日本政治外交史(’13)

主任講師: 御厨 貴、牧原 出

現在の日本と世界の政治は混沌たる状況にある。だが、過去の政治の歴史は、混沌を生き抜き、これを克服する人々の営みであった。日本の政治史を見渡すことで、21世紀の政治を考える知的滋養を養うことが本講義の目標。 検討中リストに追加

各回のテーマと放送内容

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第1回 日本政治と政治史学
本講義のイントロダクション。明治維新から現代までの日本の政治外交を、様々な視点からとらえなおし、戦前と戦後を比較しながら俯瞰する。日本の政治とは何かを考察し、政治史学の可能性を追求する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第2回 戊辰戦争と西南戦争
明治維新から西南戦争までの明治国家の基礎固めは、どのような特質をもつのか。初期の明治政府の施策、大久保政権、議会開設をめぐる論争を見渡し、明治10年代までの政治指導の質的転換を考えていく。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第3回 日清戦争と立憲政友会の成立
初期議会から日清戦争を経て、立憲政友会の成立に至る過程について、大日本帝国憲法下の藩閥と政党の対立と提携を見渡しながら、戦争と政治の関係を考える。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第4回 日露戦争と大正政変
日露戦争により、朝鮮半島への影響力を確保した日本は、藩閥政治家の桂太郎と政友会との安定した政権授受の時代を迎える。これが、大正政変によって崩れる過程を追跡する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第5回 第一次世界大戦と政党政治
第一次世界大戦の終結後、国際連盟の設立、ワシントン体制による多国間の協調体制が形成された。普通選挙運動を柱とする護憲運動は、本格的な政党政治の時代を生み出した。戦前の政権交代の政党史を振り返る。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第6回 一五年戦争の時代
満州事変の勃発から太平洋戦争までの戦争の時代に焦点を当てて、軍部、官僚制、宮中の変容に留意しつつ、「昭和の動乱」の時代を検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第7回 占領と復興
太平洋戦争の敗戦は、海外の領土を失っただけではなく、国土と経済に壊滅的な打撃をもたらした。アメリカによる占領下で進む民主化と経済復興に焦点を当てて、日本国憲法の成立、朝鮮戦争を経て経済成長へと至る過程で、吉田茂首相の政治指導について検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第8回 日米安全保障条約の改定
占領終結後の政治的混乱は1955年の左右社会党統一と保守合同による自由民主党の結党によって、一時的な「二大政党制」となった。自民党結党を主導した岸信介は、日米安全保障条約の改定によりアメリカとの対等に近い関係を目指した。その政治指導の意義を考える。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第9回 高度経済成長の政治
1960年の池田勇人内閣成立と国民所得倍増計画の策定により、高度経済成長が政府の政策として進められた。河川開発、道路事業、港湾建設などの地域開発が列島を覆う。国土の変貌と政治の変容とを追跡していく。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第10回 佐藤栄作内閣と沖縄返還
池田内閣を継いだ佐藤栄作内閣は7年を超える戦後最長の政権となった。沖縄返還を実現し、高度経済成長の負の成果である公害防止のために環境政策に着手する佐藤内閣を、これと緊張関係に立った大学紛争、革新自治体、司法権との関係で検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第11回 列島改造と保革伯仲の時代
日本列島改造計画を掲げて首相に就任した田中角栄内閣は金脈政変により、保革伯仲の時代を招来した。この時代の自民党政治の特質を検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第12回 地方の時代と東京一極集中
派閥抗争が続いた1970年代後半の自民党政治は、1980年代の中曽根康弘内閣によって、ひとまず安定化する。他方、1970年代には国からは大平正芳首相の「田園都市構想」、地方では独自の政策形成が進む。この国と地方の重層的な政治指導を検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第13回 政治改革と細川護煕内閣
竹下登内閣は盤石の基盤があるかに見えたがリクルート事件に端を発する政治不信を生み出し、それは1993年の細川護煕非自民連立内閣の成立に至る。この冷戦後の政権交代を追跡する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第14回 小泉純一郎内閣と自民党政権の崩壊
橋本龍太郎・小渕恵三内閣を通じて、自民党政権は復権したかに見えた。また、小泉純一郎内閣は、自民党を壊す身振りを示しながら、2005年の総選挙で大勝した。しかし安倍晋三内閣以降自民党政権は急速に失速し、2009年の総選挙で敗北する。橋本行革、沖縄問題、経済構造改革の失敗といった諸課題に対応しえなくなった自民党政権の変質を検討する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)
第15回 「政権交代」の後
1996年に誕生した民主党は、次第に自民党に対抗する党としての影響力を高め、2009年の総選挙で大勝し、政権を組織した。衆議院における小選挙区選挙の積み重ね、デフレ経済、IT化による新しい政治的コミュニケーションの登場の中で、伝統的な自民党政治とは異なる政治が登場する。21世紀の政治はどこへ向かうのか、展望する。
担当講師: 御厨 貴 (放送大学客員教授) 牧原 出 (東京大学教授)

放送メディア:

テレビ

放送時間:


2017年度 [第1学期] (土曜)
6時45分〜7時30分
2016年度 [第2学期] (水曜)
22時15分〜23時00分

単位認定試験 試験日・時限:

2017年度 [第1学期]
2017年7月23日 (日曜)
2時限 (10時25分~11時15分)

単位認定試験 試験日・時限:

2016年度 [第2学期]
2017年1月22日 (日曜)
8時限 (17時55分~18時45分)

開設年度:

2013年度

科目区分:

専門科目

科目コード:

1639188

単位数:

2単位
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