博物館経営論(’13)

主任講師: 佐々木 亨、亀井 修

博物館の管理・運営について体系的に理解し、「博物館経営」という枠組みの中で博物館をみることができるようになります。
併せて、学芸員として博物館経営を実践する際の基礎的な能力を養います。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 博物館になぜ経営が必要か
博物館にとって「経営」は必要不可欠な概念であることと、その特性を説明する。それとともに、博物館の使命、経営資源、ステークホルダーという、経営を考える際に必須となる基本的な要素について考察する。また最後に、この科目全体の構成について紹介する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)
第2回 博物館を取り巻く人々と社会
博物館の価値と公共性について整理した上で、博物館への公的支援の根拠を説明する。併せて、博物館の価値を納税者や社会に広く伝えるための、広報活動の実態と今後を考察する。さらに、博物館の年報と企業のCSRレポートを比較検討し、博物館広報のあり方を検討する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)
第3回 博物館の組織と人材、行財政
博物館が使命を遂行し社会的な機能を果すためには,それに適した制度,組織,あるいは人材が必要となる。博物館に関する一般の人々の認識,それを反映する行財政制度や個別の予算システムも重要な要素となる。それらについて,現状と課題を説明する。
担当講師: 亀井 修 (国立科学博物館産業技術史資料情報センター副センター長)
第4回 博物館倫理・行動規範
博物館には,人類にとって貴重な資料や文化遺産を取り扱い,新しい知識や情報の創造に役立てるといいう使命がある。そのため,博物館関係者には極めて高い職業倫理が求められる。ここでは,代表的な倫理規程とその考え方について紹介する。
担当講師: 亀井 修 (国立科学博物館産業技術史資料情報センター副センター長)
第5回 博物館の経営手法① :マーケティング、利用者調査の手法
マーケティングの定義や基本的な枠組みについて紹介し、博物館で求められている経験について検討する。併せて、博物館利用者の行動や潜在的な期待を把握するための利用者調査について、具体的な事例を紹介する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)
第6回 博物館の経営手法② :使命と評価
実施した事業にどのような成果があったのかを検証し、今後の改善に活かすことは、使命達成に向けて必要なことである。ここでは、博物館に評価が導入された背景、評価の際の使命の重要性、および博物館を評価する手法およびシステムについて紹介する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)
第7回 ミュージアムショップとレストランの経営
博物館活動に必要な諸設備とともに、博物館の機能として経営の一部となっているミュージアムショップやレストランといった付帯施設の今日的在り方について説明する。
担当講師: 山下 治子 (雑誌「ミュゼ」編集長)
第8回 指定管理者制度
2003年の法改正により新たに導入された指定管理者制度は、博物館経営にも大きな影響を与えている。指定管理者制度のしくみと制度導入の現状と課題について、いくつかの事例とともに解説する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)
第9回 博物館における危機管理
生起確率の減少や発生時被害の軽減といったリスク・マネージメントの基本的考え方や、因果関係がはっきりしない事象への対処や予想される損益の評価に対応する意思決定等について、博物館が直面する事象をもとに説明する。
担当講師: 亀井 修 (国立科学博物館産業技術史資料情報センター副センター長)
第10回 博物館における連携① :ボランティア・市民・地域社会その1
博物館運営の充実に欠かせないボランティアや市民、地域社会との連携のありかたについて、歴史系の地域博物館の事例を踏まえて解説する。
担当講師: 竹内 有理 (長崎歴史文化博物館教育普及グループリーダー)
第11回 博物館における連携② :ボランティア・市民・地域社会その2
ボランティア・市民・地域社会といった博物館における連携について、連携・相乗効果・新たな価値の創造といった視点から、科学系博物館での活動事例を中心に説明する。
担当講師: 亀井 修 (国立科学博物館産業技術史資料情報センター副センター長)
第12回 博物館における連携③ :他館、他機関、学協会
他館・他機関・学協会といった博物館における連携について、連携の相乗効果や新たな価値の創造の視点から、科学系博物館の事例を中心に説明する。
担当講師: 亀井 修 (国立科学博物館産業技術史資料情報センター副センター長)
第13回 事例紹介① :海外の博物館経営(イギリス)
博物館経営の重要性が注目されるようになった1980年代後半から現在にいたる、イギリスの博物館経営の取り組みについて、文化政策、経営戦略、資金獲得、社会的役割の視点から解説する。
担当講師: 竹内 有理 (長崎歴史文化博物館教育普及グループリーダー)
第14回 事例紹介② :海外の博物館経営(アメリカの美術館)
アメリカでは多くの博物館が、非営利組織として経営されている。ここでは、非営利組織としての美術館に注目し、美術館経営に際して、最も重要視される使命(ミッション)や経営を支える「アーツ・アドミニストレーション」(芸術運営学)について説明する。
担当講師: 鈴木 一彦 (公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京準備機構プログラムオフィサー)
第15回 事例紹介③ :大学博物館の歴史と経営
大学博物館の歴史と日本におけるその現状を解説する。その上で、1990年代後半より整備され始めた、我が国のユニバーシティ・ミュージアム設置の経緯、その使命、および活動の現状を見ていく。現状については、北海道大学の総合博物館および植物園を事例に紹介する。
担当講師: 佐々木 亨 (北海道大学大学院教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (金曜)
22時15分〜23時00分
2016年度 [第2学期] (火曜)
23時00分〜23時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月25日 (火曜)
1時限 (9時15分~10時05分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月28日 (土曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2013年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1554719

単位数:

2単位
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