地域コミュニティと教育(’18)

主任講師: 玉井 康之、夏秋 英房

1)人間の成長・発達といった社会的な作用(教育)を中心的に担う家庭・学校と人間の共同生活の場面としての「地域コミュニティ」との関係を、生涯学習・教育の視点から理解することを目標とする。
2)家庭と学校が地域住民の諸組織や機関との連携協力により、地域社会を教育の視点から再生・創造させるための条件について、全国各地の具体的な事例をとおして、現代日本の教育課題として把握・分析する力量をつける。
3)地域レベルでの教育を担う教育行政関係者や専門職者、また民間の地域教育人材(コーディネーター、マイスター、ファシリテータ等の呼称で呼ばれる)の養成・育成に資するよう、各地で展開している実践事例を取り上げ、地域教育のあり方について示し、履修生が身近な地域コミュニティのなかで実践できる力量を身につける。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 教育・学習環境としての地域コミュニティ
わが国が近代化するなかで地域社会は大きく変容してきた。子どもが成育し生涯にわたり学習する環境として地域社会をとらえ、家庭・学校と地域社会が共同して地域コミュニティを形成していくことを考察する。さらに本科目の構成を概説する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授) 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第2回 生涯学習と地域コミュニティの形成
家庭教育、学校教育、社会教育が、人々のライフステージによって、どのような形で展開していくか。東日本大震災からの地域社会の復興の過程を参照しながら、生涯学習と地域コミュニティの形成の関わりについて考察する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授)
第3回 近代学校の成立と地域コミュニティ
わが国の近代学校の歩みを「学制」施行後、地域社会とどのようなかたちで結び付いてきたかについて、地域共同体=地域コミュニティの視点から考察する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授)
第4回 コミュニティスクール(地域社会学校)と学校・地域づくり
法律改正により、全ての公立学校は学校運営協議会を設置し、コミュニティスクール化することが努力義務化された。このコミュニティスクールに求められる学校と地域コミュニティの関係をとらえ、コミュニティスクールの現代的な役割と可能性について明らかにする。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第5回 教育内容とカリキュラムマネジメント
地域教材から普遍的な学習に結びつける地域探求学習が重要になっている。この“地域”を教育課程に位置づけ、どのようにカリキュラムを横断的・総合的にマネジメントしていくかについて、 学校の地域教育活動とカリキュラム再編を中心に考察する。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第6回 総合的な学習活動と地域コミュニティ
地方においては、地域づくりと学校づくりは一体的な課題となっている。地域づくりをテーマにした学校の“総合的な学習”のあり方と地域への還元の方法、および子どもたちの地域貢献と誇りの育成の必要性とその教育効果について考察する。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第7回 地域コミュニティと地域安全活動
現代社会の原則である「共生」を維持するためには、誰もが安全で安心な生活をおくることのできる地域づくりが不可欠である。それをめざして行われる地域安全活動の意義と課題について、地域教育の視点から具体的に考察する。
担当講師: 岩永 雅也 (放送大学教授) 宮田 美恵子 (放送大学非常勤講師)
第8回 地域と学校の安全教育
自他の安全確保と将来の安全安心の担い手を育成する安全教育は、家庭・地域・学校の中でどのように位置づくのか。子どもの遊び、見守りとしつけ、学校との連携、市民活動、放課後子ども教室など、地域コミュニティの果たす役割について検討する。
担当講師: 岩永 雅也 (放送大学教授) 宮田 美恵子 (放送大学非常勤講師)
第9回 子どもの地域生活と生活体験活動
子どもの遊びはバーチャル化し、自然体験・生活体験機会も少なくなった。また子どもの人間関係も希薄化し、生活技能も低下している。このような中で、青少年自然体験施設を中心にした、子どもの集団宿泊活動・生活体験活動の教育効果と現代的な役割について検討する。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第10回 地域コミュニティの活性化と都市・農村の交流
農山村では山村留学制度を通じて都市の子どもを受け入れる場合も少なくない。都市と農村の子どもが交流することで、地域社会の活性化にもつながる。また都会の子どもは農村の自然環境・体験活動の中で成長している。これらを北海道鹿追町の事例を通して明らかにする。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第11回 地域福祉と教育 ~子供の貧困と家庭教育への支援を中心に~
子どもと家庭にかかわって、福祉と教育にまたがる課題がクローズアップされている。これに地域社会はどのように貢献できるのだろうか。学校などの教育機関や福祉機関と連携した地域住民の取り組みについて考察する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授)
第12回 地域文化の継承と創造 ~地域の芸能や文化活動を中心に~
地域に伝えられてきた生活文化の価値を見直し、新たな文化を創造する活動が、伝統芸能やアート、スポーツなどの分野で展開している。これらの学習活動と地域づくりとの関わりについて考察する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授)
第13回 多文化共生と地域コミュニティの国際化
自治体や民間の手によるさまざまな国際交流事業の実践を検討し、共生社会をめざす教育上の課題を考察する。
担当講師: 夏秋 英房 (國學院大學教授)
第14回 地域コミュニティにおける行政・コーディネーターの役割
地域コミュニティづくりを進めるためにも、まず地域住民や子どもたちが地域を深く知ることが重要である。そのために、教育行政職員や博物館等の社会教育施設職員が地域づくりおよび地域啓発・地域アイデンティティの向上に果たす役割と可能性を捉える。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長)
第15回 地域コミュニティの教育課題と学習社会の構築
地域コミュニティとは、地域エリアのなかで協働性が形成されたコミュニティである。この地域コミュニティは、学校・家庭・地域の協働によって発展していくこと、また地域コミュニティ自体が教育的な役割を担っており、新しい学習社会を作る基盤になることを捉える。
担当講師: 玉井 康之 (北海道教育大学釧路校キャンパス長) 夏秋 英房 (國學院大學教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2018年度 [第1学期] (月曜)
13時45分〜14時30分
2018年度 [第1学期] (水曜)
0時45分〜1時30分[再放送]

単位認定試験 試験日・時限:

2018年度 [第1学期]
2018年7月29日 (日曜)
3時限 (11時35分~12時25分)

開設年度:

2018年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1529242

単位数:

2単位
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