乳幼児・児童の心理臨床(’17)

主任講師: 小林 真理子、塩﨑 尚美

乳幼児期・児童期の子どもと家族に対する心理臨床について、さまざまな支援の考え方や支援の実際についての理解を深める。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 子どもを取り巻く現状と心理臨床
子どもを取り巻く状況は、虐待や貧困、いじめや不登校、災害によるトラウマなどさまざまな問題が山積し厳しいものとなっている。そのような社会に生きる子どもを対象とした心理臨床の領域を紹介するとともに、子どもの援助者として大切な視点や姿勢について考える。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授) 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)
第2回 乳幼児期・児童期の心の発達
乳幼児期から児童期の子どもを対象とした臨床実践においては、心の発達についての理解が必要不可欠である。ここでは心理臨床を実践する上で理解しておくべき、心の発達の諸理論を概説する。
担当講師: 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)
第3回 子どもの心理療法1 遊戯療法
遊戯療法の意義と目的、および、遊戯療法の中で行われるアセスメント、遊戯療法の重要な構成要素である、場所、時間的枠組み、心理的枠組み、用いられる遊具、セラピストの対応について解説する。
担当講師: 吉田 弘道 (専修大学教授)
第4回 子どもの心理療法2 親面接
親面接の目的、親面接の進行過程、子どものアセスメントを行うための情報の収集項目および話の聴き方、親面接を行う場合のセラピストの基本的態度、親のアセスメントのポイントについて解説する。
担当講師: 吉田 弘道 (専修大学教授)
第5回 子どもの心理療法3 認知行動療法
子どものための認知行動療法について、その理論と実践における工夫、ケースフォーミュレーションについて学ぶ。また、子どもの認知行動療法の実際として、不安と怒りへの個別のアプローチとグループプログラムを紹介する。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授) ゲスト:松丸 未来(東京認知行動療法センター)
第6回 子どもの心理療法4 グループアプローチ
グループアプローチは、個人への支援とともに重要な臨床実践である。しかし、グループならではの心性が生じることがあり、グループダイナミクスを意識したかかわりが求められる。さまざまなグループアプローチがあることを知り、システム的見地など、グループ理解を深める。
担当講師: 村松 健司 (首都大学東京教授) ゲスト:塩谷 隼平(東洋学園大学教授)
第7回 トピックス1 児童虐待
児童虐待への対応では、子どものトラウマと心身の発達を見据えた支援が必要になる。子どもとの関係づくりを行いながら、同時に長期的に子どもをサポートする視点を身に付けたい。虐待を受けた子どもの心理的サポートとともに、彼らが自己を成長させうる環境要因について解説する。
担当講師: 村松 健司 (首都大学東京教授) ゲスト:井上 真(横浜いずみ学園園長)
第8回 トピックス2 発達障害
発達障害という概念はこれまで変遷を重ねてきているが、ここでは、2013年に改訂されたDSM-5における新たな診断基準に基づき、発達障害の基本的障害を概観する。また、発達障害を抱える子どもの生きにくさや困難、二次的に生じる問題を理解し支援する重要性を学び、支援の現場におけるアプローチを紹介する。
担当講師: 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)
第9回 トピックス3 ひとり親・再婚家庭の子ども
近年離婚数の増加に伴い、ひとり親家庭や再婚家庭も増加している。そうした家庭で育つ子どもの抱える心理社会的問題についての検討は十分になされているとはいいがたい。ここでは、離婚とその後の家族形態への変化が子どもの発達に与える影響を理解するとともに、その支援についていくつかの実践活動を紹介し、今後求められる支援を考えていく。
担当講師: 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授) ゲスト:福丸 由佳(白梅学園大学教授)
第10回 トピックス4 災害後の子どもの心理支援
災害で大切な人やもの(住み慣れた環境、安全感)を失った子どもへの支援について考える。特に東日本大震災後に行われてきた様々な心理的支援について、実際に関わってこられた支援者の方々からの活動報告も含めて紹介する。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授) ゲスト:冨永 良喜(兵庫県立大学大学院教授)
第11回 臨床現場から1 子育て支援・保育カウンセリング
子どもの心理的問題は、乳幼児期からの微細な問題の蓄積によって生じるものも多い。そうした問題を予防することも、心理臨床の役割の一つになってきている。そのためには、早期にその兆候を発見し対応することが必要である。ここでは、早期発見のために重要な役割を果たしている、乳幼児健診や地域の子育て支援・保育カウンセリングについて概観し、それぞれの現場の臨床心理士の役割について学ぶ。
担当講師: 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)
第12回 臨床現場から2 教育センター・教育相談室
不登校やいじめへの対応、発達障害の可能性のある子どもへの特別支援など、教育センターや教育相談室など教育領域における心理臨床について学ぶ。臨床現場の紹介を通して、乳幼児期・児童期における子どもと保護者への支援、多職種との協働、他部署機関との連携について考える。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授) ゲスト:波田野 茂幸(国際医療福祉大学大学院准教授)
第13回 臨床現場から3 児童福祉施設・児童相談所
施設における心理職は新たに加わった専門職であり、児童福祉臨床において社会的養護の仕組みを知ることは必須事項である。施設における心理職の働き方については、現在いくつかの立場がある。実際にどういった立ち位置を取るかは、施設の状況もあり簡単ではないが、「共同養育」の視点をもとに、他職種(多職種)協働における専門職としての心理職の貢献について理解を深める。
担当講師: 村松 健司 (首都大学東京教授)
第14回 臨床現場から4 小児科・児童精神科
身体の病気や発達上の問題、心身症、精神疾患など、小児科や児童精神科における子どもと家族への心理臨床の実際について学ぶ。臨床現場として、大学附属の子ども医療センターを紹介しながら、多職種によるチーム医療の中での心理士の姿勢や果たす役割について理解を深める。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授)
第15回 子どもの心理臨床のこれから
今日の日本社会は、所得格差や家族の価値観の多様化など、早いテンポで激しい変化が起きている。そうした変化は、子どもの発達にどのような影響を及ぼしているのかを考え、それに伴い多様化する子どもの心理臨床の新たな役割と方向性を探っていく。
担当講師: 小林 真理子 (放送大学准教授) 塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2018年度 [第1学期] (金曜)
13時45分〜14時30分
2017年度 [第2学期] (火曜)
13時00分〜13時45分
2017年度 [第2学期] (金曜)
6時00分〜6時45分[再放送]

単位認定試験 試験日・時限:

2018年度 [第1学期]
2018年8月1日 (水曜)
7時限 (16時45分~17時35分)

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第2学期]
2018年1月28日 (日曜)
1時限 (9時15分~10時05分)

開設年度:

2017年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1529218

単位数:

2単位
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