韓国朝鮮の歴史(’15)

主任講師: 吉田 光男

韓国朝鮮社会の歴史的な動きを、具体的な史実をもとにして、古代から現在までの時間的経過の中で理解する。日本や中国との共通性と相違性を把握し、東アジアの中で韓国朝鮮がもっていた社会的・歴史的特質を考える基礎を造成する。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 韓国朝鮮の歴史を考えるために
韓国朝鮮の歴史が展開してきた舞台となる地域の諸条件について考察する。韓国朝鮮という概念が人類の歴史始まって以来、存在しているものではなく、時代とともに形成されてきたことを理解し、本講義全体の学び方について論じていく。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第2回 アジアの変動と韓国朝鮮の古代
古朝鮮の建国や漢の郡県設置、高句麗の成長など、朝鮮半島における古代の政治状況と、その中における住民の様相について論ずる。あわせて、神話と史実の関係についても考察する。
担当講師: 井上 直樹 (京都府立大学准教授)
第3回 古代三国の社会と政治
古代国家である高句麗、百済、新羅の社会と政治について、それぞれの独自性と、相互の関係を中心に論ずる。また、それら諸国の文化についても考察する。
担当講師: 井上 直樹 (京都府立大学准教授)
第4回 新羅の三国一統と渤海
高句麗・百済・新羅の抗争は隋・唐・倭をも巻き込んで熾烈化し、やがて新羅が朝鮮半島を支配する。だが、その支配は朝鮮半島北部には及ばず、朝鮮半島北部から中国東北地方には渤海が君臨する。この時期の新羅と渤海の史的展開過程ならびにその文化について考察する。
担当講師: 井上 直樹 (京都府立大学准教授)
第5回 高麗時代前期の社会と政治
後三国といわれる戦乱の時代を勝ち抜いて、高句麗の覇権を掌握した。高麗時代前期の社会的・政治的特色を中央(首都)と地方の関係の中からうかがっていく。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第6回 高麗時代後期の社会と政治
高麗時代後期になると、社会の変化と東アジアの変動を受けて、武臣といわれる新しい権力者たちが台頭する。この時代はモンゴル勢力がアジアを席巻し、高麗もその支配下に入った。国際情勢と国内政治の関係について着目しながら、高麗の歴史的位置について考察する。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第7回 朝鮮時代前期の社会と政治 -文の支配と武の支配-
中国における元から明への王朝交代は朝鮮半島の政治に大きな影を落とした。元と親和的な勢力は衰退し、明との関係に外交の基軸をおく勢力が成長してきた。この中で朝鮮王朝は「武」の力によって権力を掌握したが、王朝成立の早い時期から「文」の力を重視し、明との関係を基礎として安定した支配を成立させようとした。学問の重視は、世宗によるハングルの創制などにつながり、法体系が整備されて王朝支配が確固としたものとなっていくことをみていく。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第8回 東アジアの変動と韓国朝鮮
16世紀末の日本軍(豊臣秀吉軍)と17世紀前半の後金(清)軍の侵入によって朝鮮の社会と政治は大きな痛手を負った。その被害の実態とそこからの回復とあわせて、江戸幕府・清朝との外交関係の安定を見ていく。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第9回 朝鮮時代後期の社会と政治 -中央と地方-
18世紀から19世紀にかけて、韓国朝鮮の政界が両班・士大夫間の権力争いによって揺り動かされたことをうかがいつつ、地方社会における氏族に焦点をあてて社会の変化を検討する。
担当講師: 吉田 光男 (放送大学教授)
第10回 開化への道
19世紀中ごろから朝鮮が受けたウェスタン・インパクトと日本の外交体制の変化にどのように対応したかをみる。「鎖国」の強化から開国への歴史的経緯を理解するとともに、とくに日本・中国との関係がどのように展開し、朝鮮社会にどのように影響を及ぼしたのかについて理解する。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)
第11回 近代改革と国際関係
甲午農民戦争以後、日清戦争、日露戦争を経て、韓国併合に至るまで朝鮮と清・ロシア・日本との関係は大きく推移した。その過程で、朝鮮政府、大韓帝国政府はどのようにして近代国家を形成しようとし、その背景にあるナショナリズムはどのように変容していったのかについて理解する。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)
第12回 植民地支配下の朝鮮① -「武断政治」から「文化政治」へ-
1910年、韓国は「合邦」という名目で日本の植民地となり、朝鮮半島の地は、「朝鮮」と呼ばれる日本の一地域となった。日本の政策によって韓国朝鮮社会にもたらされた変容を、政治・経済・文化とともに検討する。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)
第13回 植民地支配下の朝鮮② -日本の中国大陸進出と朝鮮半島-
1930年代以降、日本は中国大陸への進出を本格化させ、ついに戦争へと至る。その過程で植民地朝鮮は日本にとってどのように位置づけられ、朝鮮社会はどのように変容していったのかについて検証する。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)
第14回 朝鮮半島における南北分断体制の成立
1945年8月、第2次大戦が日本の無条件降伏に終わるとともに、韓国朝鮮は植民地から解放された。しかし、南部には米軍、北部にはソ連軍が進駐し、東西冷戦を背景にした厳しい対立が始まった。1948年、南に大韓民国、北に朝鮮民主主義人民共和国が成立して、いわゆる分裂時代に突入し、朝鮮戦争によって南北の分断は決定的になった。南北で大きく異なる南北社会を比較しながら見ていく。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)
第15回 国際秩序の変動と朝鮮半島
1970年代における南北の独裁体制の強化以降、世紀転換期に至るまでの南北朝鮮の政治・経済・社会について理解する。また、南北を取り巻く国際関係の推移にも注意しつつ、日本との間で抱える課題の歴史的文脈についても考察する。
担当講師: 三ツ井 崇 (東京大学准教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (水曜)
6時00分〜6時45分
2016年度 [第2学期] (土曜)
13時45分〜14時30分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月23日 (日曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月22日 (日曜)
6時限 (15時35分~16時25分)

開設年度:

2015年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1554794

単位数:

2単位
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