博物館資料論(’12)

主任講師: 佐々木 利和、湯山 賢一

資料とは博物館の根幹を成す存在で「モノ」と称され、近年では「文化財」と呼称される場合が多い。「文化財」は宝物であったり骨董、珍物であったりもするが、博物館ではこれらのほかに実際の生活に根ざした品々も「文化財」である。こうした観点から博物館の資料について考えていく。講義にあたってはそれぞれの博物館・研究所の学芸員、研究者の先生方をゲストにお招きしお話をうかがう。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 博物館における資料とは
博物館における資料の多様性について考える。
各地の特色ある博物館の例で考える。第一回目は日銀貨幣博物館が所蔵する貨幣関係資料と旧大塚盲学校が保管する近世・近代の視覚障害者教育資料について考察する。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第2回 博物館資料を展示する ※改訂回
沖縄県立博物館は2007年11月に開館。開館前に撮影した旧来の資料をいかに陳列するかなどの取材を含めて、博物館のその後の展開を追う。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第3回 博物館資料の修復
博物館で収蔵する資料は損傷があるものが少なくない。装潢師(そうこうし)連盟関西支部にお邪魔して修理の実態に触れ、資料にとっての修理とはいかなることかを学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第4回 大学における博物館
近年旧帝国大学系を中心に大学博物館が設立されている。大学博物館はその教育の中で蒐集された資料類が多くある。それらはどのように整理され、博物館教育に役立てているか、京都大学綜合博物館の例で学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第5回 博物館資料としての古文書
古文書をいかに調べ、展示するかは大きな課題である。ここでは京都・醍醐寺における資料調査の実態に触れ、あわせて古代・中世の文書について考える。
担当講師: 湯山 賢一 (奈良国立博物館長)
第6回 博物館資料としての絵画
絵画資料から何を読み取るか、そしてそれを展示にいかに生かしていくかを考える。
担当講師: 湊 信幸 (東京国立博物館名誉館員)
第7回 博物館資料としての個人収集品
幕末の蝦夷地探検家である松浦武四郎が収集した資料と同じ幕末の鷹見泉石収集の資料を中心に個人の収集品と博物館について考える。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第8回 博物館資料としての「近代文化遺産」 ※改訂回
近年、大きな問題となりつつある近代化遺産の資料性、保存の問題を国立科学博物館の例に考えてみる。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授) 鈴木 一義 (国立科学博物館科学技術史グループ長)
第9回 博物館資料としての考古遺物 -小規模展示施設の模型作り-
考古遺物は発掘されたままか、それを復元した形での展示が多いが、羅臼町立郷土資料館は非常にユニークな展示法を試みている。その方法について学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授) 涌坂 周一 (元羅臼町郷土資料館長)
第10回 博物館資料としての写真
博物館には古い写真類を収蔵するところが少なくない。それの保存、複写、展示等の方法について学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授) 岡塚 章子 (江戸東京博物館学芸員)
第11回 デジタル写真撮影法 ※改訂回
博物館資料は多岐におよぶ。そしてそれぞれにあった撮影の方法について学ぶ。
博物館における資料整理とコンピュータの関係について学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授) 城野 誠治 (東京文化財研究所職員、写真家)
第12回 博物館資料と展示ケース論 ※改訂回
博物館資料は多くの場合、露出展示することはなく、ケースに収めて観客に供するのが通例である。そのケースも近年いろいろな場合を想定して設計されている。モノに合わせてのケースの使用法を学ぶ。
担当講師: 湯山 賢一 (奈良国立博物館長) 内藤 栄 (奈良国立博物館学芸部長補佐)
第13回 博物館資料の調査
日本国内におけるアイヌ民族資料の調査法および近世資料の調査法について学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第14回 博物館資料としての民俗
民俗資料は種類や数が多いだけにその整理や保存法は多岐にわたる。各地の民俗資料の特徴について学ぶ。
担当講師: 佐々木 利和 (北海道大学客員教授)
第15回 民族資料論 -博物館における民族表象-
博物館とは
 1.ものを展示する→イメージを醸し出す
 2.アイヌ民族をめぐる展示を中心に講義を進める
担当講師: 本多 俊和 (放送大学客員教授) 

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (月曜)
21時30分〜22時15分
2016年度 [第2学期] (土曜)
16時45分〜17時30分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月29日 (土曜)
7時限 (16時45分~17時35分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月26日 (木曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

開設年度:

2012年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1554590

単位数:

2単位
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