生活と化学(’14)

主任講師: 濱田 嘉昭、花岡 文雄

化学物質、すなわち分子の成り立ちとその性質を学ぶと同時に、生活の様々な場面で現れる化学物質についての正しい理解を得ることを目標とする。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 化学が関わる世界
日常生活において、どのようにたくさんの”化学物質”に囲まれあるいはそれらを利用しているかを、改めて見直してみよう。それらは化学物質のさまざまな機能を利用したものである。機能があるとは、他の物質あるいは生物に化学的な性質を通じて働きかけていることでもある。生物、特に人にとっての有益性は、使用法によっては害毒にもなる。これらのことを理解するための化学の基本について学ぶことにする。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授) 花岡 文雄 (筑波大学生命領域学際研究センター長) 
第2回 分子の構造と性質
マクロの物質の性質を発現する基本の物質が分子である。分子の大きさや形、性質を理解するためには、それらが形成された仕組みを知っておくことが重要である。生体分子を理解するための基礎を確認しておく。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第3回 溶液の性質と化学反応
生体内の分子の反応は、主に水溶液中で起こっている。溶媒としての液体の性質を理解しておくことは、その中の分子の性質と反応挙動を理解する上で重要である。特に酸性・アルカリ性、酸化・還元について、基礎的なことを学習する。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第4回 大気環境と化学物質
地球温暖化に関係すると言われる二酸化炭素、オゾン層破壊の元凶と考えられているクロロフルオロカーボン、その他、環境問題に関連する化学物質について、自然環境とどのようなメカニズムで関係するのかを説明する。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第5回 水環境と化学物質
地球上の自然現象に水がどのように関わっているかを、水の物理的、化学的な機構をもとに理解する。また水を汚染する化学物質と規制に関して学ぶ。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第6回 土環境と化学物質
ヒトを含め、地球の陸上生物がよって立つ基盤である、地殻と土壌について学ぶ。地下資源に関して学ぶ。また、土壌に生きる微生物の織り成す生態系について理解する。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第7回 食品添加物の化学
私たちが毎日口にする食品や飲料の多くは、品質の劣化を防ぐため、味を良くするため、見た目を良くするためなどの目的で様々な添加物が加えられている。このような食品添加物にはどのようなものがあり、それらはどのような分子構造をしているのか、またどのようなメカニズムで作用を発揮するのかなどについて学ぶ。
担当講師: 中村 洋 (東京理科大学薬学部嘱託教授)
第8回 香粧品の化学
化粧品や香水は身の回りを清潔にしたり、見た目を美しくしたりすることなどに使用され、特に女性においてはクオリティーオブライフを向上させるのに有用である。ここでは、香粧品の種類、化学構造、作用機構などについて学習する。
担当講師: 中村 洋 (東京理科大学薬学部嘱託教授)
第9回 洗剤の化学
私たちの毎日の暮らしの中で、洗剤は入浴、洗濯、食器洗いなどに欠かせないばかりか、工業製品の洗浄にも大変重要である。ここでは、洗剤の種類と分子構造の特徴、汚れが落ちるメカニズム、人体への影響、排水による環境汚染などについて学ぶ。
担当講師: 中村 洋 (東京理科大学薬学部嘱託教授)
第10回 放射線と化学
放射線とは何か、どのような性質をもち、どの程度、どこにあるのかの基本を確認しておく。さらに、放射線の生体への影響のメカニズム、生体の防御機構について学ぶ。放射線についての正しい知識と、間違った情報に惑わされないことは、現在の日本の私たちにとって特別に重要なことと考える。これらについて学び、考える基本的な情報を提供したい。
担当講師: 花岡 文雄 (筑波大学生命領域学際研究センター長)
第11回 微生物と化学
微生物と人類の付き合いは長い。納豆や味噌などの発酵食品は消化を助け、酒は生活の楽しみをもたらしている。一方で、病原体は人類に大きな恐怖を与え続けている。抗生物質などの医薬品は人類と微生物の戦いの歴史を反映している。生態系での微生物の役割も忘れるわけにはいかない。ここでは微生物の働きを化学の立場から考えてみる。
担当講師: 花岡 文雄 (筑波大学生命領域学際研究センター長) ゲスト : 川松 正孝(発酵学研究者)
第12回 光学活性分子と生命
地球上の生命体を形づくる基本分子のうち、アミノ酸や糖では、鏡像関係にある立体配座のうち、ほぼ1つのみが用いられている。これらの分子の違いは光の偏光面を傾けることのみが異なっており、化学的な性質は同じである。一方で、生体における働きはまったく異なる場合が多い。場合によると、薬と毒の関係にもなる。この光学活性分子に関して、基礎的な事柄、生命との関係を学ぶ。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第13回 タンパク質の働き
タンパク質の構造はどのようにして決められるのか。その実験的方法とタンパク質の動的な姿を紹介する。アミノ酸の配列がどのように自然淘汰されてきたのかについて、進化との関係で考察する。自己防衛、免疫を司るタンパク質についても考えたい。
担当講師: 花岡 文雄 (筑波大学生命領域学際研究センター長)
第14回 高分子が開く世界
天然の繊維は通常の化学結合で結ばれた高分子である。このことがどのような経緯でわかったのか、それを人工的に作るためにどのような努力がなされてきたのかを歴史的に振り返りながら、新たな機能をもった高分子、プラスチックスの生活上の意義を考える。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授)
第15回 知的冒険としての化学
化学は物質を原子・分子のミクロの観点から捉えると同時に、目で見て、手で触ることのできるマクロの物質に関する理解と技術であり、人間の想像力と実践力を確かめる知的冒険の行いであることを紹介する。
担当講師: 濱田 嘉昭 (放送大学名誉教授) 花岡 文雄 (筑波大学生命領域学際研究センター長)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (金曜)
13時45分〜14時30分
2016年度 [第2学期] (金曜)
12時00分〜12時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月23日 (日曜)
2時限 (10時25分~11時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月22日 (日曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2014年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1562690

単位数:

2単位
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