博物館情報・メディア論(’13)

主任講師: 西岡 貞一、篠田 謙一

博物館における情報の意義と活用方法及び情報発信の課題等について理解し、博物館の情報の提供と活用等に関する基礎的能力を養う。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 博物館情報・メディア論を学ぶ
博物館情報・メディア論のねらいと、その位置づけについて概説する。情報とは何か、メディアとは何かを博物館の視点から定義する。デジタル技術の発達により博物館における情報技術やメディアの活用が増大している。
本章では「博物館情報・メディア論」でとりあげるトピックスを俯瞰的に紹介する。

担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第2回 博物館における情報・メディアの意義
博物館では展示資料に加え文字、画像、映像、音声など様々な形で来館者に情報が伝達されている。博物館はまさに総合的なメディアといえる。本講では博物館において活用されている視聴覚メディアの代表例として、展示映像と音声ガイドを取り上げ、デジタルメディアの特性や、その活様における学芸員の果たす役割にについて学ぶ。
担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第3回 博物館の機能からみた、情報の蓄積と活用
我が国ではICTを活用したネットワーク社会の形成や、知的財産であるデジタル・コンテンツの創生と活用を国家戦略として推進する中で、博物館コンテンツのデジタル・アーカイブ化の推進も明記されている。
 本講では博物館の基本的機能ごとに情報化の流れを概観する。

担当講師: 有田 寛之 (国立科学博物館経営管理部経営管理課計画・評価室係長)
第4回 メディアで学ぶ、メディアを学ぶ 情報教育の意義と重要性
学芸員として来館者に質の高い展示や教育を提供するためには、メディアの特性を理解し使いこなす能力が求められる。本章では映像メディアの表示サイズに着目し、その特性を学ぶ。またインタラクティブメディアの活用やコンテンツの制作についても学習する。

担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第5回 研究部門における情報化 -データベースの構築とその運用-
博物館活動の情報化とは何を意味するのか。本講ではICT社会の中で、研究活動と展示業務、収蔵品の管理といった学芸員の日常業務と情報テクノロジーの関わり、特にデータベースの構築について解説する。

担当講師: 篠田 謙一 (国立科学博物館人類研究部長)
第6回 博物館標本のデジタル化の技法
博物館の活動の中で大きな比重を占め、最も情報技術の導入が期待される、収蔵品や資料のデジタル化やドキュメンテーションについて、現場でどのような導入がなされているのかを解説する。
担当講師: 篠田 謙一 (国立科学博物館人類研究部長)
第7回 デジタルミュージアム
魅力的な展示・教育を行うために、新しいメディアの活用は大きな武器となる。学芸員には先端技術に対する好奇心と情報収集能力が求められる。
博物館・美術館の研究・保存・展示・教育機能を拡大する取り組みはデジタルミュージアムと呼ばれている。本講ではデジタルミュージアムを構成する基本技術を理解するとともに、先駆的な取り組みを題材に、その活用のための方法論を学習する。
担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第8回 デジタル・アーカイブの現状と課題
デジタル・アーカイブは、博物館資料や文化財をデジタルデータの形で記録・保存し、これをデータベース化することにより検索性を付与し、調査・研究や二次利用を可能にするための文化の保存・公開の手段である。デジタル・アーカイブは学芸員自らの研究を支える道具として、そして博物館利用者に対する情報サービスの手段として、学芸員にとって無くてはならない情報通信技術である。本章ではデジタル・アーカイブの意義とその構築の流れを学習する。
担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第9回 博物館における情報通信技術の活用
情報端末の効果的な導入により、視聴覚メディアを活用した多様な利用者のニーズに応える情報提供が可能となる。
 本講では、情報機器の活用や管理、利用者の属性に応じた情報発信の手法について、主に近年の博物館展示における情報端末の活用事例をもとに解説する。
担当講師: 有田 寛之 (国立科学博物館経営管理部経営管理課計画・評価室係長)
第10回 開かれた博物館にむけて インターネットを活用した情報発信
人々と博物館のつながりは博物館の中だけにとどまらない。ホームページによる展覧会の告知はもとより、様々な収蔵品情報や学芸員の研究成果がインターネットを介して社会に提供されている。最近ではSocial Mediaを用いた情報発信・共有も始まっている。本講では博物館における情報発信力を高めるための情報通信技術の活用法を学ぶ。
担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第11回 博物館と知的財産
博物館にとって、知的財産権や肖像権等の保護と活用のバランスを図ることは、重要な課題となっている。情報通信技術の発展により、情報の伝搬スピードと範囲は劇的に拡大した。その結果、博物館の情報収集・発信手段は多様化したが、他方、博物館で取り扱う情報をめぐる法的処理も複雑化し、高度な知識が求められるようになった。そこで、この回では、博物館の業務と著作権を中心に、その問題を考えることとする。
担当講師: 石井 夏生利 (筑波大学准教授)
第12回 博物館と市民をつなぐ情報メディア
博物館が収集した資料からは様々な情報が引き出される。それらは調査研究の成果となってあらわれるだけではなく、展示や教育活動を通して生涯学習という形で社会に還元される。
本講では、博物館の展示や学習支援といった市民と直接つながる事業において情報をどのように活用し社会へ発信しているかについて、具体的事例とともに解説する。
担当講師: 有田 寛之 (国立科学博物館経営管理部経営管理課計画・評価室係長)
第13回 展覧会と情報メディア
展覧会の企画段階から,展示品の決定、会場デザインにいたるまで、現在の展覧会ではあらゆる段階でデジタル技術が利用されており、その傾向は更に加速していくことは間違いない。特に特にVirtual Realityの発展は、これまで標本の展示に限定されていた展覧会そのものの形を変える力を持っている。ここでは展覧会ができるまでの過程を通して、デジタル技術利用の実際を理解し、この技術が将来的にどのように使われていくのかを考える。また、デジタル時代の学芸員に求められる要件についても理解する。
担当講師: 篠田 謙一 (国立科学博物館人類研究部長) 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第14回 常設展示のイノベーション 博物館における情報メディアの活用
これからの学芸員にはデジタルメディアの活用能力と利用アイデアを生み出す発想力が求められる。
本講では、情報技術やメディアを常設展示に取り入れることで、鑑賞や来館者支援に成果をあげている各地の博物館の成功事例を基に、博物館の情報メディアの活用について学ぶ。

担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)
第15回 博物館情報・メディア論の未来
本講ではこれまでの講義で学んだことを総括すると共に、「博物館情報・メディア論」の今後を展望する。情報の活用や発信を目的として、情報技術やメディアを博物館と利用者の接点に応用することに焦点をあて考察する。
担当講師: 西岡 貞一 (筑波大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (日曜)
9時45分〜10時30分
2016年度 [第2学期] (金曜)
8時15分〜9時00分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月30日 (日曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月26日 (木曜)
4時限 (13時15分~14時05分)

開設年度:

2013年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1554700

単位数:

2単位
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