情報化社会と教育(’14)

主任講師: 苑 復傑、中川 一史

情報化社会における教育の現状や課題に関する知識を習得する。 情報技術の応用に関して用いられる様々な新しい用語について基本的な知識を得る一方で、情報技術との関連を通して教育および学習の意味について考えなおす機会とする。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 情報と教育
情報化社会の進展が教育に大きな可能性を拓いているが、教育は情報化社会の発展に重要な役割をもっている。しかしそれだけではなく、情報化社会がもたらす問題にも教育は対処しなければならない。この第1回の授業ではまず、①情報化社会とは何かを整理し、②その教育との基本的な関係を考えたうえで、③とくに高等教育と情報化社会との関係を概観して、第2回から第5回の授業での論点を紹介する。
担当講師: 苑 復傑     (放送大学教授) 
第2回 大学の授業改革と情報通信技術
情報通信技術は、旧来からの大学の組織や授業の方法をより効果的なものとするのに大きな役割を果たす。しかしその一方でそれを促進するためには多大な費用と組織的な努力が必要となる。この授業ではまず、①現代の高等教育の問題点とその改革の方向、②授業のあり方における情報通信技術の活用の具体的な形態、③組織的な授業改革の中での情報通信技術の役割を考える。
担当講師: 苑 復傑     (放送大学教授) 
第3回 インターネット大学
情報通信技術の発展は、従来の組織的な制約を乗り越えて大学がその教育機能を発展させることを可能にしている。それは伝統的な形態の大学に代替するものとして、バ-チャルな大学が可能となることを意味する。この授業ではまず①伝統的な大学の社会的な制約を整理し、②一部の授業をインタ-ネットで配信する大学、③インタ-ネットによって完全に大学教育課程を提供する大学の事例を紹介し、そうした大学についての質保証、社会的認証などいくつかの問題点を指摘する。
担当講師: 苑 復傑     (放送大学教授) 
第4回 大規模公開オンライン授業
2000年代に入ってから、伝統的な研究大学においては、その授業を公開する運動が広がってきた。この授業では、まず①オープンコースウエアと称する公開授業教材(OCW)を取り上げ、②2010年ごろ発生した大規模公開オンライン授業ムーク(MOOC)の実態について紹介し、そして③その背景、MOOCの可能性、そしてその潜在的な問題点を論ずる。
担当講師: 苑 復傑     (放送大学教授) 
第5回 情報化社会と高等教育の未来
高等教育における情報化の発展は、多様な可能性を切り開くものであった。しかし他方で、これまでの高等教育になかった問題点をも作りだす。この授業では情報通信技術の進展とその高等教育への導入が、高等教育にもたらす基本的な課題を、①対面授業を中心とする授業のあり方、②大学を支える市場メカニズムと質保証の枠組みに関して論じ、さらに③情報化社会において必要とされる人間像と学習のあり方について考える。
担当講師: 苑 復傑     (放送大学教授) 
第6回 学校における児童・生徒をとりまく情報化社会への対応
児童・生徒が情報化社会に対応する力を育むには、学校において、情報社会に参画する態度形成だけでなく、言語活動の充実、コミュニケーション力の育成、そしてそれらを支える環境整備も重要になってくる。この授業では、これらを視野に入れて、学校における児童・生徒をとりまく情報化社会への対応について検討する。
担当講師: 中川 一史    (放送大学教授)
第7回 情報化社会と小学校の授業の実際・学校の取り組み
情報化社会への対応とは、必ずしも、インターネットでメールを送ったり、有害情報の対処をしたりすることだけではない。この授業では、学習指導要領に見る情報化社会への対応と小学校の授業の実際および情報化社会に対応する小学校の取り組みについて紹介する。

担当講師: 中川 一史    (放送大学教授)
第8回 情報化社会と中学校の授業の実際・学校の取り組み
この授業では、学習指導要領に見る情報化社会への対応と情報化社会に対応する中学校の取り組み、および中学校での情報化社会に関する授業の実際やカリキュラムのあり方について紹介する。
担当講師: 中川 一史    (放送大学教授)
第9回 情報化社会と高等学校の授業の実際・学校の取り組み
この授業では、学習指導要領に見る情報化社会への対応と情報化社会に対応する高等学校の取り組み、および高等学校での情報化社会に関する授業の実際やカリキュラムのあり方について紹介する。
担当講師: 中川 一史    (放送大学教授)
第10回 家庭・地域における児童・生徒をとりまく情報化社会への対応
これまで学校種による授業の実際やカリキュラムについて紹介してきたが、この授業では、情報化社会への家庭・地域における対応や、研修会・教材の配信等について論じていく。               
担当講師: 中川 一史    (放送大学教授)
第11回 メディア・リテラシーの概要
この授業では、メディア教育によって育まれるメディア・リテラシーという能力の概要について解説する。まず、メディア・リテラシーという言葉の定義について先行研究を取り上げて整理する。また、ICTによるコミュニケーションの変化やデジタルネイティブという世代の登場を踏まえ、ICT時代、あるいはソーシャル・メディア時代のメディア・リテラシーを研究する重要性について検討する。
担当講師: 中橋 雄     (武蔵大学教授)
第12回 メディア教育の歴史的展開
この授業では、時代や社会に応じたメディア・リテラシーのあり方を問い直していく必要があることについて考える。例として、イギリス、カナダ、日本の歴史的な系譜について扱う。また、日本でメディア・リテラシーが注目された理由のひとつといえる情報教育の展開を確認することから、「情報活用能力」の育成を目指す情報教育と「メディア・リテラシー」の育成を目指すメディア教育の接点を探る。
担当講師: 中橋 雄     (武蔵大学教授)
第13回 メディア教育の内容と方法
この授業では、メディア教育が何をどのように学ぶものとして捉えられてきたか、ということについて整理する。メディア教育として学習者が理解すべき内容である「メディアの特性」とはどのようなものか、これまでどのように整理され、どのように学ばれてきたのか、先行研究を取り上げて紹介する。その上で、メディアを活用して子どもたちが表現する授業デザインを探究してきたD-projectの取り組みを事例として取り上げる。
担当講師: 中橋 雄     (武蔵大学教授)
第14回 学校教育におけるメディア教育
この授業では、日本の学校教育においてメディア教育がどのように位置付いているのか解説する。特に学習指導要領における指針、学力テストの内容に見られる位置付け、教科としての実践開発研究の取り組みについて紹介する。
担当講師: 中橋 雄     (武蔵大学教授)
第15回 メディア教育を支援する教材とガイド
この授業では、わが国の学校教育におけるメディア教育が、学校外の機関によってどのように支援されてきたかについて学ぶ。メディア教育用の教材は、総務省、公共放送、研究者など、様々な立場のもとで開発されてきた。これらは、どのような学習内容を取り上げ、どのような方法で学習を促進させようとしてきたのか確認する。また、こうした支援を継続的に行う上での課題について検討する。
担当講師: 中橋 雄     (武蔵大学教授)

放送メディア:

ラジオ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (金曜)
16時45分〜17時30分
2016年度 [第2学期] (日曜)
23時00分〜23時45分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月27日 (木曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月25日 (水曜)
6時限 (15時35分~16時25分)

開設年度:

2014年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1570145

単位数:

2単位
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