労働経済(’12)

主任講師: 松繁 寿和

第一に、労働経済の基礎理論を理解し、労働問題に接近するための経済学的考え方を身につける。第二に、現実の問題に関する理解を深める。第三に、政府やエコノミストが唱える政策がどのような理論・実証的背景を持っているのかを理解する能力を身につける。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。

第1回 労働力 [改訂]
労働力に関する用語や労働市場の状況を捉えるための指標を紹介する。また、指標は、生活のどのような側面を反映しているかを学ぶ。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第2回 賃金と労働供給
労働市場の分析は、労働供給の動きと労働需要の動きによって決定されることを理解する準備として、労働供給がどのように決定されるかを説明する。なかでも重要な要因である賃金と労働供給の関係を考える。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第3回 賃金以外の要因と労働供給
勤労所得以外の所得の存在が、労働供給に与える影響を考える。例えば、宝くじに当たったような場合、労働者の働き方がどのように変化をするかを理論的に考える。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第4回 労働需要
企業が利潤をもとめて行動することにより、労働への需要がどのように導きだされるかを理論的に説明する。労働供給の議論と対比しながら、賃金と労働需要の関係を考える。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第5回 労働時間 [改訂]
労働時間の決定に影響をおよぼす要因を、経済的要因と制度的要因の両方から探る。また、それぞれの要因によってどのようなことが労働市場で起きているのかを分析する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第6回 機械と労働
生産要素としての労働と資本、すなわち労働と機械設備との関係を取り上げる。最初に基礎的な理論を紹介し、その後、機械化がそれぞれの需要にどのような影響を与えるかを議論する。例えば、IT化がどのような労働者の需要を増加させているかなどを議論する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第7回 海外との競争
企業が世界規模での競争を余儀なくされていることに注目し、日本企業の海外移転がどのような影響を日本の労働市場に与えているかを検討する。また、たとえ企業が海外に移転しなくても、生産物の競争によって、間接的に海外の労働価格が国内の労働価格に影響をおよぼすことを説明する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第8回 若者と労働 [改訂]
若者の就労意識の変化や不安定な就労の恒常化などの問題を、労働経済学の視点から供給面での変化と需要面での変化に分けて整理し、どのような要因によってそれらが生じているかを検討する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第9回 女性と労働 I [改訂]
男女間に存在する経済格差に注目し、それがどのように生じるかを考える。また、最近増加している非正規雇用の問題を、特に女性就労の点から取り上げる。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第10回 女性と労働 Ⅱ [改訂]
まず、結婚出産で仕事を辞め家庭に入るという現象を紹介する。また、少子化がどのように進んできたのかを観察し、女性の労働力化との関係を探る。さらに、近年注目されている均等施策や両立支援策を紹介し、どのような効果が期待されているのかを議論する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第11回 高齢者と労働 [改訂]
年功に経済合理的意味を与えた労働経済学の理論も紹介する。一方、そのような人事・処遇制度において生じる高齢者雇用の問題を取り上げる。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第12回 人事制度と労働意欲
まず、人事・処遇制度の中身を説明し、年功的賃金や昇進がどのように生じるかを説明する。また、労働意欲を向上させるための、報酬・処遇制度における工夫も紹介する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第13回 中小企業、開・廃業
まず、日本における賃金の規模間格差を観察する。さらに、開業率や廃業率の推移をみることで、経済の新陳代謝の問題を考える。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第14回 コーポレートガバナンスと労働組合
企業経営におけるさまざまなステークホルダーの存在をみることで、企業は一体誰のものであるかを考える。また、従業員の利益を守ってきた組合を取り上げ、その行動様式を理論的に説明するとともに、歴史的変遷と現在抱えている問題を議論する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)
第15回 格差とセーフティーネット [改訂]
これまでに見てきた各テーマを格差の視点から捉え直すことで、格差が発生しているメカニズムを明らかにする。また、セーフティーネットに関する政策と、その影響を検討する。
担当講師: 松繁 寿和 (大阪大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (日曜)
6時45分〜7時30分
2016年度 [第2学期] (日曜)
15時15分〜16時00分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月30日 (日曜)
5時限 (14時25分~15時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月26日 (木曜)
4時限 (13時15分~14時05分)

開設年度:

2012年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1639137

単位数:

2単位
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