している中で、子どもの成長に関わる心理臨床の今後を、思いを巡らせたい。
担当講師: 滝口 俊子 (放送大学名誉教授) ゲスト:青木 聡(大正大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2016年度 [第2学期] (日曜)
7時30分〜8時15分

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月25日 (水曜)
4時限 (13時15分~14時05分)

開設年度:

2011年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1528815

単位数:

2単位
このページの先頭へ