日本語概説(’15)

主任講師: 月本 雅幸

第一には現代日本語に関する基本的な知識を習得することであり、第二には現代日本語の元となった古典語との対照により、現代日本語の成立過程について、ある程度の知識を得ることである。そして最終的には、上述のことを通じて日常の言語生活をより豊富なものにしたり、日本語のあるべき姿や将来像を考える際に、説得力を持つことができるようにする。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 日本語の特質
日本語は特殊な言語であると言われることがあるが、近年の研究の結果では必ずしもそうではないとする見方もある。日本語の特質に関する諸問題について述べる。
担当講師: 月本 雅幸 (東京大学大学院教授)
第2回 現代日本語の音韻
国際音声字母(IPA)を使用する際の留意点を解説しつつ、現代日本語の音声(母音・子音・アクセント)について述べる。また、音声と音韻(音素)、音節とモーラ等、言語音を扱うための基本的な枠組みについても述べる。
担当講師: 肥爪 周二 (東京大学大学院准教授)
第3回 日本語の音韻の変遷
語彙や文法と同様に、発音も歴史的に変化するものである。日本語の発音(母音・子音・アクセント)は、現代の日本人が想像するよりもはるかに大きな変化を遂げてきたことが解明されている。古代から現在に至るまでの、日本語の音韻の変遷について述べる。
担当講師: 肥爪 周二 (東京大学大学院准教授)
第4回 日本語の音韻と外来語
語彙や文法などに比して、音韻は他言語の干渉を受けにくい要素であるとされる。しかし古代における中国語語彙、近現代における西欧語語彙の大量移入は、日本語の音韻にも影響を与えずにはいられなかった。それらの外来音の受け入れ方の特徴を中心に述べる。
担当講師: 肥爪 周二 (東京大学大学院准教授)
第5回 日本語の文とその構造
日本語の文にはどのような種類があるか。また、日本語の文はどのように成り立っているか。主語、目的語、述語、主題などと呼ばれている要素のあり方について詳しく述べる。加えて、ヴォイスと呼ばれる文法カテゴリー(受身、使役、可能など)について説明する。
担当講師: 金水 敏 (大阪大学大学院教授)
第6回 日本語文法の諸相:時間表現
日本語の過去、現在、未来の表現はどのようになされるか、また「~ている」のような表現(アスペクト)について述べる。単独の文だけでなく、文章表現や複文における時間関係についても考察する。
担当講師: 金水 敏 (大阪大学大学院教授)
第7回 日本語文法の諸相:モダリティ
日本語の文の成分で話し手・書き手の主観性や、聞き手・読み手に対する態度を反映するものをモダリティと呼ぶ。伝統的に「推量」と呼ばれるものもこれに含まれる。モダリティのさまざまなあり方について考察する。
担当講師: 金水 敏 (大阪大学大学院教授)
第8回 日本語文法の変遷
日本語の古典語と現代語では種々の点で文法現象が異なる。この両者の違いを流れとしてとらえ、古典語から現代語に至る日本語文法の変遷について、学校文法をふまえつつ述べる。
担当講師: 山本 真吾 (白百合女子大学教授)
第9回 日本語の語彙
語と語彙の定義を踏まえて、和語・漢語・外来語といった語種、そして、意味記述の方法、語源といった話題を順次取り上げ、日本語の語彙の主要な問題について述べる。
担当講師: 山本 真吾 (白百合女子大学教授)
第10回 日本語の文字と表記
日本語の文字とそれを使って行われる表記の実態について、古典語と現代語の両方にわたって詳しく述べる。
担当講師: 月本 雅幸 (東京大学大学院教授)
第11回 日本語の文体
日本語の文体の種類について述べ、古典語から現代語へとどのように変遷したかについて詳しく述べる。
担当講師: 山本 真吾 (白百合女子大学教授)
第12回 日本語研究の歴史
日本語の研究は意外に古い時代から行われて来た面がある。各時代の日本人が日本語をどのようにとらえて来たか、その実態に迫る。
担当講師: 月本 雅幸 (東京大学大学院教授)
第13回 方言の形成
方言の形成過程について概説した上で、方言とは何かを捉える。
担当講師: 篠崎 晃一 (東京女子大学教授)
第14回 方言の多様性
方言の実態を捉えるとともに、方言の変化過程を分析する方法について述べる。
担当講師: 篠崎 晃一 (東京女子大学教授)
第15回 現代の方言
21世紀の日本語の方言には種々の新たな現象が発生している。変容する方言の動態を把握し、そこに関わる意識や背景について述べる。
担当講師: 篠崎 晃一 (東京女子大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (月曜)
15時15分〜16時00分
2016年度 [第2学期] (木曜)
16時45分〜17時30分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月27日 (木曜)
4時限 (13時15分~14時05分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月25日 (水曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2015年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1554824

単位数:

2単位
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